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なんだよ!2(仮)  作者: 剛田豪
第一章 悪魔の館編
3/68

異世界万歳!

 まぁ、気軽にお読みください。

 さらっと流して、クスッと笑う・・・そんな作品です。


 ええ、さらっと【ブックマーク】でもして・・・

 いやいや、そんなに重く考える事ではありません。

 気楽に【ブックマーク】・・・ちょこっと【ブックマーク】を押すだけです。

 え?強要?いえいえ、そんな・・・

 ただ、【ブックマーク】されたほうが、便利かなぁって・・・


 なに?ただでさえ少ない【ブックマーク】が、また減った?

 あらら・・・


 てなわけで、『第一章 第二話』スタートです。




 王都には、円形の街をぐるりと囲む壁がある。

 『みやこ』というだけあって、セキュリティが厳重なのだろう。

 不審な者や魔物たちの侵入を防ぐため、数か所ある出入り口には常時門番が立っている。

 俺が雇われている宿屋は、その防壁の程近い場所にある。街外れだ。


 だが、この宿屋兼居酒屋、『ノブネコ』は、繁盛して・・・

ブー!ブー!ブー!【警報】!パターン青!

【警報】著作権に抵触する表現を感知しました。

【警報】著作権に抵触する表現を感知しました。


――PAUSE~一時停止―― 

――巻き戻し――

――削除――


ピーピーピー・・・【警報解除】書き換えが完了しました・・・

――再生再開――


 だが、この宿屋兼居酒屋は、繁盛している。

 宿屋の方は、滅多に満室とはいかないが、居酒屋は連日大盛況だ。

 なにせ、ここは、リリスちゃんのママと三人の姉、

 美人女将と美人三姉妹がいる店なのだから。


「ケントさ~ん!大生三丁、ご注文いただきました!お願いしま~す!」

「はい!ヨロコンデ~!」

 俺にオーダーを伝えたのは、長女のエムプさん。

 長い髪が美しい正統派美人。

 居酒屋勤務中は、ポニテにしているが、また、その『うなじ』がイイ!

 王道中の王道ド真ん中、超絶キレイなお姉さんだ。

 『キレイなお姉さん』は、好きですか?だと!

 嫌いなヤツがいるわけない!いたら、教えて欲しいものだ!

 年齢は・・・二十歳くらいかな?

 俺は、女性に年齢を聞くようなヤボテンではない。

 ああ、この『お姉さんっぽさ』が、たまらん!


「ケント!料理上がってるから、頼む!」

 厨房から声を掛けてきたのが、次女のアルプさん。

 俺より、ちょっと上?高校の先輩かOGみたいな感じだ。

 短い髪に、端正な顔立ちは、少しボーイッシュ。

 性格も気が強そうな男前タイプ。

 店では調理担当で、ほぼキッチンにいるのだが・・・

 室温の高い厨房で汗をかき、薄手のシャツが体にフィット・・・

 ごちそうさまです!

 どんぶりで三杯以上イケます!

 いいね!ブラジャーというものが存在しない時代設定。

 異世界万歳!異世界最高!


「もう、ケントったら、鼻の下伸びっぱなしだし!」

「あいててて・・・痛いよぉ、スクプちゃん」

 イガグリ頭の弟を戒める国民的長寿アニメの主人公のように、

 俺の耳を引っ張るのは、タメかちょっと年下っぽい三女。

 この子もまた、超カワイイ!

 クラスの一番人気確定!いやいや、全校ナンバーワン!

 彼女の顔を見にやって来た他校の男子が、校門前にわんさかってとこだ。

「ちゃんと仕事してよね!べ、別にヤキモチとかじゃないんだから!」

 ああ、この匂い立つようなツンデレテンプレ・・・

 リアルで聞かされるとは、夢にも思わなかったぜ!

 異世界最高!ツンデレ最高!


「あらあら、スクプ、ケントくんに意地悪しちゃダメじゃない」

 この優しそうな笑顔は、この店の女将、みんなのママ、スドさんだ。

 娘たちの年齢からして、アラフォーなんだろうけど・・・

 大丈夫です!

 全然イケます!

 大人の女性、大歓迎!むしろ、憧れます!

 ああ、小娘にはない色気。酸いも甘いも色々知ってる経験値・・・

 嗚呼、未亡人最高!


 ええ、リリスちゃんのパパ、スドさんの旦那さんは、リリスちゃんが生まれて間もない頃に亡くなられたそうで・・・

 死因とかそういうのは、聞いてません。

 でも、お父さんには感謝です!

 こんな美人の娘たちを『この世界』に残してくれて・・・

 安心してください。天国のお父さん。

 僕が、娘さんたちを、そして、スドさんを守ります!幸せにしてみせます!


――なにを浮かれちゃっているんですかね?このヤンキーは・・・――

 ん?

 誰だ?

 いや、どこかで聞いたことのある声だ・・・

 辺りを見回したが、誰も俺に話しかけてはいない。

 空耳か?

 でも・・・いまの声・・・


「いらっしゃいませ!」

 エムプお姉さんのきれいな声に、思わず振り向く俺・・・

 おおっ!

 女勇者さまのご来店だ!

 うわ~!エロい!

 なんだろう?防具として大丈夫なのか?その露出の多いアーマーは・・・

 でもって、この方も、お美しい・・・

 一緒に入って来たあの耳の長い・・・エルフだっけか・・・

 この銀髪の子も滅茶カワイイ!

 ホント、この世界は美人で満ち溢れている!

 いいぞ!異世界!ファンタジーワールド万歳!


――ふん、あれだけ日本に帰りたがってたくせに・・・――

 ん?

 まただ・・・

 また聞こえる。これはアイツの声・・・


「ケントさ~ん!ご新規二名様にオリジナルカクテル二丁です!」

「は~い!大喜びで!」

 そうだ。俺は今、この異世界で平穏に暮らしているんだ。

 きっと、幻聴だ。

 過去も前世も忘れよう。

 俺は、今を生きる!

 この、ハーレムのような素晴らしい日常を!


「お待たせいたしました!お嬢様方。当店自慢のオリジナルカクテルです」

「おお、美味そうだな」

「すご~い!きれいな色!」

「ありがとうございます。美しいお客様のために、腕によりをかけて、心を込めて作りました」

 美人客にデレる俺に、女勇者が訊いた。

「そうか、ありがとう。それで、このカクテルは、なんという名前なのだ?」

「お店の名前を付けたカクテルです」


 ああ、言い忘れていたが、

 この店、宿屋兼居酒屋の屋号だけれど・・・


『私のお部屋は空室よん!』


 ・・・だそうだ。

 あえて、ツッコまない。

 ママのネーミングセンスにも・・・だ!


 なにせ、ここは異世界!

 美人だらけのファンタスティック・ワールドなのだから!






次話予告

 「しあわせ」は歩いて来ない、ホントだね

 「しあわせ」は失くして初めて「しあわせ」と気付く・・・

 小さな不幸も、人生も

 三歩進んで二歩下がりゃ、昔の事さと笑える余裕。

 「しあわせ」数える両手の指が、男を更にデカくする。


次回「え?しあわせオーラ?モテ期フラグ?」


 浮かれすぎの主人公が、更に・・・

 ああ、週間ユニーク1000人越えは、過去の栄光か・・・



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ここが原点!
【PART1】


異世界転生ってなんだよ!
~ゲームやらないアニメ見ないラノベ読まない男子高校生って変ですか?

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こちらもぜひ!
ヨロシクお願い致します。

part1 第21部
『明るい家族計画』
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