表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
10/13

10-母さんと俺。

チートの基盤づくりがやっと開始です。


ちょっと都合上前のお話もステータスのあたりをちょこっと変えてます。

最近、母さんがおれにべったりだ。四六時中そばにいて俺を眺めては微笑みかけてきて、ほとんど離れることがない。あと、次第に元気に、かつ忙しくなってきたようだ。


俺がイメージを使って水を出そうとしたあの日以降、俺を放置してどこかに行くなんてことはなくなった。


あと、母さんを見ていて気付いたことがある。

部屋にある魔石で、なぜか母さんはファイアクリスタルにだけは触ろうとしない。やっぱり熱いのだろうか。あと、魔石の魔力は重点が可能らしい。ライトクリスタルの魔力が切れたとき、母さんがクリスタルに触ったかと思うと、少し光り(色は魔石と同じ)、鑑定をかけると魔力が最大値まで回復していた。


そういえば。母さんのステータスを見てなかったな…。勝手に見るのは気が引けるが、今はできるだけ情報がほしい。…ごめんっ!


心の中で謝りつつ、母さんに対して鑑定をかけると…、


名前:ライラ=レヴァン 年齢:23 性別:女 レベル41

職業:魔導師 状態:睡眠(軽度)

HP:255/273 MP:1358/1358

STR:C

VIT:D

INT:B

RES:A

AGI:C


スキル

精神強化 Lv.3

魔力感知 Lv.4

魔力操作 Lv.3

状態異常耐性 Lv.2

属性強化(光) Lv.4

復讐の獄焔 Lv.―


魔法

魔法(水属性)Lv.4

魔法(土属性)Lv.6

魔法(光属性)Lv.7

結界魔法(無属性)Lv.2


加護

治癒神の加護…光属性にボーナス


称号

治癒師…回復魔法の範囲拡大・効果増幅

結界師…結界魔法の強度・効果持続にボーナス

旅団副団長…支援魔法・結界魔法・回復魔法における味方への効果増幅

===========================================




魔導師・・・それが母さんの職業だった。まぁ、冒険して回ってたんなら他の人よりステータスは高いんだろうな。光魔法に関してはなんかすごいことになってる。治癒神の加護だって。


にしても、そんな母さんのステータスで、一つだけ異色を放っているものがある。

「復讐の獄焔」・・・すげぇ厨二っぽい。たぶん、これは父さんを殺されたときに手に入ったんだろうな。

名前からしてそんな感じがする。

そう思いつつ「復讐の獄焔」の説明を表示する。


スキル 「復讐の獄焔」 特殊型

自分の大切な人を他人の手によって失った時に発現する、悲しみのさきに見出したもの。

相手に報復したところで大切な人は生き返るわけでもなく、ましてや喜んでくれるはずもない。

それでも、敵を恨まずにはいられない。仇を取らずにはいられない。

自分から奪われた幸せはもう戻ってこない。そうわかってはいるのに。

その思いを自分の中でどう整理を付けるか。それによってこのスキルの効果は変化する。

復讐の念に駆られればSTR、INTにボーナス+異常状態 暴走を付与。

うまく折り合いをつければRESにボーナス。


母さんはどっちなんだろう。今までのふるまいを見るに、たぶん折り合いをうまくつけてるんだろうけど…

しかし、これではますます自分のことを打ち明けるのはつらい。


もし俺が打ち明けたせいで何かのスイッチが入ってしまったら?


そうな考えが頭をよぎる。



・・・うじうじ考えていてもしょうがない、いまおれにできるのは魔力を感じることだ。

あ、そうだ。ライトクリスタルの事、神様に聞けばいいじゃん。


そう思い、神様に電話を掛けるイメージ。

するとすぐに神様が反応する。


「何じゃ?今のプルプルという音は?」


ホントに呼べるとは。てか、まんま電話のイメージだったんだが。プルプルって何のことだ?


「無機質な音でプルプルプル・・・とお主が送ってきたんじゃろうに。」


もしかして電話の呼び出し音が再現されたか?電話をイメージしたから?


「たぶんそうじゃろな。まぁいい、それよりも早くせんと念話が途切れてしまうぞ?何の用じゃ?」


神様に魔石から感じる魔力について質問すると、


「うむ。その通り。良いぞ良いぞ。すでにお主は魔力感知をスキルで得ておる。

・・・魔力操作はどうしようかの。もともと向こうの者は息をするようにできるからの。


仕方ない、今から魔力操作のイメージを送ろう。ちゃんと受け入れるのじゃぞ?でないと魔力が使えないからの。」


そういいつつ神様のイメージが頭に殺到してくる。うぅ、大音量で音楽を聴いた時みたいに頭が痛い。


「きついじゃろ。でも我慢するんじゃ。・・・これで終わりじゃよ。」


俺は魔力を操作できるようになった!・・・らしい。


「魔力の塊が魔石じゃが、実は空気中にも微量に存在しておる。それを感知し、操作して取り込むのがMP自動回復じゃ、早いうちに取得しておいたほうが何かと便利じゃよ。

というわけで、空気中に存在する魔力を感知、操作して体内に取り込めるようになりなさい。

ううむ・・・神託のレベルが高ければもっと長く話せるのじゃが・・・。

できるだけ毎日使うようにするのじゃ。」


新しい課題をもらい、俺は神様との念話を終了する。



さて、魔力を感じる練習をしようか。


目を閉じ、空気の中にある魔力に集中する。すると。

それっぽいものを感じた。神様のイメージ通りに魔力を手繰りよせる。


イメージは植物の光合成。空気中の魔力を取り入れ変換を繰り返し、自分の魔力を混ぜてできるだけ自分の魔力になじむようにする。


何回か試行錯誤を繰り返し、どうにか取り入れることに成功した。

ステータスを確認得ると、

現在のステータス


名前:アルフォンス=レヴァン 年齢0

性別:男 レベル1

HP 8/8 MP 10/7

STR F-

VIT F-

INT F-

RES F-

AGI F-


スキル

超回復Lv.1

身体強化Lv.1

属性耐性Lv.1

スキルカウンターLv.1

鑑定Lv.―

神託Lv.3

魔力感知Lv.2

魔力操作Lv.4

MP自動回復


魔法

イメージ(無属性)Lv.1




となっていた。魔力操作がいきなりLv.4なのは神様がくれたからだろうな・・・。

操作だけなら母さんより上って・・・。

MP 10/7? MP最大値より魔力が多い?と思っていたら、すぐに10/10に変化した。MP保有量が増えた!?


とりあえず光合成もどきを行い、植物のように貯めることを考える。

すると自分の魔力を消費してから、自分の中に新しく取り込んだ魔力が充満する。

うっ・・・これ、もう入らないのに食べ続けてるときのような感じがするな・・・

あの、無理矢理胃を拡張してるかのような感じ。吐き気のようなものもある。


とりあえず、できるところまでやってみよう。結局、終日拡張をやっていたら、だいぶステータスが伸びた。



名前:アルフォンス=レヴァン 年齢0

性別:男 レベル1

HP 8/8 MP 10/7

STR F-

VIT F-

INT F-

RES F-

AGI F-


スキル

超回復Lv.1

身体強化Lv.1

属性耐性Lv.1

スキルカウンターLv.1

鑑定Lv.―

神託Lv.3

魔力感知Lv.3

魔力操作Lv.4

MP自動回復


魔法

イメージ(無属性)Lv.2

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