表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
3/5

第三章

何分か歩くと、そこには小さな村が存在した。そこは、まるでタイムリープしたかのような田園風景が広がっていた。道行く人は、着物と草履をはいている。ここだけ唯一昔のよう。一通り声をかけたところ、おばあさんのお孫さんはここでも噂になっているらしい。どれも評判は悪く、本人も生きづらいだろう。親切に道を案内してくれた村人に礼を言い、彼が住む家を訪ねてみると、そこはりっぱな和風の家だ。正面玄関の裏手にある庭を見ていると、縁側と長い古びた廊下があった。窓が少し空いていたので、家の中を探索しようと、入ってみると、そこには広くて大きな居間が一つ。隣には寝床らしき部屋があり、あたりは本や原稿で埋め尽くされている。「ごめんください」家主がいなくても、私は一応声にした。するとそこに、「ニャー」という鳴き声がして、びっくりした私は、思わず腰を抜かした。「ヒッ」振り返ってみると、そこには一匹の黒い猫…とご主人だと思われる黒いぼさぼさの髪に、濃い青の着物を着た青年。噂の小説家だろうか。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