08-目を閉じて、手のひらだけで。
もうちょっと説明回続いてしまいます・・・(>人<);
神様からまず、『魔力』を感じ取れるようになれとアドバイスをもらい、さっそく取り掛かる。
何をすべきかも今度はわかっている。
この世界、電気の代わりすべてを魔力で補っているらしく、いたるところに子供のこぶし大の色のついた透明な石がついている。
神様が魔石、と言っていた。
試しにベッド側のライトに組み込まれた魔石を、鑑定で調べてみると、
ライトクリスタル(9等級・光属性)
耐久値 78/200 魔力 12/30
と出てくる。見た目はオパールみたいな虹色の入った白。
属性によって見た目も変わるらしい。その証拠に、暖炉についている赤い魔石と緑の魔石は、
ファイアクリスタル(8等級・火属性)
耐久値 48/172 魔力 44/89
ウィンドクリスタル(6等級・風属性)
耐久値 147/370 魔力 53/348
というようになっている。
等級に関しては、限界魔力保有量がかかわっているらしい。
9等級 ~50
8等級 ~100
7等級 ~200
6等級 ~400
5等級 ~800
4等級 ~1600
3等級 ~3200
2等級 ~6400
1等級 6400~
身の回りにある中で一番高い等級は今のところ・・・初めのライトクリスタルか。
ぺちぺちとライトクリスタルをたたいたり、ギュッと握ったりしてみたりするけれど、特に変な感じはしない。
集中するため、目をつぶっていると・・・あれ、日差しが温かい。
なんか違和感があるけど…
いつの間にか眠ってしまった。
何時間ほど眠っただろう?窓を見るもカーテンは閉じられていて日の高さはうかがえない。・・・あれ?そういえば、寝る前もカーテンは閉じていたような。
なんで日差しなんか感じたんだろう…。ん?もしかして、魔石か?
先程触れていた魔石にもう一度触れて、目を閉じてみると・・・まただ。
そうかわかったぞ!これが魔力だ!
いや、違うのかもしれない。他の魔石はどうなんだろう。
とても気になるが、ライトクリスタル以外に手の届くものがない。
とりあえず、まだ幽かにしか感じ取れないこの日差しのような温かさをはっきり感じ取れるようになろうかな。