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第１話（その③）

　リアンも着替えて終えた後、二人はホテル内にあるレストランに入り、一度席を確保した後にそれぞれ好きなものを選び取り、リアンはパン数種類にハムやヨーグルトにチーズなど沢山選んだ中、ボヌールはクロワッサンと一つとドライフルーツを少しだけ選び取り、一回取りに行った分だけしか食べませんでした。

　「ボヌール、もういいのか？　いつもより少ない気がすれけど」

　「うん・・・・・・全然食欲なくて・・・・・・」

　「そうか・・・・・・もし、しんどくなったら、我慢せずにすぐ言うんだぞ。これから特別展に行くけど、大丈夫そうか？」

　「大丈夫だよ。せっかMonsieur.(ムッシュ)アルベールがわざわざ私とMonsieur.(ムッシュ)リアンの分の特別展のチケットを用意してくださったから、見に行きたいから」

　「そっか。じゃあ予定通りに荷物整理した後にチェックアウトして、美術館に向かうか」

　そんな話をしながら二人はそれぞれ食べました。