第1話 聖女物語 その11
「ふぅ……やっと着いた」
四人がエルーガ市の正門に到着したのは日が暮れてまもなくのことだった。
正門は上げ下げのできる木製の格子状の扉で、大きさもギリギリ荷馬車が一台通れるかどうかであった。
現在扉は上がっており、左右にひとつずつ篝火がたかれ、門番が二名立っている。
門の手前には大きな駅舎があり、併設された馬房で馬が疲れを癒していた。街道の反対側の道沿いには明日出発を予定している荷台がズラリと並んでいる。
エルーガの駅は市の外に設置されており、馬車の乗客は駅舎内から専用通路で直接市への出入りができた。
冒険者証を見せれば顔パスで通れる冒険者と違って、身分証を持たない者は正門からは入るのには結構な時間を要する。厳しいチェックがあるからだ。しかし駅舎からだとその煩わしいチェックが免除されていた。
「途中で降りちゃったけど、切符見せれば駅舎から入れてもらえるかな?」ミーファが不安げに切符を取り出す。
もし切符が利用不可でもレド達は冒険者だから影響は無いが、マナはそうはいかない。切符がまだ使えるかどうかで街に入れる時間が大幅に変ってしまう。早く風呂に入りたいミーファにとっては切実な問題であった。
「ふふふっ……。大丈夫ですよミーファさん。なぜならば――」
マナはジャケットの内ポケットから一通の手紙を取り出して掲げた。
「ジャジャーン! なんとご主人様がこれを用意してくれました」
「おおっ、何かよく分からないけど、とにかく何かすごそうな雰囲気」
その手紙にはマナに対する便宜の要請と共に貴族の印章が押印されていた。
マナは門番にその手紙を渡すと、門番は「ちょっと待っていろ」と詰所に引っ込んだ。
思ったよりも早く印章鑑定を済ませて戻ったきた門番の態度は一変しており、四人はすんなりと街に入ることが出来た。
正門から街の中心へ続く大通りがエルーガ市のメインストリートとなっており、両端には多くの商店や飲食店が軒を連ねていた。時間的に開いている店は飲食店ばかりだが、大通りはまだまだ多くの人で溢れている。
「お腹ペッコペコのところ大変申し訳ないんだけどまず宿ねそしてお風呂ねこのベトベトをなんとかしたいの分かるでしょ頼むよまぢでありがとうじゃあ探そう」
ミーファの有無も言わさぬ圧の前に三人は首を縦に振ることしか出来なかった。
◇◇◇◇
翌日。
数人の座った女性が彫られた真っ白い噴水。
綺麗に剪定された木々と色とりどりの花。
かわいい東屋の中に四人の姿があった。
「マナ様、このケーキも美味しいざますよ。いかがでございますです?」
「あらミーファ様、ではこちらのケーキも良かったら是非ともお召し上がり下さいあそばせ。なかなかのお味でござそうろう」
「「おほほほほほ」」
貴族ごっこ真っ最中である。
四人は朝食を済ませると中庭の東屋に案内され、マナの馬車の時間まで優雅に食後のデザートとお茶を啜っていた。
昨晩、地元の人間に聞くのが手っ取り早いだろうという事で門番に相談すると、門番は迷わず四人を街で一番高級な宿屋に案内したのだ。もちろん門番は粗相があってはいけないという理由で選んだのだろうが、貴族も利用する宿屋なだけに宿泊料も高額で、四人の目玉が少々飛び出したのは言うまでもない。
しかしさすがは高級な宿屋。マナが手紙を見せると請求は貴族に回してくれるという話になり、宿泊費だって諸経費の一部だろうと四人は大喜びでこの宿に決めた。
「ちょっとレド、手づかみやめて。シランも傷んでないからいちいち匂い嗅がなくていいよ」
「こんな高級な場所、もう来られないだろうから五感で味わっておかないとな。ほらレド見てみろ、この何層もの薄いパイ生地を割った時のサクサクって心地よい音」
「音は見えねぇけどな」クリームの付いた指を舐めながらレドがツッコむ。
