ボノボでも3分で解る『なんだよ!2(仮)』
この物語は、ヘタレ主人公を献身的に支える美しく可憐な美少女天使の奮闘記である。
登場人物
ケント:主人公。思春期の冴えない童貞で変態。
カレン様:メインヒロイン。容姿端麗、頭脳明晰、スーパーリアル天使、自他共に認める全世界公認完璧美少女・・・
「ん?おい、カレン、何書いてるんだ?」
「ああ、ケントさん、セクハラなら後にしてくださいネ。私、今忙しいんで・・・」
「誰がセクハラ大魔王じゃ!」
「なんか、ノリノリですね、新しい夜のオカズでも見つけました?」
「チゲ―よ!あの美しい女神さまに魔王討伐を頼まれて、俺は、今ヤル気満々なんだ!」
「やっぱり、チョロ男でチャラ男ですね、ケントさんって・・・」
「そんな事より・・・何を書いてるんだよ」
「そうやって上から胸の谷間覗いても、ポロリなんてしませんからね」
「谷間なんか見てねーし!俺はお前が何を書いてるのかを・・・ん?ボノボ?」
「あれ?ケントさん、ボノボも知らないんですか?」
「ナニそれ?」
「ボノボというのはですね、霊長類のヒッピーと呼ばれ、物事を何でもセックスで解決しようとするエッチなおサルさんたちです」
「なんか知らんが、ボノボとその関係者に謝っておいた方がよさそうだな・・・」
「ま、タイトルに使ってるだけで、ボノボは登場しませんけど・・・」
「えーと・・・『ボノボでも3分で解る・・・』なにこれ?」
「この作品のあらすじと登場人物の紹介ですよ。アホ作者が不投稿で引きこもっちゃって、また、ひと月以上更新してないもんだから、代わりに私が書いてるんですよ」
「不投稿で引きこもり・・・何となくだが、その表現も問題ありそうだな・・・」
「第二章が始まる前に、あれやこれや、まとめておいて方が良いと思うんですよね」
「確かに・・・ん?ヘタレ主人公?冴えない童貞?変態?・・・おいっ!」
「なんですか?ケントさん。今、筆がノッてキテるんで、余計なチャチャ入れないでくださいな」
「いやいや、俺の紹介それで終わりかよ!」
「タイトルが『ボノボでも解る』ですから簡潔にしないと、それに旧主人公の男子高校生の話なんか、誰も喰いつきませんよ」
「なんだ?その旧主人公って?『旧』ってなんだよ!」
「第一章の反省というか、失敗を二度と繰り返さないように、第二章は超天才完璧美少女=魔女っ娘カレン様を新主人公にして・・・うん!プ○キュア的な展開にすれば、幼気な少女やアキバ系キモオタという新たな読者層も獲得できますね!」
「プリキュ○とキモオタが繋がるというのが理解できんが・・・」
「ああ、なんかノッてキター!やっぱ、私みたいな天才が執筆しないと・・・」
あらら・・・この女、また物凄い勢いで、本文書き始めたぞ・・・デジャヴか?
「うん、タイトルも変えた方が良いですね。ただ、急な変更はリスクが高そうですし・・・あ、『なんだよ!2(仮)』の『(仮)』を取っちゃって、代わりに『超』を入れましょう!『超』の読みは【スーパー】ってことで・・・」
こらこら、タイトルにまでパクリを入れるな!読者にゲゲゲ!って言われるぞ!
「なぁ、カレン、勝手に本文書くのはいいが、登場人物紹介はどうなったんだよ?」
「なんですか?ケントさん。今ノリノリなんで邪魔しないでくださいな」
「いや、だからさ、『ボノボでも3分で解る・・・』は?」
「もう!ケントさんたら、ボノボ、ボノボってうるさいですね!そんなにセックス好きのサルが気になるんですか?」
「いや、そうじゃなくって・・・」
「仕方ないですね、はい、これがボノボです」
うわっ!このアホ!魔法でボノボを出しやがった!しかも二匹も!
