表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
16/16

番外編 そしてそれから。

エミリーの領地は国内の東北地区にある。比較的、寒冷地。時々、冷害になる。


アカデミアで農学をおさめて帰ると、先に領地入りしていたレインが、青空市を計画していた。

「市?ですか?」

「そう、エミリーに聞いてはいたけど、君の家の倉庫に突っ込まれていた先々代の使っていた調度品、すごいよ?かなりの上質な骨とう品なんだ。綺麗にして、市を開こうかと、、、、」


へええ、、、、そうなんだ?ただのガラクタかと思っていたけど、あの教会のバザーに来ていた方も、そんなことを言っていたけど、、、、


「合わせて、レプリカも作ったらどうかと。今、職人さんたちと試行錯誤しているんだ。」

と、レインは楽しそうに笑った。


都会育ちの高貴な方が、こんな田舎町では、退屈して早々に帰ってしまうのでは?と、、、、実は思っていた。なにせ、人の数より、牛の数のほうが多い、森に囲まれた自領、、、、

魅力なんかない、って思っていた。


「森の木が、十分育っているから、家具もいいなと。椅子や、テーブルや、タンスや、、、そこに、アンテーク加工をして、売って行こうかと。まずは、お客さんに来てもらうために、市、だよ?どう?」

「・・・・そんなにうまくいくんだべか?」




エルノ領の蚤の市は、骨とう品マニアに瞬く間に知れ渡った。


驚くことに、どこの民家にも、それなりの古いものが取ってあり、品数に困ることもなかった。

・・・・田舎って、、、、ある意味、凄いね、、、、


私は農業分野の開拓を、レインは家具造りに力を入れて、エルノ領は、蚤の市、と、家具の町、として有名になった。もちろん、訪れたお客様をもてなすに足りる農作物は、農業部門の私が頑張っている。


人生、どこでどう転ぶか分からないけど、、、レインに出会えたことを感謝したいと思う。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