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この作品には 〔ガールズラブ要素〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

所詮魔法なんて

作者: あき

キッカケなんて 些細なことで

カバンの揺れてるキーホルダー

好きなアニメのキャラクター

たったそれだけ それだけなのに

名前しか知らない 君を好きになった


一目惚れってあるんだなって

初めてその時知ったんだ


髪の長い子が好きだって

君が言っていたのを こっそり聞いた

無頓着だったヘアケア

今日から毎日魔法をかける

どうか 私を見て欲しい

甘い香りが 魔法になる


長い髪が暑いなんて知らなかった

ポニーテールが似合うと

君が褒めてくれたから 毎日ポニーテールしちゃう

だって君が褒めるから

魔法が効いてるのかな 音がとっても早いの


雨降りの夏

君が傘を貸してくれた 私に? いいの?

君も入ってよ 濡れちゃうよ

そう言った私の言葉に 首を振る君

雨の中 帰るのかな

ふと 誰かが名前を呼んだ

君の名を呼ぶ 彼女は君の想い人


知らない訳では無かったの

それでも私は 君を好きになったの

ずっと知っていたの 君が彼女を好きなこと


彼女に恋する貴女を好きになったの


だって恋する貴女は 綺麗だったから

相合傘で帰る彼女と貴女

お似合い、なんて分かりきってる


魔法はとっくに解けていたの

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