始まりの鐘
朝日が眩しい澄んだ蒼穹の日、鐘の音が鳴り響いた。
『ピーポーン』
ダスマンは眠気眼を擦りながら、鐘の音に応答するのだった。
『誰だ』
『光国行政機関の者だが』
その返答を聞き眠気が吹っ飛んだ。
ダスマンは朝っぱらから嫌なものを見てしまったっといった様子で、
返答をするのだった。
『こんな朝っぱらから国の人間が何の用だ?!』
『光国総長から通達がある、扉を開けたまえ』
ダスマンは光国総長という単語を聞き諦めたように返事をした。
『ほいほい』
と言い扉の錠を開錠するのだった。
そもそも、光国総長がこんな俺に何のようがあるのだとダスマンは思っていた。
光国総長とは、光の国の頂点に立つ者であり、戦闘面、知能面ともに優れており
その名に恥じぬほどの実力を兼ね備えている。
ダスマンは、国なんかには興味はなくましてや関わりたくない方だった。
しかし、なぜか国からの関わりを避けて生きて行こうとしても神は見ているとでも言うように彼の実力は評価されどんどん国に近づいて行くのだった。
「失礼する」
行政の人間が開錠された扉を開け部屋に入るなり本題である事柄を話し始めた。
「光国総長の総統命令により、本日付よりリンデ襲撃任務より保護した赤子仮名グレイス・ミラ=フィルトの世話をネイヴァ・フッド・ダスマン大尉に一任命ずる。」
「はぁ?!ナゼ俺が!!」
ダスマンは驚きが隠せなかった。なぜ俺がその言葉につきた
「国の命令だ。あんたの私情は関係ない。」
これ以上反論しても無駄だという事を国に長く携わる
ダスマンは一番理解していた。
「指示書を読み上げる1.国は・・・」
「読み上げるなくても大丈夫だ。それより指令書を貸せ後
でじっくり読んでおく。」
「それは、・・・はぁ・・・わかった、読んでおけ」
行政の人間は、国に長く携わっていることを知るが故に指令書を貸してくれた。
「赤子の名前は勝手につけっていいのか?」
ダスマン感謝を表しは冗談交じりに質問した。
「指令書をしっかり読んでおけ、いいな、それでわ」
っと冷たく言い放ち行政の人間は帰っていった。
そして、ネイヴァ・フッド・ダスマンの新たな仕事に始まりを告げるのだった。