返詩-へんか-
“頑張れ”の声が響いてる
遠くの方から
小さな声で聞こえてる
大丈夫
どこにいても心の中に
その“頑張れ”が
支えになってるから
重たいなあって
思うこともある
もう十分頑張ったよ
これ以上は無理だから
ほっといてよ
そんな弱音を吐きたい
耳を塞ぎたくなることもある
でも、その声は
そんな時にゆっくり優しく心のなかに
染み込んでいく栄養素
血液に溶け込んで
全身に広がっていく
そしてまた
少し頑張ろうって思わせてくれる
聞こえないふりをしてるけど
うれしい
“頑張れ”なんて言わないで
心はそうじゃない
あなたの声にどれだけ勇気づけられたか
心配させてごめんね
でも、大丈夫だから
いつか手を挙げて
その声に応えるから
ゆっくり、ゆっくり前に進むから
いつかその日まで
待っててほしい
あなたの“頑張れ”に
お前も“頑張れ”と
おどけて言ってあげるから
そうしたら、心配して損したって
笑ってほしい。
そんな日を待っててほしい。




