吐き気止めが飲みたくて
お読みいただきありがとうございます!よろしくお願いします。
私の場合は抗がん剤治療の為に3泊4日の入院となりましたので、治療をした翌日はアレルギー反応はないか、副作用が酷くならないか様子を見ることになるわけです。
抗がん剤というものは副作用に個人差があるという話は聞いていたのですが・・
「胃が・・胃が〜!」
私の場合は胃部不快感がすんごい強め。このまま胃が痛くて気持ち悪いを亢進し続ければ『ウェ〜』に繋がりそう!という不安感が大きくなっていきます。
完全に気が滅入りながらも、日課としているウォーキングを病室の廊下を往復することで行い、朝の検温に来た看護師さんに訴えましたとも。
「あのー吐き気というわけじゃないんですけど、胃がとっても気持ち悪いので、昨日、処方してもらった胃薬を朝も飲みたいんですけれども・・」
普通、胃薬なんかは一回内服して良くなることはないので、頓用に出来るように複数回分処方する(そうしないと何度も手続きしたり、薬剤師さんの負担を増やすことにもなるため)場合が多いんですけれども・・
「あっ、胃薬ですか〜、ちょっと確認してみますね〜」
この時の看護師さんの反応を見て、
「まさか頓用で一回分だけ処方して行ったということになるのかしらん」
一粒だけ処方?ええ〜?まさかねえ〜?
朝食もあまり食べられず、胃もたれが酷く、早く薬欲しいなあ〜。
本当の本当に調子が悪かったので、ナースステーションで声をかけました。
「すみません、もちづきなんですけど、胃薬か、もしくは朝に飲む予定の吐き気止めが飲めるのなら飲みたいと思ったんですけど、どうでしょうか?」
「胃薬は今、ここにないですし」
マジですか。
「制吐剤も10時ならなくちゃ飲めないんですよ」
「10時にならないと飲めないんですか?」
あと、3時間ほど待つ感じですが、有無を言わさない感じだったので、
「わかりました、十時まで我慢します〜」
と言って退散。この際、吐いたら吐いたで袋も三枚あるし(昨日の一気飲み騒ぎで貰った袋がある)なんとかなるでしょう。
その後、九時過ぎに看護師さんがやってきたんですよね。
「もちづきさん、お薬持って来ました」
「あ!もしかして吐き気止めですか!」
「え?吐き気止め?」
私と看護師さんは顔と顔を見合わせましたとも。
「昨日、薬剤師さんから吐き気止めをもらえると聞いていましたし、先ほど十時にならないと飲めないと言われたんですけれど」
「それってどんなお薬ですか?名前を覚えていないんですか?」
え?覚えていないんですかって?私が覚えていなくちゃいけない案件なのかしらん?
「いや、どんなお薬なのかと思って」
はいーー?
「昨日、薬剤師さんから説明を受けたんですけど、薬の名前までは暗記してないですし、とりあえず吐き気止めは処方されるとお聞きしていて、それは十時にならないと飲めないと看護師さんから言われたんですけれど」
「とりあえず調べて来るのでお待ちください」
薬を持って来た看護師さんはナースステーションで確認をしたのでしょう。
「これは吐き気止めではありません!副作用を軽減させる薬になります!」
ああ、そうなん?
