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俺の感情
俺はなんていうか自己チューだ。自分の思ったことを絶対にまげない。だから結構みんな俺を避けてたりもする。だけど時々それがものすごく寂しくももなる。
そんな時俺は心がないという女の子に会う。
「俺がぶつかったんだから怒っていいんだよ。」
「怒るってどういうことですか?」
この子なにいってるんだ?怒ることを知らない?そんな子いんのかよ。
俺がその子に会った時不思議な感じがした。何もないと感じたがその中に寂しさや虚しさがつまっていることを俺が知るのはまだ後のことだった。
彼女は俺に
「私には心がないんです。だから怒ることも知りません。」
「心がない?なんで?」
「そのことはあまり話したくないです。すみません。」
「あっいや俺もごめん。もしさ話せることがあったら何でも言ってくれていいからな!」
そう言った俺に彼女は不思議そうな顔をした。
なんだかこの子をほうっておけないような気がした。