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第4話 あこがれの生徒会役員

「念願かなって、レイン様と同じクラス!一緒に生徒会役員、おめでとうございます!!キャサリン様!!そのまま、頑張ってくださいね!!!」

「・・・・・」

「相思相愛を目指してください!!応援しています!!」

「・・・あなた、、、やけに嬉しそうね?」

「はい!キャサリン様は頑張ってここまで来たのですもの!あと一息ですわ!!」

「・・・・・」


5月のある日曜日、リーナを教会の慈善事業に誘った。


うちで援助をしている教会のバザーがある。手作り品は間に合いませんねえ、というリーナに、小さい頃のワンピースとか、おもちゃのアクセサリーで使っていないものでもいいのよ?というと、見繕って持ってきてくれた。物はいい。

バザーの一角にテーブルを出して、お店を始める。家からはみんなで作ったクッキーや、頂き物で使わないものや、趣味の合わないもの、、、、なんかをきれいに並べる。


「・・・・あなたが、そのうちわかるって言うの、わかったわ、、、、」

「・・・あら?もう?早かったですね?」

「・・・・・」



そう、私は張り切っていた。憧れのレインバート様と狭い空間に、まあ、生徒会室ですが、二人っきり、でもありませんが、、、とにかく、舞い上がるほどの喜びでしたわ!そして、、、、


「キャサリン、みんなにお茶を入れてくれる?」

「はい??」

「君しか女の子いないし。」

「??え、いえ、、、、、これから会議ですよね?実行委員の方々もお集まりですし、、、」

「あ、いいよいいよ、女の子の意見なんか参考にならないし。出なくてもいいよ。」

「???」

「え?なに?君、女の子なのにお茶も出せなかったり?ああ、、、お嬢様だからなあ、これだから、、、、髪の毛いじっている暇があったら、お茶ぐらい入れられたほうが嫁に行けるよ?あ、、、、君、、、、まだ、婚約者もいないんだっけ?ふふっ、、、」

「・・・・??」

「あ、いいよ。アデル!みんなにお茶を入れて!」


そして、、、、その後の会議でも、、、、


「新入生の歓迎会で、この会場をお借りすると、警備が倍要りますよね?この隣の会場ですと、出入り口が限定されますので、、、こちらのほうがよろしいかと。」


「・・・・ふーーーん、そうだねえ、、、僕は、女の子はもっと静かにつつましくあるべきだと思うけどね?みんなはどう思う?」


・・・・いや、、、、なんの意見を求めてるんだ?


なに?私、長いこと、、、こんな男に憧れてたの???

無知、って、、、、ある意味最強だわね。




「こんな、私がもういらない、使えないわっていうものでも、誰かが必要としてくれるんですねえ、、、いいですね、この制度。無駄がなくて。」


リーナの小さい頃のワンピースが、売れた。刺繍のしてあるハンカチも売れた。


そういうリーナ、、、あなたが何であんな変装をしているのかも悟っちゃったわよ、、、、そうよねえ、、、、アレ、じゃねえ、、、大変よね、、、


「リ・ユース、最強ですね。私も、実は趣味が合わなくて、要らないものがあるんです。どなたか、、、、引き取ってくれませんかね?」

「・・・・私は、、、、無理よ、、、、」

「・・・・すごく、、、欲しがっていらっしゃいましたよね?」

「いや、、ごめん、、、無理。」

「・・・・・」

「キャーキャー言ってた頃の自分に教えてあげたいわ。」

「・・・・そこまでですか??」




『このクッキーを頂こうかな?』

おお、隣国語だね?

『はい、ありがとうございます。』

にっこり笑って、キャサリン様がその紳士にクッキーを手渡す。今日もぴかぴか縦ロール。

『これは、君が焼いたんですか?』

『いいえ、家の者みんなで今日のために準備しました。もちろん、父も兄も手伝いましたよ?あなたも、、、、女は家でクッキーでも焼いてりゃいいと思う口ですか???』


いや、、、、キャサリン様、思い出しからの八つ当たりになってない?


『・・・・あなたは、、、、面白い方ですね?』


その紳士は、にっこり笑って去って行った。八つ当たりはいかんな!!














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