「右がオスのオリバー君で、左がメスのシャーロットちゃんです」
おいおい、大丈夫か?その名前・・・
「私は執筆で忙しいので、ケントさんはこの子たちと遊んでてください。知能レベルはオリバー君たちの方が上かもしれませんが、きっと合わせてくれますよ」
遊んでろって言われても・・・合わせてくれる?ん?
俺はチンパンジー以下か!一般人並みの知能は持ってるぞ!
しかし・・・どうするんだよ?このボノボ・・・
いきなり交尾とか始めないよな・・・
ん?なんだ?一匹が俺の足に絡みついてきた・・・
メスの・・・シャーロットちゃんだっけか?
俺に懐いてきてるのか?うん、なんか可愛いな・・・
って、あれ?もう一匹、オスはどこ行った?
「ギヤーっ!」
カレンが悲鳴を上げた。
オリバー君(♂)が魔女っ娘の背後からヤツの乳を鷲掴みにしていた。
「ケントさん!やめてください!また、カエルになりたいんですか?」
「俺じゃねーよ!どう見ても、お前の乳揉んでるの猿の手だろ!」
「いや~ん!離して!」
ボノボの事を詳しくは知らんが、チンパンジーの握力は人間の倍以上あるらしい。
おそらくオリバー君(♂)は、じゃれているのだろうが、カレンには振りほどけまい。
「もー!このエロエテ公!離しなさいよ!アンタなんか魔女の呪いでカエルにしてやる!」
カレンがオリバー君(♂)ともみ合って・・・いや、オリバー君(♂)が一方的に揉んでいるのか?
とにかく、カレンの魔女っ娘コスが、はだけてポロリしそうだ・・・
グッジョブ!オリバー君(♂)!
「もう!こんな時にエロいこと考えてないで、助けてくださいよ!ケントさん!このままじゃ、私、ボノボに犯されちゃいます!純潔奪われちゃいますよ!」
何が純潔だ!普段エロい事ばっか考えているのはお前の方だろ、カレン。
行け!オリバー君(♂)!ポロリしちゃえ!
「ははは、カレン、オリバー君(♂)は、ただ、じゃれているだけだろ、いくらボノボがエッチなサルだからって、人間相手に・・・んっ!」
へ?
あれっ?
シャーロットちゃん(♀)の口が・・・俺の唇に重なって・・・
ええ?
なにこれ?
シャーロットちゃん(♀)が俺にキス?
「ケントさん、いくらチューしたいからって、遂に選択肢を人間以外にも広げちゃいましたか・・・」
「ち、ちが・・・」
ヤバっ!シャーロットちゃん(♀)の顔が離れない!
ボノボ力強すぎ!
ん?
おいおい!ウソだろ!舌入れてきた?
いやーっ!俺の初チューが!
「イヤーッ!助けてケントさん!このサル、発情してます!」
カレン!俺の方こそ助けてくれ!
シャーロットちゃん(♀)の熱烈なディープキスが・・・
「キャー!オリバー君(♂)のギンギンのXXXが!」
カレン!助けて・・・息が・・・苦しい・・・
「ギャー!オリバー君(♂)が私の目の前でXXXXし始めちゃいました!ケントさんのよりデカいXXXを、私の顔の前でXXしてます!」
た・・・助けて・・・
「いや~ん!」
ピッ・・・
――― 一時停止 ―――
皆さま、こんにちは。突然の登場をお許しください。王室直属の諜報員ジェームスでございます。
これ以上の描写は、なろう的にNGと判断して自粛させていただきます。
また、作中のボノボ様の描写は、フィクションであり、実在の類人猿・団体等とは一切関係ございません。
ちなみに、ボノボは知能が高く、争い事を好まない平和的な霊長類であると、私の手帳には記載されております。
尚、次回からは真面目に第二章をスタート・・・
はい?
登場人物紹介はやらないのか?
ですか・・・
うむ、わかりました。第二章を始める前に、アルカンタ王国諜報部責任監修のもと、ビシッと美しい分け目のような人物紹介を投稿いたしましょう。
このジェームスが七三分けに誓ってお約束いたします。
では、また・・・




