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なんだよ!2(仮)  作者: 剛田豪
第二章 魔王降臨編
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ブラジャーの父

「やっぱりな・・・」

 俺は、以前訪れたことのある宿屋の前に立っていた。

「名前からして、ここだとは思っていたが・・・」

――ブラジャーの母 マダム・ラ・ブーフォンの店――

 看板が変わっていた・・・

 ブラジャーの母ってなんだよ!

 やはり、きっと、あの薄毛オールバックのオッサンが絡んでるに違いない・・・

「ですよねー、あんなモブキャラが登場人物紹介されるのは、おかしいと思っていたんですよ」(カレン談)


「しかし、すごい人だかりだな。少年」

 で、カレンの他に、なぜか、カイコさんも同行しているのだが・・・

 心はおとこ・体は乙女、いやいや、ナイスバディの美人騎士も、やはりブラジャーに興味があるのか?

 何カップなのかな?カイコさん・・・

 今日は、ベ〇ばらのオス〇ルみたいな服装だが・・・うん、大きさと形の良さは隠せません!

「看板に『ブラジャーの母』とあるが・・・なんだ?ブラジャーとは?知っているか?少年」

 知らないで、ついて来たのかよ!

 でも、試着するのでしたら、お手伝いしますよ、カイコさん!


「ああ、ブラジャーというのはですね、女性が着ける下着の事ですよ、カイコさん」

「下着?ふんどしみたいなものか?」

 カイコさんのふんどし姿・・・それは、それで、アリかも・・・

「いえいえ、胸に当てる下着です。えっと、胸の部分だけのコルセットみたいな・・・」

「カレン殿、そなたもしておるのか?そのブラジャーとやらを」

「いいえ、着けてませんよ」

「そうか、着けているのなら、見せて貰おうと思ったのだが・・・」

 うん、俺も見たい。


「ブラジャーって、胸をキレイに見せる矯正下着ですから、元々キレイな胸の私やカイコさんには必要ありませんよ」

「はぁ~?」「あん?」「今、なんか言った?」

 カレンの一言に、周囲の女性たちがオラつき顔で一斉にこちらを見た・・・

「あれ?なんですか?この空気・・・ケントさん、この人たちのシリでも触っちゃいました?」

 触るか!

 お前の無神経な一言に・・・

 いや、なんだ?この殺気立った雰囲気は・・・

 みんな、こめかみや頭にプンプンマークが浮き上がっている!


「建物の中には、いないわ」

「クソっ、逃げたわね、あのエロオヤジ!」

 ん?なんだ?宿屋から何人か出て来たぞ・・・

「もう、頭来たから火付けちゃいましょ!」

「そうね、こんな所、燃やしちゃいましょう!」

 なんだ、なんだ?物騒だな・・・


「待て待て、お嬢さん方、『火を付ける』などと聞き捨てならんな・・・何がどうしたと言うのだ?」

「あ、これは騎士様。どうもこうもないんです!」

「うむ・・・」

「マダム・ラ・ブーフォンは男だったんですよ!」

「マダム?誰だ?」

 ブラジャーすら知らずにここにいるカイコさんはポカーンな様子だが、賢明な読者の皆さまは、もうお気付きだろう・・・

 俺も大体の事は察した・・・


「マダム・ラ・ブーフォンというのは、胸にぴったりの『ブラジャ』を作ってくれると評判のブラジャ・スタイリストだったんです」

「ほう・・・」

「独自の採寸方法で作られたジャストフィットの『ブラジャ』は、口コミで広がって、王都で大人気でした」

「・・・で、その『マダム』とやらが男だったのが問題なのか?」

 カイコさん・・・この人、相当鈍いな・・・

 あ、被害者友の会のお姉さんたち、状況説明ありがとうございます。


「問題なのは、採寸方法なんです!正確な値を知りたいとかなんとか云って、裸にさせられて・・・」

「メジャーで測るだけじゃ飽き足らず、『形や柔らかさも把握する必要がある』なんて言って、胸を揉むんです!」

「女同士だからとか、どうしても必要な行為だとか言って・・・」

「十代の少女から八十過ぎのお婆ちゃんまで、千人以上の女性の胸を揉んだんです!」

 なにぃ!あのオールバックハゲめ!

 てか、守備範囲広すぎ・・・


「な、なんだとぉ!・・・」

 さすがのカイコさんも状況を把握したようで・・・

「千人以上の女性の胸を・・・しかも、ナマで・・・」

 お怒りはごもっともですが、カイコさん・・・ナマって・・・

「なんて、羨ましい!」

 おいおい・・・

「ケントさんって、サイテーですね・・・」(カレン談)

「いやいや!『うらやましい』って言ったのカイコさんだし!」

 あれっ?被害者連絡会の女子たちが、冷ややかな顔で俺を見てる・・・

 だから、俺は、羨ましくなんか・・・

 『ない』と言い切れない悲しい思春期・・・



次話予告

 酔った振りしながら キッスのチャンスを~

 往年の名曲も取り扱いが難しくなる昨今の性犯罪事情・・・

 セクハラ、わいせつ、R15・・・

 デリケートな問題は、ひとまず棚上げして

 そう、これは異世界のお話、コメディは笑い飛ばすのが大人の法則です!

 

次回「私も!」


 いやいやいや、タイトルも特に他意はありません!




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ここが原点!
【PART1】


異世界転生ってなんだよ!
~ゲームやらないアニメ見ないラノベ読まない男子高校生って変ですか?

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『明るい家族計画』
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