「それよりマナさん。向こうに着いたらさ、貴族の人達になんかこういい感じに俺達をアピールしてもらえない? あいつ等は役に立ちそうでふっよっ――イテテテ」
両手を合わせてお願いするレドの頬を呆れ顔のミーファがぐいっとつねる。
「アホレド、恥ずかしい。マナさんが困っちゃうじゃん」
レドはその手を引っぺがし、勢いよくさすって痛みを紛らわしながら、
「何言ってんだよ。こんなチャンスは滅多にないからな。売り込みだよ、売り込み。あ、でもあの事は内緒でお願いします」
「大丈夫ですよミーファさん、全然気にしないでください。もう全力でに皆さんの応援しちゃいますから。あ、それとあの事は内緒でお願いしますね」
甘いデザートが並ぶテーブルの上で、まるで断崖絶壁を登り切ったムキムキのバディがお互いの健闘を称えるかのような握手を交わすレドとマナ。お互いの秘密の共有がより絆を深めていた。
「失礼します。お客様、そろそろプロセア地方行きの馬車のお時間になっております」
宿屋の給仕が馬車の時間を知らせに来た。
これからマナが向かう先がプロセア地方である。目的の街まではいくつもの集落や街を経由しなければならず、まだまだ長い道のりだ。
四人は宿屋を出ると乗り遅れないように早足で駅舎へ向かった。レドとマナが早歩きで競っているのは絆を深めたからに違いない。
駅に着くと既にプロセア地方行きの馬車の乗車準備が始まっていた。マナは慌てて切符売り場に駆け込んで切符を買うと、その足で御者へ荷物を預けに向かった。
程なくして小走りで戻ってきたマナが三人に切符を差し出して、
「バタバタしちゃってすみません。どうやら前倒しで出発するらしくて。これ今日出発の王都行きの切符ですので使ってください。それとこれが符牒です」
受け取った符牒には『赤いミドリガエルの真っ青な顔』と書かれていた。
今回のような場合、クエスト達成の証として符牒が使われる。依頼の申請をする時に符牒を決めておいて、ギルドへの報告時に確認される。合っていれば完了、間違っていればギルドの方で確認が取れるまで保留になってしまう。
「大変お世話になりました。《オーラ》のみなさんに護衛して頂いてホント良かったです。ミーファさん落ち着いたら手紙書きますから、皆さんで絶対遊びに来てくださいね」
「うんうん、絶対行く行く。マナさんもお仕事大変かもしれないけど頑張ってね」
「じゃマナさんまたね」
「道中気を付けて」
名残惜しそうに何度もこちらを振り返りながら駅舎から出ていくマナを三人は手を振って見送った。
◇◇◇◇
王都へ向かう荷馬車の出発まで少し時間があったので、三人はエルーガのギルドに寄ることにした。
素材の相場のチェックが目的だ。どこのギルドでも素材の買取りをしていて買取金額のベースは一緒なのだが、在庫量によって各ギルドで補正を入れたりしている。
少しでも高いところで売りたいと思うのが人情だ。
今回は通常サイズとは比較にならないほど大きい特殊個体の素材である。どのくらい付加価値がつくのか気になっていた。
ギルドの場所は正門から入ってすぐの場所だったので、駅から目と鼻の先の距離だった。
「やっぱ数日でも別れは寂しいねぇ」先頭を歩くミーファがしんみりしている。
「でもマナさんて貴族の家でメイドさんやるとか言ってたよな。住み込みだろうし、会いに行っても遊んでる暇なんてないんじゃないか?」
たしかにそうだよねとミーファが残念がっているとシランがボソッと呟いた。
「本当にメイドの仕事なんかね……」
「どゆこと?」ギルドに入る直前で足を止めてミーファが振り返る。
シランがボソボソと小声で話を続けた。
「だって考えてみ。いちメイドの為にこれほどまでに金を使うか?」
「確かに破格ではあるけど……」