「それじゃあ、十時すぎに吐き気止めを飲む形になるんでしょうか?」
「そうですね」
ああ〜、そうなん。
その後、十五分ほどして胃薬が無事に到着。胃薬を内服した頃にはウトウトとして眠ってしまい、10時20分に看護師さんが検温に来たところで再び目を覚ましました。
「もちづきさん、今日の担当になる〇〇です。体調の方はいかがですか?」
「ああ、今寝たらスッキリしました。胃が痛くて、痛くて。本当に朝は調子悪かったんですけど今は大丈夫です!!」
「デカドロンは一時的にボーッとなる作用があるので、それで眠ってしまったのかもしれませんね」
検温を済ませた私はそのまま看護師さんを見送ったのだけれども、時計を見て思ったよね。
「あれ・・十時過ぎてるやん!!」
そこで病室を出て行った担当の看護師さんを追いかけて、
「すみませーん、十時に吐き気止めを飲むという話を聞いていたんですけど、どうなっていますかね?」
と、声をかけたものの、
「吐き気止め?」
と、驚かれることになったんですよね。
そこで戻って来た看護師さんに説明をすることになりました。
「朝は本当に調子が悪くって、夜間に処方してもらった胃薬か、昨日、薬剤師さんが言っていた制吐作用がある薬を早めに飲むことが出来ないかどうかをナースステーションまで確認に行くことになったんです。そこで10時を過ぎなければ飲めないと言われたんです」
10時というのがポイントなんですよ。
「九時過ぎに薬を看護師さんが持ってきたので、吐き気止めなのかどうかを確認したんですけど、そうしたら吐き気どめじゃないって言うんですよね。どんな吐き気どめが処方されているのかを尋ねられたんですけど、流石にその時は名前とか覚えていなくって。それで、私の吐き気どめは一体いつ飲むことになるのでしょうか?」
「えーーっと」
ベテラン看護師さんは言いました。
「先ほど飲まれたデカドロンという薬には吐き気を抑える作用も含まれています」
「はあ」
「それから、十時に飲むという吐き気どめの薬はありません」
「はあ・・」
夜勤で働いていたら十時ならすでに退勤している時間だもんね。
自分は関係なくなるもんね。
「それじゃあ、とりあえず吐き気はさっき飲んだ薬で大丈夫だという判断でよろしいでしょうか?」
「そうなりますね!」
いや〜、ここで失敗したなあと思ったんですよ。
入院初日に薬剤師の方が点滴で入れる薬、それから吐き気を抑えるために飲む薬の説明プリントを置いていったので、それを手に取って、
「私は今!このデカドロン(吐き気どめの効果あり)を早めに飲みたいんですけど、駄目ですか〜?」
と、主張すれば良かったんですよねえ。
これから抗がん剤治療を受けることになる皆さーん!!
薬剤師さんがくれたパンフレットはいつでも手の届くところに置いておいた方が良いと思いまーす!吐き気が酷くなりそうだったら、
「ここ、ここ、ここに書かれている薬を早めに飲むことは出来んのかね?」
と、進めた方が確実に薬をゲット出来るのだと思いまーす!
今現在、抗がん剤は数えれないくらい種類がありますし、出て来る症状も様々だとは思うのですが、やっぱり胃痛と吐き気は薬で何とかしたいと思います。
ちなみに、抗がん剤治療を終えたその日の夜に一番きつい抗がん剤薬はなんだ!!という記事を読んだところ、代表的な薬剤としてシスプラチン、ドキソルビシン、メトトレキサートですって。うん、私が使った二剤が入っていますよね。
キッツイ薬だったら胃もやられるわけで、
「薬!お願い!今欲しいの!」
になったら、名指しで薬を指名した方が良い!だって病棟にあるはずだもの!そのお薬が!
まあ、何が悪いって、私が抗がん剤治療を受ける患者を多く受け入れる病棟ではなくあんまり受け入れることがないのかなあと思われる病棟に入院しちゃったことであって、
「手間は掛からないけれど(自分で動けるから)薬とか副作用とか、色々と面倒臭い患者さん」
扱いされちゃうのは仕方がないのかなと思います。
まあ、いいっすよ。帰る時にきちんと吐き気止めを退院処方として処方してくれればいいですって!そんな私は抗がん剤治療をした翌々日に退院の予定になっていたのですが、再度、薬の説明に来てくれた薬剤師さんが言いました。
「もちづきさん、退院処方に吐き気止めが処方されていないみたいなんですが・・」
えーっと、まじで?
癌の告知を受けた私の状況をコミカルに描いていきたいと思います。
癌を治療するにあたり、私としてはこうした方が良いのだなという部分をクローズアップして、
二人に一人が罹患すると言われている癌について、情報を共有しつつ、楽しんでいただけたら幸いです!
もし宜しければ
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