人はパニックに陥ると
お読みいただきありがとうございます!よろしくお願いします。
令和七年七月七日、急遽、婦人科外来の診察を受けることになった私は待合スペースのソファに座って待つことになった時、私の隣では・・
「娘さんと連絡は取れましたか?」
「ええ、ああ、娘とは連絡は取れました」
「これから急遽、入院の形となりますが、娘さんには入院で必要な物を用意して頂くことになりますが」
「あの・・入院に必要な物ですか?」
「はい、それは後で説明する形になるのですが、大丈夫ですか?」
「はい、大丈夫、大丈夫です」
「それでは病棟の方の準備が出来次第、ご案内をしますので・・」
緊急入院になった患者さんの案内を看護師さんがしていたわけですよ。
おおー、緊急入院か。急遽、入院しないとまずい状況だということが受診して分かったというわけで、
「顔色悪いけど大丈夫かなあ?」
看護師さんに案内されるご婦人の方を見てそんなことをぼんやりと考えていたんです。
その後、自分自身が緊急入院どころではない大変な事態に陥っていることが判明するわけですが、
「神様、仏様、あらゆる日本の神様!どうか!どうか!転移だけはナシでお願いします!」
令和七年七月七日、病院でお会計を終えた私は病院からも近い場所にある土地神様でもある八幡神社に直行。神社の前には『大祓』と大書きされた旗も掲げられているし!是非とも色々と祓ってほしい!
「娘の結婚式には参加をしたいので!どうか!どうか!転移だけはナシでお願いします!」
今まで十円玉、五十円玉、始終ご縁がありますようにで四十五円、百円、五百円までは願掛けでお賽銭を投入したことがあったけれど、
「えい!」
千円札を折りたたんで賽銭箱に投入。あれ?賽銭と違って札は賽銭箱の中に落ちて行かない。ちっとも落ちて行かない千円を眺めながら、賽銭泥棒に取られたら・・とも思ったけれど、
「構わない、構わない。神様、仏様、あらゆる日本の神様!どうか!どうか!転移だけはナシでお願いします!」
と、神社に願掛けをしていると、テレワーク中の夫から電話がかかってきた。
「何で帰って来ないの? 今何処に居るの?」
「いや、神社で願掛け中だったんだけど」
「神社って、そりゃ必要かもしれないけれど」
人間、どうしようもないほどの窮地に陥った時には、神頼みをしたくなっちゃうものなんだって!
ちなみに私は看護師の資格をとって若かりし頃には病院で働いていたことがあるのですが、看護学校時代で行った病院実習で、
「看護学生の時に、子宮体部癌患者さんのオペ後を担当したことがあったし・・」
ふわふわとすっかり忘れていた過去の記憶が脳裏に浮かんで来るわけです。
「抗がん剤を投与するために入院中の患者さんの担当をしたこともあったし・・」
どんどんと脳裏に過去の思い出が浮かんで来るわけですよ。
私、49歳、女性、子宮体部癌、G3という転移が多いハイリスクな癌であることが判明して大学病院に紹介状を持って行くことが本日決定。
年齢からも分かる通り、今後、転移の可能性が非常に高いことから子宮、卵巣、全摘出、周囲のリンパ郭清ももちろん実施。恥骨からみぞおちまで広範囲に切開。
「オペの為に三週間入院、オペ後は化学療法を速やかに実施する形になるから、化学療法の副作用ときたら、吐き気、脱毛、骨髄抑制(感染しやすくなる)倦怠感、口内炎、末梢神経障害など様々な症状が出てくる可能性あり」
頭の中がぐるぐるぐる、ぐるぐるぐる、今後の展開がぐるぐるぐる回る中で・・
「今週の木曜日に大学病院受診となったら、その時に緊急入院の運びになるかもしれん!」
本日、隣で看護師さんから緊急入院の案内を受けていたご婦人の姿が思い浮かんで来ているわけで、
「家族に迷惑をかけない為にも、早急に入院の準備をしておかなければならないじゃん!」
頭の中は入院の準備でいっぱい!いっぱい!になっていくわけです。
癌の告知を受けて、泣き出しもせずにその足で神社に願掛けに行って、神社の鳥居を越える頃には入院の準備で頭の中いっぱいって、冷静だったのか、冷静じゃなかったのか、どっちなのかと言えば間違いなく冷静ではない状態で、
「まずはお腹をズバーッと切ります!ズバーッと!」
私が癌の告知を受けたというだけで相当なショックを受けている夫と娘に向かって言いました。
「ここをこんな感じで、鳩尾から恥骨までズバーッと切るし、入院三週間になるから、お前ら私が居なくても大丈夫だよな?」
「「いやいやいやいや・・いやいやいやいや」」
夫と娘、真っ青な顔で混乱状態。
私の頭の中ではハイリスクな癌→ なる早でオペ!全摘当たり前!リンパ郭清(周囲のリンパをベローっと除去してしまうこと)当たり前 → 術後は間違いなく辛い! 手術侵襲が大きい! →とにかく三週間入院だけどお前らは大丈夫か? というところまで到達しているんだけど、
「「待て!待て!待て!」」
夫と娘は言いました。
「「ママが癌告知を受けるだなんて!」」
そこで止まっていたんだね! ごめん! ママはそれよりも先のことを考えていたよ!頭がイッチャッテいたのかもしれん。これはもう、イッチャッテルー!
癌の告知を受けた私の状況をコミカルに描いていきたいと思います。
癌を治療するにあたり、私としてはこうした方が良いのだなという部分をクローズアップして、
二人に一人が罹患すると言われている癌について、情報を共有しつつ、楽しんでいただけたら幸いです!
もし宜しければ
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