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癌の告知を受けたなら  作者: もちづき裕
抗がん剤編
42/45

歯茎が下がってきたからなのか

お読みいただきありがとうございます!よろしくお願いします。

『今からでも遅くない!歯茎ケア!』

 テレビを付けていると目に入ってくるのが、歯茎を意識した歯磨き粉のCMで、

「確かに年齢を重ねて無視出来なくなってくるのが歯茎の下がり具合よねえ〜」

 年齢を重ねるとそれはもう目を瞑って現実逃避をしたくなるほど自分の歯茎が驚くほど下がってくるのです。


 年齢を重ねると重力に従って色々な物が下がってくると言いますけれど、私としては一番嫌なのが歯茎の下がり具合。半年に一回行っている歯科検診で歯茎については何も言われないのでそのままで良いってことなんでしょうが心配は尽きません。

 ちなみに、抗がん剤治療を受けて真剣に取り組まなければならないのが口腔ケア。


 抗がん剤が口の中の細胞を攻撃していく関係で、口内の粘膜が炎症を起こしていく副作用があるので、毎食、しっかり歯磨きをして(ヘッドの小さい歯ブラシ、柔らかめ。歯磨き粉も刺激が少ないものを選択)マウスオッシュ(ノンアルコール)で口腔洗浄をする必要があるし、口腔内のチェックをする必要があるのですが・・

「やっぱり歯茎の下がり具合が気になる〜!」

 歯茎の下がり具合が気になって仕方がないのには理由があるんですよね。


 子宮体部癌に罹患した私は急遽、開腹手術を行うことになったのですが、

「手術の際には挿管をすることになりますし、そんなに多いことではないのですが、挿管時に歯が折れるということもあるので、不安があるようでしたら手術前に歯科検診を受けるようにしてください」

 と、麻酔科医の先生から説明を受けました。


 医療ドラマの手術シーンでは患者さんの口から管が出ていたりするかと思うんですけど、あれが挿管チューブ、術中の安全な呼吸の維持と誤嚥を防止するために挿管するんです。


 昔、むかーし、若かりし頃に働いていた病棟では挿管している患者さんが大勢いましたし、痰を取るための吸引もしていましたし、挿管の介助もしていたわけで、

「挿管ね、挿管、挿管・・」

 若者から中年から超高齢者まで、数々の挿管を見て来たけれど、

「歯が折れているのは見たことないな〜」

 超高齢者に挿管をする際に歯がバキッと折れちゃうこともあるのかな?

「まあ、幸いにも入院する3日前に歯科受診の予約が入れたままだったから、そこで歯をみてもらえば問題ないだろうけども!」

 たまたま、入院する三日前に歯科検診を入れていたので、歯については何の問題もないだろうと思っていたんですよ。


 そんなこんなで手術を行い、今現在、抗がん剤治療を受けているところなのですが、

「右側の奥歯で物を噛むことが出来ないのは何故?」

 今まで感じたことがない違和感。

 気が付いてみればこれ、手術をした後くらいから続いていたかも。


「滅茶苦茶グラグラしているわけじゃないけれど、硬いものなんか絶対に右側で噛めない。左側で噛んでいれば問題ないけど、これは何故だ?」

 そこで鏡を見ながら口腔内をチェックしてみるわけですが、

「これは・・歯茎のせいなのか?」

 改めて気が付いてしまった驚くほどの歯茎の下がり具合。歯茎が下がって来ているから右側奥歯がグラグラしているように感じてしまうのか?


「いやいやいや!これ違うわ!」

 私は若かりし頃に自分の歯については放置プレイが過ぎまして、右側奥から2番目の歯を虫歯で抜歯しているおかげで右側奥はブリッジ(橋をかけるように人工歯を連結している)にしているんですよ。


 手術中に、

「もちづきさーん!もちづきさーん!」

 肩を叩かれて目が覚めたところで抜管をしていたのですが、

「手術中、右側からズルズルと抜管していたもの!右側から経口挿管していたんだ!」

 だからこそ右側の奥歯、ブリッジ部分が挿管によってダメージを受けたものだから、物を噛むのに支障が出て来てしまったということで・・

「しまった〜!こんなことなら右側は奥歯をブリッジしているから左側から挿管してくれって言えば良かった〜!」

 なんてことだ・・完全に後の祭り状態です。


 これから手術を行うという方がいらっしゃったら言っておきたい!

 手術中は経口挿管をするのですが、これって口の右側か左側か、どちらかを選んでアプローチするものなので、たとえば貴方の歯の何処かに問題があったとするのなら、

「こっち側の奥歯が自分としては非常に心配なので、挿管するなら出来れば別の方からアプローチして貰いたいです〜」

 と、手術前には麻酔科医の先生が来てお話をしてくれるので、相談してみるべきだと思います!

「歯科検診に行ったから問題ないと思っていたけど、ブリッジの存在を忘れていた〜」

 右側の奥歯で噛めないのって地味に辛いです。


 ちなみに抗がん剤治療中は口内炎が出来やすく、地味にダメージを喰らうということでも有名です。

「口内炎でダメージってどんなダメージなんだ?日に何個も出来て大変なことになるってことだろうか?」

 想像するだけでも痛すぎるし、そんなことにはなりたくないため、朝、昼、晩の食後の口腔ケアに加えて、口の違和感があったらノンアルコールのマウスウォッシュをするようにしていました。


 後は抗がん剤、口内炎作りたくないで検索したところ、

『口腔内が乾燥することがないよう、水分を多めに摂取するようにしましょう』

 という記事を読むことになりまして、日々、水分を多めに摂取をして口の中が常に潤っているように気をつけておりました。


 それでは私の戦績を発表します。

1回目抗がん剤治療後、舌(左)一箇所あり。 2回目抗がん剤治療後、唇裏一箇所、 舌(上)一箇所あり。 3回目抗がん剤後、今のところ口内炎なし。ちなみに口内炎が発生した時には都度、処方された軟膏を塗って治しております。


 これは私の感覚的なものなのですが、やっぱり口の中が乾燥すると途端に口内炎が出来やすい。私が使用している抗がん剤は腎障害を引き起こしやすいので水分は毎日多めに摂取しているのですが、この水分摂取が口内炎予防と腎障害予防に繋がったのかなと思います。


あと、熱いものは飲まずにぬるめのものを飲むようにしていることと、口の中の違和感が強い時には氷を舐めると改善していました。あとは果物、ビタミンCを積極的に摂取するように心がけることも重要なのかな〜と思った次第です!


癌の告知を受けた私の状況をコミカルに描いていきたいと思います。

癌を治療するにあたり、私としてはこうした方が良いのだなという部分をクローズアップして、

二人に一人が罹患すると言われている癌について、情報を共有しつつ、楽しんでいただけたら幸いです!

もし宜しければ

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