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癌の告知を受けたなら  作者: もちづき裕
抗がん剤編
27/45

まあ・・こんな感じです

お読みいただきありがとうございます!よろしくお願いします。

 むかーしむかしのことですが、抗がん剤治療を受けるとなったら患者さんの吐き気がとっても酷い状態になっていて、

「抗がん剤治療中は、何も出来ないものと考えておいてください」

 と、言われることもあるほど非常に大変な治療だったんですね。吐き気が酷くて食べられない。栄養失調、脱水は当たり前と言われるくらいに辛い治療も、医学の発達により改善されているのですが、

「吐き気止めが処方されていない?」

 まさかの話にガーーンッとなりました。


 夕方に来た薬剤師さんからそんなお話を受けた私は、夕方の検温にやって来た夜勤の看護師さんに尋ねたわけですよ。

「すいませーん、明日は退院になるんですけど、退院処方に吐き気止めって入っていますでしょうか?」

看護師さんはパソコンを持って歩いているので、患者さんの基本的な情報はその場で確認が出来るようになっているのです。そこで看護師さんは言いました。


「その吐き気止めの名前はわかりますか?」

はあ〜い?

「吐き気止めの名前、わからないんですか?」

出たー・・

「先生からも薬剤師さんからも吐き気止めを出して貰うっていう話が出ていたので・・薬の名前までは言われていないんですけど〜」

「ああ、そうですか。それでは確認してみますね!!」

 なんか嫌な予感がするわ。


今日は退院という日になったのですが、目覚めがスッキリと言うよりも、

「気持ち悪い〜」

胃の不快感で午前五時に目を覚まします。

抗がん剤の副作用を抑える薬は朝、晩に処方されているので、効果が12時間と考えると、そろそろ薬の効果が切れる時間ということになるのではないでしょうか?


今日は退院なので荷物の整理などをして気分を紛らわせて、廊下に電気がつく6時過ぎから体力作りのために廊下を歩き始めたところ第一看護師さんを発見!!


「あの〜、個室に入院しているもちづきですが、昨日、退院処方で吐き気止めが処方されたのかどうかを確認してもらうことになっていたのですが、本当に処方されたのかどうかが心配でして〜」

「あ!そうなんですね!確認してみます!(笑顔)」

「先生や薬剤師さんは出すようにすると言ってはいるんですけど(昨日の看護師さんの反応から)心配で!心配で!!」

「確かに心配になりますよね?大丈夫ですよ!(笑顔)」


再び昨日と同じようなことをやっているのですが、とにかく胃が痛い、気持ち悪い、気分が悪いで心配や不安が大きくなっていくわけですよ。


 廊下を歩き始めた二十分後、担当の看護師さんらしき人を発見!

「すみませーん、先ほど違う看護師さんにお願いしたんですけど、吐き気止めがきちんと処方されたのかどうかを知りたくて!!」

「あの、お名前伺っても宜しいでしょうか?」

「ああ~!!すみません、担当の看護師さんかと勘違いしてしまいました!」

「いえいえ、大丈夫ですよ〜」

「もちづきと申します〜」


 この時は本当に気分が悪くて、看護師さんの顔なんか覚えていられないような状況です。

「すみませーん、吐き気止めってどうなったのかな?と知りたいのと、気分が本当に悪いので、薬を前倒しにして飲んでも良いのか確認をしたくてですね」

「ちょっとお待ちください〜」

ナースステーションの近くだったので、私も一緒に移動をすると担当の看護師さんも居たんですよね。


そこでようやっと、パソコンの前に座っていた担当の看護師さんは言いました。

「吐き気止めですよねえ・・どうだろう?」

やっぱり調べていなかったみたい〜!!

「もちづきさん、胃薬を処方されているみたいなので、それを先に飲んでください」

「あのー、胃薬は頓服で出して貰ったんですけど、昨日で飲みきりだったので手元にない状態です」

「「昨日で終わっていた?」」

二人の看護師さんは驚いていたみたいですが、事実なんで仕方ないっす。胃薬は複数回分出すのが普通だと思うのよ、退院処方にも入れて貰う予定だったしね?


「それじゃあ、退院処方が今ここにあるので、ここから胃薬を出して飲んでください」

 それじゃあ、退院後に飲む分が一回分、無くなることになるでしょうけれども・・

「はーい!わかりましたー!」

と、答えるしかないですよね!


