第1話
初めて投稿ですが暖かい目で見て下されば幸いです!
第1話
「ぎぃやあぁ〜〜〜!!」
やぁ!皆さん、いきなりの大声で申し訳ない! 今日はお日柄も良く、楽しい一日になりそうですね!ところで、いきなりですみませんが自己紹介をするので聞いてください!俺の名前は市島 颯 、年齢は16歳で趣味は色々あますが、
えっ?
自己紹介はいいからなんで叫んだのか状況を説明しろ、だって?
分かった分かった分かったよ、まだ自己紹介仕切れていないが…まぁいい、取り敢えずこれくらいにしておいて、今何故俺こと市島 颯は泣いている、い、いや、泣いてないもんね!状態であるのか、原因と状況を説明しよう!だが俺の今の状況を説明したとき、あなたは俺のように叫びたくなる、いや、叫ぶことだろうとしっかり前振りをしておきまして、さぁご説明しよう !今おr 「ちょっと待て!ちょ、待ってくださいお願いします!」
キューーーー!
ピョン!ピョン!
ちょっと説明し終わるまで待てや、このヤローー!!てめえ細切りにして鍋に打ち込んでクッキングしてやーーー
こ、こほん、では改めて、今私はーーーウサギに追われているっ!
…ちょっとやめて、そんな目で見ないで!
どうでもいい、ふざけんな、っていう氷点下な視線を向けないで!
ウサギといっても、よく小学校で飼われている様な可愛いウサギじゃないんだよ!なんか頭にツノが生えてるし、体長なんて1.5メートルはあるだろう、目なんてこれでもかってくらい血走ってるし…
てかなんで俺全力で走ってんのに付いてこれてんの!?おかしいよね!?俺、100mを10秒前半で走れるよ?この前体育の授業でタイム計ったときに皆んなから「はぇーーー!お前なんでそんなに足速いんだよ!」って言われるくらいには速いよ?それなのにーーーなんでお前はピョンピョン跳ねるだけでそんな速度出てんだよっ!!理不尽だろ!俺もこれからピョンピョンしてやろうかっ!
はぁはぁはぁ、すぅーー、ふぅーー
落ち着け、落ち着くんだ、慌てたところで何も状況は改善しない、冷静になるんだ
奴は確かに恐ろしいし強そうだ、だが俺にも今は力がある、ついさっき神様が力をくれたはずだからな
えーっと、どうやるんだっけ?確かーーー
「カードスキャン! 火ノ矢っ!対象はあのウサギもどきだっ!」
すると、言葉通り火で形作られた50cm位の矢が、目の前に現れ、勢いよくウサギのような生物に向かって飛んでいった。
シュゥー シュン ーーー バコーン!
キュ、キューーーーっ! バタン…
(ピロリン♪ Levelが、上がりました)
火の矢は見事ウサギもどきに命中し、最後に苦しそうな鳴き声をあげて火で体が黒くなったウサギもどきはその場で倒れた。
「…ふぅ〜、助かった〜 、でもまさか一撃で倒せるとな、せっかく異世界に来れたのに、来て1時間も立たないうちにさよなら〜では話にならないからな」
ーーーそう、ここは地球ではない。剣や魔法など自分が持つ全ての力を使い、モンスターを討伐する冒険者という職業が存在する、そんな異世界なのだ。
「ったく、どうせ送ってくれるんだったら町の近くにして欲しかったたよなー、まぁ、来たところを人に見られてたら色々めんどくさいしな、歩いてたらそのうち町につくだろうし、いっか」
もう以前のような暮らしには戻れない、いや、戻れたとしても戻ろうとは思わないが…
俺はそう心の中で呟き、この異世界 【ルイガニアス】に来ることとなった原因とこの世界へと送ったあの神様のことを思い出すのであった。