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なんだよ!2(仮)  作者: 剛田豪
第一章 完結編
39/68

ヤマトスサノヲ七変化

 真っ暗だった。

 暗闇の中を漂う俺・・・

 なんだこれ?

 導入部分、前回と一緒じゃん!

 えっと・・・そうだ、俺はシスター・ジルの必殺技『谷間固めボイン・デスロック』をキメられ

 失神KOされたんだっけ・・・


「あ、目が覚めましたね、ケントさん」

 お、カレン・・・なんだ、もう魔女っ娘コスに着替えてるのか・・・

「まったく、あんな幸せそうな顔で失神してる人、初めて見ましたよ」

 そう言いながらカレンは、例の『サルでもわかる魔術入門』を読んでいる。

 なぜ?今さらそんな本を?

「ああ、これですか?調べてるんです」

 何を?

「記憶消去と変態を去勢できる魔法が載ってないかなって・・・」

 おいおい、記憶消去はともかく、去勢は勘弁してくれ!


「あれ?シスター・ジルは?」

「シスターなら、カエル化したエロボケ司祭プリーストを人に戻すために礼拝堂へ行きましたよ」

「まさか、リズ姫を呼んであるとか?」

「いえ、聖水と祈りで呪い解除できるらしいです」

 へぇ~・・・って、人としての尊厳を捨てた唾液プレイ必要ないじゃん!

「まぁ、モチは餅屋ってことですかね」

 くそ・・・納得いかん・・・


「ところで、あのエロボケ司祭、マルコはお前に何をしたんだ?」

「あのクソジジイ、私が沐浴室で体を清めている所を覗いてたんですよ!」

 なるほど、でもそれだけじゃカエルにはならないんじゃ?

「だから、火炎魔法をお見舞してやったら、『熱い!』とか言って湯舟に乱入して、どさくさに紛れて乳は揉むは、尻は撫でるは、もうサイテーでした」

 ふむ、さすがマルコ。転んでもタダでは起きないな。

「まったく、カエルの姿にしたくらいじゃ、収まりつきませんよ!後でたんまり賠償金ふんだくってやる!・・・って、あれ?」

 ん?どうした?カレン・・・

「ケントさんって、マルコ司祭と面識ありましたっけ?」

 あ・・・

 本来なら、この時点で俺とマルコはまだ会っていない・・・

 なんだ?これ?


「どうやら、先程の御主おぬしの行動で、世界線が変わってしまったようじゃの」

 後光を纏って爺ちゃん神が現れた。

「か、神さま!」

 あの、いつも上から目線の高飛車魔女っ娘が「ははぁーっ」と床にひれ伏した。

 どうせなら、女神さまのお姿で降臨してもらえないですか?


「おお、カレンよ、ちゃんと修行しているかね?」

「はい、ド変態勇者のエロい視線やセクハラにも耐え、精進しております」

 おいおい、土下座しながら人をディスってんじゃねー!

 うむ、神様が少年の姿に変わったってことは・・・よし!次は女神さまだな!

「そうでちゅか、これからもがんばるんでちゅよ、ばぶー」

 赤ん坊になった?ばぶーってなんだよ!

 早く女神出せよ!


「ははーっ!勿体なきお言葉」

 時代劇みたいなセリフだなカレン・・・

 てか、神様の姿が日本神話風に・・・

 スサノヲノミコトとかヤマトタケル的な、ツインテールを更に縛ったような髪型に・・・

 同じロン毛なら、やはり欧風女神爆誕の方が・・・

「うむ、世界線の変更については、左程気にせんで良い」

 はい?誰も質問してませんけど・・・

「おお、すまぬ、心を読んで質問に先んじて答えてしまった」

 心を読めるんだったら、ぜひ、女神さまのお姿を!


「まぁ、なんじゃ・・・その勇者殿の記憶は、程なく深層心理に沈んでゆくじゃろうて・・・」

 あれ?一周しちゃった・・・またジジイの姿になっちゃった!

 ・・・って、アンタ誰?

 あれ?神様?だっけ・・・

 あれ?見覚えのある顔?

 いや、知らないぞ・・・

 なんだ?思い出せそうで・・・思い出せないというか・・・

 いや、こんなジジイとは初対面だ。会ったことなどない・・・はず?


「ほらね、これで軌道修正完了だね」

 あれ?今度は少年の姿に・・・一体何者なんだ?

 軌道修正って何?

「誰?お前?」

「な、なんて不遜な!ケントさん、このお方は神様ですよ!いくら変態でも失礼すぎますよ」

 土下座のまま人を変態呼ばわりするカレン。

 神?だと?こんな子供が?

「ケントさんが『不審者』なのは仕方ないですけど、『不信心』すぎますよ!」


「さぁ!勇者よ!冒険に旅立つがよい!エル・プサイ・コングルゥ!」

 えるぷさい・・・なんだって?

 う~ん・・・どうやらこの少年は神様のようだが・・・

 なんだろう?なんか引っ掛かる・・・

 さっきから教科書か何かで見た『ヴィーナスの誕生』って絵画が脳裏をぎるんだが・・・

 それに、この後、魔王城に行く羽目になりそうな気が・・・

「それは、勇者殿の予知能力が優れているせいよ」

 おおっ!これは、紛う事なき女神さまっ!

 神々しい全裸の美人神の降臨だ!

「でも、未来は何も確定していないわ。あなたが真っ白なキャンパスに冒険譚を描いて行くのよ!」

 ああ、こんな美しい女神さまに会えるなんて!この異世界に来て良かった!

「さぁ、勇者ケントよ!魔王を倒し、この世界を救いなさい!」

 は~い!ヨロコンデ!

 女神さまの為なら、たとえ火の中水の中!魔王城でもどこでも行きます!

 魔王ボコボコにしてきま~す!


 その時、俺には聞こえなかったが、土下座したままの姿勢でカレンが呟いていた。

「ケント、チョロすぎ・・・」


           第一章 悪魔の館編 『完』




次章予告

 遂に、やっと、あ~やれやれ・・・

 次回より第二章に突入!(予定)

 展開予測不能。

 話数不確定。

 笑いと下ネタ20%増量。(※当社比)

 怒涛の『魔王降臨編』!

 乞う、ご期待!


 あ、タイトルは未定です・・・

 まだ書けてないんか~い!



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ここが原点!
【PART1】


異世界転生ってなんだよ!
~ゲームやらないアニメ見ないラノベ読まない男子高校生って変ですか?

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part1 第21部
『明るい家族計画』
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