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KnightGirls_ナイトガールズ  作者: カンダ
0_プロローグ
13/15

13_正義は自称

地面のレンガが破壊され、男たちも死んでは居ないがおそらく長期入院することになる。

リーネなら魔法で治せるだろうけど、多分止められるのでやめておいた。

「とりあえず、お兄さん無事?」

「は、はい。でも、またこいつらが来ないか心配で。」

「その時はまた私を頼ればいいわ。」

「あ、ありがとうございます。それでは、僕はこれで。」

そして、襲われていた方の男性は去っていく。

「ごくろうさん。正義の魔法少女さま。」

「げ、何であんたたちが居るのよ!?」

「物凄い勢いで屋根の上を走っていたからね。」

「幻影魔法を使ってたのに。まさかセシリアにばれるなんて。」

「魔法少女の敵は魔法少女、かな。」

むしろリーネはアイリーンの格好につっこみを入れたかった。

謎の仮面やらリボンやら、戦える衣装にも見えない。

「あ、あの。どういうこと?アイリーンは、任務でこういうことしてるの?」

「違うわね。この人は、自分の趣味でこういうことをしているの。」

「趣味?」

「そう。城下町のヒーロー、謎の仮面をつけた戦士として、悪い奴らを倒しているの。」

悪い人たちを倒すこと事態はリーネも経験済みだが、問題は目立つ格好をする理由にはならないことだ。

「月光騎士アイリーンの名において、私はアインリッドの平和を守っているのよ。」

「月光、騎士。」

むしろ生きる世界を間違えた人みたいだった。

「リーネも引いているし、いい年して正義ごっこはやめてよ。」

「いい?私たち魔法少女は18を超えれば力を失うの。私は自分の夢を叶えたいのよ。」

「アイリーンはね。児童小説で有名な作品を見て、現実に実行しちゃった痛い子なんだ。」

「リーネさんに変な事を言わないでくれる?私にとって魔法少女はこうして人を守るガーディアンだからこそ意義があると信仰しているの。」

「ちょっと中二入ってるね。」

「だからリーネもあまり気にしないであげてね。」

「人の話を聞きなさいよ!?」

いや、聞いてるけどまともに静聴できないと二人はため息をした。



「あれ?二人とも何処に行ったのかしら?」

ソフィアとリンダは待ち合わせ場所に来たが、二人は居ない。

「帰った?」

「まさか。セシリア、もし彼氏がいたら15分前には必ず待っているタイプだもの。」

「謎の信頼感は不思議だけど。ソフィアはセシリアの何処がいいの?」

「うーん。軍人の娘としてしっかり教育を受けているから。並みの男性よりも引き込まれるじゃない?」

「ありえないわ。」

そうリンダは言い放って、その場から立ち去ろうとする。

彼女を制止する声が聞こえたが、目の前に知り合いが居て帰れなかった。

「ちっ。」

「舌打ちとは下品ね。男にモテないわよ、リンダ。」

ツェツィーリアは、嫌そうなリンダと対照的に笑顔だった。

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