表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
人形たちの儚き夢物語  作者: 夢兎 みるくてぃ
第2話・サプライズパーティーと謎の人形(マリオネット)
17/79

第2話(その⑤)

 「二人とも、パリはどうだった? 確か、ボヌールちゃんは初めて行ったんでよね?」

 「はい。昨日Monsieur.(ムッシュ)リアンとあるお店でアップルパイを食べたんですけど、この辺のお店とはまた違った味がして、美味しかったです」

 「そうか。・・・・・・因みに、パリで食べたのと、俺たちが作ったのと、どっちが美味しかった?」

 「どちらも美味しかったんですけど、好みとしては、「Ciel (シエル) Etoile(エトワール)」の人たちが作るアップルパイの方が、私は好きです」

 「そうかそうか。それは光栄だな」

 ボヌールが微笑みながら質問に答えると、それを聞いた二ナスは嬉しさのあまり、顔が少しニヤけました。

 「特別展に展示されている人形たちも、とてもよかったですよ。わざわざチケットを二枚も用意してくれて、ありがとうございます」

 「いや、お礼なんていいよ。特別展のこと知った時、是非二人に見に行って欲しいと思ってプレゼントしただけだから」

 「いえ、今度お礼に、ボヌールと僕でおもてなしをしますよ」

 「ミルフィーユを作ってお出ししようと思っているので、楽しみにしていてくださいね」

 「そうか? そこまで言うなら、楽しみにさせてもらうよ」

 車内で楽しそうに色々話をしていると、カイゼルスベルク村の入口が見えてきました。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