ギルドの入口に突っ立って邪魔にならないように三人は少し脇にずれた。
「何よりあのスキルだぞ。普通じゃない。てか、ぶっちゃけガチで聖女じゃん。行き先はプロセア地方なんだろ。てことは多分アルカディアだろうな」
「学術研究都市の?」
「ああ。俺らにはメイドって言ってたけど、もしかするとあのスキルの研究とか実験とか、そんなところなんじゃないのか」
「ちょっとやだぁ……人体実験とか怖いこと言わないでよ」ミーファが思い切り眉をひそめる。
「でもまぁ、昨日から俺の勘はハズれまくってるから、本当にメイドの可能性もあるけどな」
「俺はまた物騒な奴等に狙われないか心配だ」
「貴族の庇護下に入るわけだから、俺達が護衛するよりもよっぽど安心安全なんじゃないの?」
「なるほど……」
そりゃそうだと納得したレドが、ギルドの入口のスイングドアに手を掛けた。
「はっきりしない事を心配しても仕方ねぇや。それよりさっさと相場チェックして早めの昼飯にしようぜ。俺、閃いちゃったんだけどさ。さっきの宿屋に戻ったらツケでもう一食くらい食べられそうじゃない?」
「「それな!!」」
そうと決まれば善は急げと三人はギルドに駆け込んだ。
エルーガの冒険者ギルドは直轄ギルドである。直轄ギルドの建物はどこも同じような広さと構造をしていた。
一階のロビーにはいくつものテーブルと三つのカウンターが設置されている。各種申請、各種相談を受け付けるメインカウンター。クエストの発注と受注、報告が行われるクエストカウンター。そして納品や買取りが行われる納品買取カウンターだ。
今の時間帯、王都のギルドであればロビーは人であふれかえっているのだが、ここエルーガのギルドは閑散としていた。王都と目と鼻の先のここをわざわざ河岸にする冒険者が少ないからだ。エルーガ市は大きい都市ではないし、重要拠点でもない。にも関わらず、なぜわざわざ直轄ギルドが作られたのかと冒険者の間でもよく話題に挙がっている。
今ギルド内では二人の冒険者がクエスト板の前でクエストを物色し、眼鏡をかけた耳長族の商人が納品買取カウンターの側にあるボードを見ていた。それから数人の制服職員がカウンターで仕事をしている。
レド達が用があるのは納品買取カウンターだ。
納品買取カウンターの側に設置されたボードは通称「相場板」と呼ばれ、素材の相場が書かれているボードである。と言っても全ての素材の価格が書かれているわけではない。
素材の価格は毎年改定され、どのギルドもそれに準じている。しかし在庫量に過不足が生じた場合、その調整の為に各ギルドで基本価格に補正を掛ける事が出来た。
そしてプラスでもマイナスでも補正が掛けられた素材が相場板に書き込まれる。商人が相場板の情報をメモっている姿はどこのギルドでもよく見る光景だ。
「うーん……デススパイダー系の素材は……特にないな」相場板を確認したシランが残念がると
「試しにカウンターで聞いてみない? あんなにデカいデスパは前代未聞だし、もしかすると特別な値段になるかもよ?」
じゃなきゃ割りに合わないしとミーファがボヤく。
「ねぇおねえさん、ちょっといい? コレ見てよ」レドが牙と爪を取り出してカウンターにゴトリと置いた。
納品買取カウンターのスラリとした金髪エルフの受付嬢がニコリと笑顔を見せる。
「ご利用ありがとうございます。素材の買い取りでよろしいですか?」
「あー、買い取りというか、見てもらいたいというか……」
「はい、かしこまりました。こちらの牙と爪ですね……おや? これは鎧猪でもないし……砂漠虎のものでも……すみません、こちらは何の素材ですか?」
「デスパだよ。こーんな、人よりデカいやつ。見た事も聞いた事もないようなデカさだったよ」
手を大きく広げて説明するレドに受付嬢は苦笑いをした。
