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なんだよ!2(仮)  作者: 剛田豪
第一章 完結編
35/68

にーべるんぐ

「ひぃぃぃ!」

 ドラゴンと目の合った俺は思わずコタツから飛び出した。

 座ったまま後ずさりした俺の後頭部に何やら柔らかい感触が・・・

 こ、これは!・・・

 乳だ。

 俺は、恐怖に慄き身を寄せ合う美女四人の中に飛び込んでいた。

 この感触、この大きさは誰だ?いや、誰のだ?

 よし、振り向いて確認せねば・・・


 そんな俺の頭を鷲掴みにして押し返す奴がいた。カレンだ・・・

「ちょっと、ケントさん!何どさくさに紛れて、サキュバスにセクハラしてんですか!」

 セクハラって、驚いてコタツから飛び出したら、たまたまそこに乳があっただけで・・・

 とにかく、誰の胸か確認させてくれ!

 振り向こうとする俺を両手で阻止するカレン。

「こんな時にエッチな事考えてないで、あのドラゴンをどうにかしてください!」

「どうにかって?どうすんだよ?」

「退治するとか、犠牲になって食べられるとか、いろいろあるでしょう!」

「退治?無理無理!食べられる?なんで!俺、主人公なんですけど!」

 くそー・・・頼むから後ろを向かせてくれ・・・後ろの正面誰の乳?


「あ!私たちが裸エプロンなのをいいことに、ビビったふりして後ろにまわろうとしてますね、ケントさん!」

「うわっ!ケント、サイテー!」

「やだ、ケントさんがそんな人だったなんて・・・」

「いや、ボクは前からそんな奴だと思ってたけど」

 いやいや、さすがにこの状況でそんなマネは・・・

 でも、いい眺めなんだろうなぁ、きっと・・・


「てか、みんなどうしてそんなにビビってんだよ!そんなにヤバいのか?ドラゴンって?」

「ヤバいに決まってますよ!だってドラゴンは、魔力大好きですから!」

 魔力大好き?

「魔力を持ってる人間や、魔物なんかを喰うんです!」

「特に、魔女やサキュバスが大好物なんだ・・・ボクはインキュバスだけど・・・」

 あのいつも何事にも動じないアルプさんがこれだけビビってるってことは、マジでヤバいかも・・・


「あの・・・お取込み中、大変申し訳ないのですが・・・」

 ど、ドラゴンが喋った!

 てか、なんか普通・・・そこいら辺にいる常識あるリーマンみたいな話し方だけど・・・

「ここは、何処なのでしょう?冥界なのでしょうか?」

 冥界?なんだそりゃ?

 とりあえず、なんか答えないと、ドラゴンの機嫌損ねて喰われちゃたまらん・・・

「えっと、ここは俺の、いや、僕の認識世界・・・だそうです・・・はい」

「認識世界?ですか・・・」

「ええ、だからほら、こんな可愛いサキュバスさんや魔女っ娘に裸エプロンになってもらえるんです」

「ちょっと!ケントさん!魔女っ娘とか言わないでください!」

「ケントったら、私たちを犠牲に自分だけ助かろうとしてる?サイテー!」

「ケントさんが、そんな酷いゲス男だったなんて・・・」

「ボクはインキュバスだけど・・・」


「はぁ・・・仰る意味がよく分からないのですが・・・」

 ドラゴンが首をひねった。

 てか、俺自身、この世界が夢か現実か分かってないのに説明できるわけねー!

「で、ですよねー・・・じゃあ、ここは何でも知っている『魔女』のカレンさんに説明してもらいましょう!」

「だー!『魔女』ゆーなー!」

 カレンは、俺の後頭部を思いっきりひっぱたいてから、軽く咳払いをして説明を始めた。

「えっとですね、今、視界に広がっている風景は三次元の世界です。これに、時間軸が加わると現世、人間たちが暮らす世界になります」

「はい」

 頷くドラゴン・・・真面目そうだ・・・

「ですが、視野の左端に『一時停止』の表示が見えますよね。つまり、私たちは現世から時間軸を外した三次元より更に投影元の二次元に近い所にいるという事です」

「はぁ、なるほど」

 ええ!ドラゴン納得?

 てか、何?『一時停止』の表示って?

 あ、視野の隅っこに『 || 』なマークがある・・・なにこれ?

「何言ってるんですか、ケントさん、あなたが一眼連写する時、リモコンの一時停止ボタン押してたじゃないですか」

 え?俺が?

 どうりで、俺がジャンプしてから中々落ちてこないと思った・・・

 って、話がグダグダすぎて先に進まないからって、そんな設定無理あるだろ!

 後付けサクサクのご都合主義すぎだろ!


「わかりました。時間軸が分離している点では冥界に近い世界ということですね」

 え?マジで?あんな説明で理解しちゃったの?ドラゴン!

「ナニ?ケントわからないの?」

「ミンコフスキー時空を例えにした良い説明だったじゃないですか」

 あれ?スクプちゃんも、エムプさんも理解してるの?

「ツイスター理論の応用だよ、ケント」

 え?アルプさん、ナニ理論?

 右手青とか左足赤とかそういうヤツ?

「まぁ、なんたってヤンキー校出身ですから、ケントさんは・・・」

 ちょっと待て!分かってないの俺だけ?

 え~ん!助けてドラ○も~ん、みんながアホを見る目でぼくを見るよー!


次話予告

 分かりにくいタイトル。

 分かりにくい内容。

 取って付けたようなご都合主義。

 それでも、物語は強欲に進んで行く。


次回「鼻輪物語」


 尚、駄作者は数学や物理がとても苦手です・・・

 作中の理論や科学的考察は、あくまで登場人物の説であり

 全くのデタラメです。

 で、『完結編』が完結するまで、あと何話?



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ここが原点!
【PART1】


異世界転生ってなんだよ!
~ゲームやらないアニメ見ないラノベ読まない男子高校生って変ですか?

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part1 第21部
『明るい家族計画』
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