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{ゴーレム}


最後にゲームの基本的なルールや操作方法が説明される。


プレイヤーキャラクターを移動させたりアイテムを使用したり戦闘を行うモーションを教えられる。

チュートリアルではプレイヤーキャラクターの成長方法やクエストの受け取り方や進め方アイテムの入手方法なども説明された。



「このVRMMOストラテジー世界におけるNPCとはゲーム内でプレイヤーが対話したりクエストを受け取ったりする相手。またストーリーの進行やゲーム内のイベントの発生などにも関与している」


「VRMMOストラテジーでは戦略的な要素が強いためプレイヤーがNPCとの交渉や協力関係を上手く構築することが勝利につながる」


「VRMMOストラテジーの世界においてNPCは仲間にすることはできません。なぜならNPCはプログラムされた自律的なキャラクターでありプレイヤーが直接操作することができないからです」


「またNPCとの関係性を深めることで協力的な関係を築くことができるイベントやクエストが存在することがあります。このようなNPCとの関係を上手く築くことでプレイヤーにとって有益な情報やアイテムを得ることができるかもしれません」


「プレイヤーがログアウトした場合次にログイン出来る場所が選択できる」


「周囲のプレイヤーとの協力関係を構築し同盟を結ぶ事が勝利の鍵となる」


と、言った感じであり説明が終わる頃には三時間が経過していた。


スキップ出来ないチュートリアルを終えると。



『ユミリア殿に王命を下す。

これより中立国のため未開の地を開拓し領土を広げよ。そして開拓者と領主を名乗る事を許す。

ローカス王より』


チュートリアルで選択出来る国は五つある。

王国、帝国、共和国、宗教国、中立国。

私はそこで中立国を選択。


中立国とは国際的な紛争に中立的な立場をとり外交面での信用が高い。


VRMMOストラテジーをぼっちが極めるなら中立国が妥当と判断した一つ目。


資源や文化、民族に偏りがなく、多様性がある。


種族ダークエルフを選んだので王国や共和国は無理だが、帝国や宗教国はOK。


軍事力があまり強くなく平和を維持することを目的。


平和を維持する想いは賛成、あと暴れたら目立ちやすい国だという事がもう一つ目。


経済的には中立であり貿易を活発に行っている。


貿易が活発なところも美点。



スタート地点は自身が発展させる村や里からと決まっている。

とは言っても村人はいないし自身で集めなければならない。


そしてこの世界ではゴーレムが建築として必要不可欠であり城のスタイルは建築するモンスターによって変わってくる。


そう最初はゴーレムと協力する事から始める。


ユミリアは早速自身の村を歩き回りゴーレムを探す必要はなかった。


巨大な岩石だと思っていたのは巨大ゴーレムでまだ起動出来ない状態だがその近くに巨大ゴーレムより小さいがユミリアよりは遥かにデカいゴーレムが起動の準備を待っていた。


「デカッ••••••ってか起動させて良いんだよね?」


ゴーレムの頭に手を翳す。


••••••ウィィィン••••••ガシャン


ゴーレムの空洞の目に光が灯る。


蹲っていたのか起き上がり両腕で力こぶしを作る。


ガッシャン!


わあ! パチパチ!


思わず拍手する。凄い凄い凄い!


早速セーフティエリアを作るのに取り掛かる。




〈今日の成果〉

・ゴーレムの起動に成功した






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