「デスパってデススパイダーですよね? そんなに大きな個体だったんですか?」
「そうそう。もうデカいの何のって、こーんなだよ。しかも毒もあってさ」
「毒ですか? デススパイダーですよね?」
「だからそうだって言ってんじゃん。まぁ毒はエリクサーで治ったんだけどね」
「毒をエリクサー? エリクサーってあのエリクサーですか?」
必死に説明するレドの後ろで、やってしまったとシランとミーファが頭を抱えた。眼鏡の商人にも話が聞こえていたようでクスクスと笑っている。
二人はなぜレドに説明させたんだと肘で責任を擦り付け合っていたが、見かねたミーファが我慢できずにレドと受付嬢の間に割って入った。
「信じられないかもしれないけど、エルーガ都市外縁廃墟の中にいたんですよ。大きさも毒持ちも本当です」
「さすがにちょっと……しかも解毒にキュアポーションでなくエリクサーって……あっ、それほど特殊な個体ならもしかすると魔石が普段とは違う可能性があるので、魔石を見せてもらってよろしいでしょうか?」
「ですよね! ちょっとアンタ達、もちろん魔石取ってきたよね?」
シランの眉尻がピンと跳ね上がってまばたきの回数が増えた。ミーファと目を合わせようとしない。
「ほら、さっさと出して」
「な、無いよ……」
「は? 何で無いのよ」
目を伏せたままのシランがレドの腹をそっと指差す。
「えっ、また?」
「いや、クズ魔石だったから……」
シランは親指を小指の腹に押し付けて、小指の先くらいだったんだとアピールをし、レドは相変わらず自慢げな顔をしている。
ミーファは言いたい事をぐっと堪え、怒りに肩を震わせながら、
「す、すみません。でしたら仮定の話として、もしこれが見た事もないような巨大なデススパイダーの素材だったとしたら買取り額ってどうなりますか?」
「そうですね。過去に取引きが無く、需要があるか分からない物はオークションに委ねる感じになります。そうでなければ牙や爪は錬金素材として粉末になったりしますので目方での対応になります」
種族の中でも飛びぬけて容姿の整っているエルフの受付嬢が美しい笑顔で答えた。だが血走ったミーファの目には、そんな美しさも映らない。
「……そうですか、分かりました。ありがとうございます」礼を言ったミーファの瞳からは光が消え失せ、まるで深い井戸のようにどこまでもどこまでも闇が見えた。
くるりとカウンターに背を向けると両手の指をコキコキと鳴らし、レドとシランの耳を力いっぱい引っ張っる。
「痛っ、痛っ、痛っ!」
「ごめんなさい、ごめんなさい!」
そのままロビーの隅まで二人を引きずっていき、エルフの受付嬢の美しい笑顔が凍り付く程のガン詰めの説教が、帰りの荷馬車が出発する時間ギリギリまで続いた。
◇◇◇◇
二日後、王都に戻ってきた三人はその足でギルドへ向かった。
もちろんさっさとクエスト完了の報告を済ませて報酬を得る為だ。
エルーガのギルドで売ろうとした素材は結局そのまま持ち帰り、荷馬車の中で話し合った結果、目方売りにする事に決まった。
理由は『巨大なデススパイダー』を証明できないからだ。エルフの受付嬢の様子ではオークションに出品したとしても、おそらく買い手がつかないだろう。出品手数料だけ取られるのがオチだ。
「よぉレド。ここ数日見かけなかったけど、今お帰りか?」
ギルドに到着するなり、レザーの鎧を着た筋骨隆々でスキンヘッドの冒険者が声をかけて来た。
「おう。エルーガまで行って来たよ」
「金欠のお前らがエルーガ? よほど良い仕事にありつけたって事か。じゃあ今度おごれよ」
「気が向いたらな」
じゃあなと手を挙げて、スキンヘッドの冒険者が外へ出て行った。
ギルドの中はたくさんの人でごった返し、特に伝言掲示板の辺りが混みあっている。