朝食前に胃薬を飲み、予定通りに朝食後にデカドロン(吐き気どめの効果あり)を飲み、歯磨き、片付け、着替えを終えた午前九時の時点で、

「もちづきさーん、今日は退院になりますね〜」

日勤の看護師さんがやって来たのです。


「もちづきさーん、先ほど退院処方から胃薬を出して飲んで頂いたと思うんですけど、頓服用に処方された1日分が上がって来たので、それを持って行って貰うことになりますね」


そこで私は、薬剤師さんから頂いたパンフレットを差し出しながら言いました。

「このパンフレットを見ると、あと一回分だけジプレキサがあるみたいなんですよね。これを飲むと(抗がん剤の副作用を抑えられて)調子が良いので、ナースステーションにあるなら持って帰りたいと考えているのですが〜」

「あ、そうなんですか?」

これはここで言わなきゃ最後の一回分を貰わずに帰ることになったのでは?

「それについては確認をして来ますので、とりあえず先に血圧と体温を測ってしまいましょうか?」


 薬の一粒くらい病棟に置いて帰ったら良いじゃないかと思われるかもしれないのですが、とにかく胃の症状がキツイし、帰宅後はもっと酷くなるかもしれないとなると、貴重な一粒だって置いていくわけにはいかん!という気持ちになるのです。


これから抗がん剤を始めますという方がいたら是非とも言いたい!!


初日には担当の先生と顔を合わせることが多いので、口内炎への心配があるので、口内炎の薬が欲しい。治療後は便秘か下痢かのどちらかになると言われているけれど、整腸剤だけは出して欲しい。吐き気が怖いので頓用でも良いので吐き気どめを処方してもらいたい!夜も眠れないから眠剤も処方してもらいたい!!などなど、自分でメモを取って渡せるようにした方が良いのかもです!


看護師さんや薬剤師さんにメモ紙を渡せるようにしておいたらパーフェクトかもしれないです!患者が積極的過ぎないか?と思うかもしれませんが遠慮して処方してもらえず、家で苦しんだ挙句、外来にわざわざ行って処方をして貰うなんてことになるじゃないですか!!気分悪い状態で外来で薬を貰うために長時間待つとか地獄ですって!


確かに抗がん剤治療の一週間後には外来受診が入っているんですが、具合が悪いのにそこまで我慢するのも辛いです!!


それにしても私の吐き気どめは一体いつ到着するのでしょうか?10時には退院の予定なのですけれども。

結局、退院予定の10時になっても届かず、11時近くにやってきた薬剤師さんに再度、薬の説明を受けて(吐き気どめを処方してもらって)退院することになりました。


 まあ・・こんな感じです。

 むかーしむかし、私が働いていた時代では『退院処方はこれです』『ご自宅に帰った際には飲み忘れないように注意してくださいね!』終わり!でしたけれども、今は患者さんの希望も取り入れられるということから、きっちり患者側からアプローチしないと退院処方が?状態になるようになっちゃうんですかね?分かりませんけど。


 だからこそ言いたい。察してくれるでしょう?やってくれるでしょう?分かってくれるでしょう?は、かえってこちらのストレスになってしまうので、メモとか渡して私はこれ欲しいです。ネットでも色々見たんですけど、自分としてはこれが処方されたら良いなあと考えているので退院までにご検討頂ければ幸いです。


 あとね、これだけはお伝えしたいです。

 抗がん剤の種類は色々とあると思うんですが、やっぱり胃の不快感は強めに出ることがあると思うんです。

「症状が酷くなりそうだったら、吐き気止め効果もある薬を早めに飲んでも大丈夫ですか?」

 と、最初のうちに主治医の先生に確認するべきです。確認しておいたら、

「主治医の先生からも許可が出ていますし、今はとっても気持ちが悪いので、先に吐き気止めの薬を飲んでも良いでしょうか?」

 って言えますからね!



癌の告知を受けた私の状況をコミカルに描いていきたいと思います。

癌を治療するにあたり、私としてはこうした方が良いのだなという部分をクローズアップして、

二人に一人が罹患すると言われている癌について、情報を共有しつつ、楽しんでいただけたら幸いです!

もし宜しければ

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