序章&コール君の場合その1
えっと・・テンション高すぎる時にまた投稿してしまって・・
取り合えず書いていきます・・
いきなりだけど、俺は王様だ。
どこの王様かって?
ポンポルークという国の王様だ。
このパンク星では、全世界にある大陸をポンポルークが全て1国で支配している。
俺はいうなれば王の中の王だ。
ここは、剣と魔法に銃に爆弾、車に、タイムマシン、幽霊、超能力、魔物、化け物、魔王や宇宙人、人間や未確認生物etc…。
とまぁ・・なんでもありの世界に一人臨している。
俺を脅かすものは、たぶんこの先もずっと出てこないだろう。
俺には1万人の部下がいて、毎日毎日そいつらに色んな命令をして
無理難題を言っては楽しんでいるんだ。
変な趣味だろ?
今日も1万人の色んな性格を持つ部下に、何か命令して
楽しむんだ。さぁ誰を呼ぼうかな。
こいつにしよう。
コール君って言うのか。
プロフィール
21歳、大学生、気弱、わがまま、金持ち、頭脳明晰
セコイ、性格悪い。彼女いない暦=年
コール君になにさせようかな?
今日の日没まで彼女を一人作る事。
これでいくか。
コール君の場合。
はぁ…、王様からとんでもない命令されちまったよ……。
今日中に彼女作れって、なんでよりにもよって俺なんかにそんな難題を……。
そんなにすぐ作れるわけないでしょうに。
しかし、、日没までに、女一人調達しないと、俺は死刑だよ。
どうすっかなぁ……いや、悩んでいる暇は無いな。
自力で一日で作るなんて無理な話だ。
一日で出来るくらいなら、俺はもうとっくに、ハーレム囲ってるよ。
どうしよ……
そうだ!彼女を金で雇おう…。
しかし、どうやって雇おうかな?
うーん、手っ取り早そうなのは……。
商店街のお水で働く若い子に、5万円あげるからって言って
「一日だけ彼女になって!」って言ってみるかな。
しかし、俺、女の子に声かけるの苦手なんだよな…。
いや、そんなこと言ってる余裕ないよ。
命が掛かってるんだ。
さっそく街へ繰り出すぞ。
コール君はジーパンに半そでを着ると、近くの商店街に足を運び
お水系の店を探しながら、練り歩いていた。
女〜女はどこだ〜?
『5000円ポッキリ、一時間貴方にご奉仕します』
おお、ここいいんじゃないか……?
よし、ここにしよう、入るぞ。
コール君は清水の舞台から、飛び降りるような気持ちで中へ入った。
ガラ〜
「いらっしゃいませ〜」
黒服の男が笑顔でコール君に挨拶をしてきた。
黒服の男だよ、なんかリーゼントで決まってるけど
セコイとこで働いてるよな。
笑顔で爽やか風味だしてるけど……
朝から坊ちゃんみたいな顔した、変な奴が来たよって思ってるんだろうな。
だが、そんなことは気にしちゃいられない、命が掛かってるんだから。
黒服の男は台の下から、女性のプロフィールの書いたパンフレットを出すと、
台にそれを広げる。
「うちは指名制です」
「どの子がいいですか?」
この際どの子でもいいんだけど、選べるんだから、ブスよりは美人の方がいいよな。
お、この子かわいい!この子で行こう!
「え、えっと、こ、この子…」
コール君はぼそぼそっと小さな声で、店員の顔をできるだけみないようにして、
年若い美人の女性を指指した。
「薫ちゃんですね、じゃあ、ここをはいって、3番目のピンクの部屋で御待ちください。」
コール君は店員に案内され、後を付いていく。
きょろきょろ店内を見回し、黒服の男の案内されるまま、ピンクの部屋に入ると
ソファーにちょこんっと座る。
「ここで暫く、御待ちくださいね〜、すぐ来ますから」
黒服の男はにこやかに微笑むと、コール君を置いて部屋を出て行った。
あぁ、ドキドキする。しかしすごい部屋だな、本当にピンク一色だ……
しばらくすると、ヒールの音が廊下にコツコツ音を立てて鳴り響くと、薫ちゃんがドアを開けて入ってきた。
「こんにちわ、薫って言いま〜す」
「よろしく〜」
生の女、うわ、胸ボイン……。
コール君は女とまるっきり接した事ないので、鼓動は高鳴り、緊張が頂点に達し
下を向いて黙っている。
し、しっかりしないと。これじゃ駄目だ……。
何とか、この女に事情を説明して、一日彼女になってもらわないと。
「お酒のみます?」
「いや、ウーロン茶ください」
「ええ」
「は〜い」
あ、少し嫌な顔した。ガキ臭い奴って思われたに違いない。
糞、調子のるなよ、本等なら、俺はお前みたいな女相手にしないんだよ!
我慢だコール……そんなことは良いんだ、俺の命が掛かってるんだよ。
切り出さなきゃな。
「あの、実は〜」
「はい?」
「今日一日、僕の彼女になってくれませんか……?」
「何言ってるんですか〜、一時間の間は彼女以上のことしますよ♪」
「え……」
コール君は破裂しそうなくらい、心臓がドキドキしている。
うう、こんな美人に1時間、あんなことや〜こんなこと〜……してもらえるのかな?
馬鹿馬鹿馬鹿、鼻伸ばしてる場合じゃないって!
そろそろ、切り出さないとな……。
コール君は覚悟を決めると、意を決して彼女の顔を見ると、話しを切り出した。
「あのー、彼女になってほしいって言ったのは……」
「こ、この店のサービスのことじゃなくって」
「王宮に今日一日、お、俺の彼女として、行って欲しいんです」
い、言えたぞ!俺頑張った…。
「ええ?私が?」
「はい、お願いします」
「お、お金はたんまり払いますので……」
「どうか、王宮に来て、僕の彼女のフリをしてほしいんです…」