「うひー。やっぱこっちのギルドは混んでんなぁ」
「そりゃもうすぐ来臨祭だからな」
シランが掲示板に貼られたひときわ大きい貼り紙を指さした。
「ああ、もうそんな時期だっけ」
七歳になった子供達のスキル鑑定と、勇者伝説の読み聞かせが毎年協会で行われている。それが来臨祭である。
仕切りは国内最大勢力のギルス教会が行うので各都市で開催されるが、教会施設がない小さい町や村では行われない。そういう所の子供は年に一回訪れる司祭を待つか、大きな街に出かけて祭りに参加したりするのだが、折角だからと観光を兼ねて王都に出向く親も多い。
なので毎年この時期になると伝言掲示板には宿泊施設の空き情報とかイベント告知とか、観光客向けの情報が多く貼り出される。
人集りのできている伝言掲示板は入口から見て右側。用のあるカウンターは左側にあった。
三人は混雑を横目に見ながら、クエスト完了の報告をする為にクエストカウンターへ向かう。丁度前の人が終わったようですぐに報告ができた。
「やぁエヴリン。クエ完了の報告だ。これ確認を頼むよ」
シランが発注書をカウンターの上に置き、人族の受付嬢エヴリンに提示した。何度も顔を合わせているので顔見知りである。
「《オーラ》のみなさん、お疲れさまです。では少々お待ちください」
発注書を受け取ったエヴリンはそれを見るなり少し首を傾げた。それから台帳を広げて確認を始めたが、その表情は曇っていた。
「シランさん。このクエストはこのギルドで間違いないですか?」
「そうだけど、何か問題?」
「うちでは発注していないようなのですが……」
「「へっ?」」シランとミーファから変な声が出た。
「メインカウンターで依頼を受け付けたら、ギルドマスターがそれを承認してこちらに発注書が回ってきます。それを台帳に控えて、掲示許可印を押印してからクエスト板に貼り出します。でも――」
エヴリンが件の発注書をカウンターに置くと、
「――これ、許可印が押されていないし、そもそも台帳にも控えがないし……クエストの受注手続きで台帳に受注パーティを記入するので、その時点で漏れがあれば気付くはずなんですが」
そんな馬鹿なとシランを押しのけてミーファが震える手で発注書を掴み取ってよく見ると、確かに見慣れた許可印がどこにも見当たらない。
「何? どういうこと?」レドが小声でシランに聞く。
「報酬が貰えないかもって話」
「マジか……そういや、机の上にあったのをこっそり持ってきたとか言ってたもんな」
「あぁ、言ってたな……原因はそれか」
小刻みに震えていたミーファの肩の震えが突然止まった。
「あ、こりゃ、やば――」
「くっっそぉおおぉぉ!! なんなのよおぉぉぉっ!」
ついに怒髪天を衝いたミーファが発注書を床に叩きつけてレドを睨んだ。
「お前か!」
続けてシランを睨む。
「それともお前か!」
ワシャワシャと自分の頭を搔き乱して、
「それともアタシか! アタシなのか? 貧乏神に祟られてんのは誰よ!? 誰でもいいからお祓い行って来いよ!」
「やばい、爆発した。外に連れだすぞ」
慌てたシランとレドに両脇をガッチリと抱えられ、わめきながら引きずられて行くブチ切れミーファ。
「はい、すいません。そこ通りますよ」
「何でもないでーす。お気にせずにー」
衆人環視の中、後ろ向きで引きずられギルドから出て行くミーファが最後に吠えた。
「貧乏なんてどぅわっいきらぁぁっいだあぁぁ!! ムキーーッ!」
これ以降しばらくの間『貧乏神のミーファ』という二つ名で、色んな場所で爆笑ネタにされた事は語る必要もないだろう。
第1話終わりです
読んでいただいてありがうございます
つまらなかったらごめんなさい
少しでも気になるようなら引き続きよろしくお願いします




