ああ無情
お読みいただきありがとうございます!よろしくお願いします。
今回の私の手術は広汎子宮全摘術(子宮・卵管・卵巣・周囲のリンパ節などを切除)および、骨盤内のリンパ節や、後腹膜のリンパ節、転移の恐れが大きいということもあって傍大動脈リンパ節までズバーッと郭清をすることになりました。
むかーしむかしは、入院するのも三週間、毎日、毎日創部のガーゼ交換を行なっていましたし、傷跡がケロイド状になることも多かったと思うのですが、今は進化しているんですねえ。私の場合は腹部正中切開といって、おへその部分は左側に迂回する形で切っているのですが、縫合部はアトファインテープというもので創部を固定、術後はその上から幅広の透明なテープ(名前がわからない)で保護しているような状態でした。
私は幅広のビニールテープに覆われている自分の傷を見下ろしながら思いましたとも。
「ヒイェエエエエッ!」
昔はガーゼで保護ですけど、今はビニールだから傷跡がモロで見えるのですもの。それと、
「私の腹・・すごない?」
とも思いましたねえ。なにしろ長時間のオペだったのもあってか、腹が大きくなっているんですよ。膨れているというか、妊娠四ヶ月の腹というか・・
「ここまで太っていたはずはないんだけれども」
そりゃ、左右にベラーンと開いてお腹の手術をしているわけですから、お腹だって腫れちゃうのかなとは思うけれど、それにしたって、
「こんなに太っていたかしら?」
と、思うほどの大きさですが、私は思ったのですよ。
「まあ、いっか!」
ってね!こんなことで悩んでもしゃあないです。
創部はビニールで覆われているので、昔みたいに消毒やガーゼ交換をする必要はないってことでしょう!しかも傷口を保護してくれているので安心感が違いますよ!
「ガーゼじゃなくてビニールテープみたいなもので今は創部を保護するんだなあ、時代は変わったなあ!」
傷の膿とかあんまり気にしなくても良さそう!そんな風に呑気に考えていたのですが、
「もちづきさーん!このビニールテープですけれど、取っちゃいますね〜!」
手術後二日目、主治医の先生が病室まで来て言いました。
腹部を正中切開した傷跡はそれはもう、上から下まで続く長い線のようなものなのですが、それを保護してくれていた幅広のビニールテープを取っちゃうですって?
「先生、それは本当の話ですか?」
「本当の話ですよ〜!」
ああ、無情! 私が心の中で叫び声を上げている間に、先生はぺりぺりペリと幅広のテープを剥がして行ったんですよね!創部は短く切ったアトファインテープで固定されているから良いけれど・・
「このまま腹帯をしてもらって大丈夫ですからね〜」
「腹帯と傷跡が擦れたら怖いので!ガーゼで保護させてください!」
私、主治医の先生に向かって主張しましたとも!
「腹帯と傷跡が擦れたら怖いので!ガーゼが欲しいです!」
「それじゃあ、後で看護師さんを呼んでガーゼで保護してくださいねえ!」
主治医の先生は、創部はシャワー浴の時には優しく手で洗うこと、固定している短いテープは時間が経過するうちにポロポロ取れて行くから心配しないようにと言って帰って行ったのですが、私は即座にナースコールを押しましたとも。
「すみませーん、傷跡をガーゼで保護したいのでお願いしまーす!」
昔は毎日のように創部を消毒していたものですが、今は時代も変わったということは良くわかるのですが・・
「腹帯と傷が擦れるのが怖いので!ガーゼで保護してください!あと、体を拭くタオルもお願いします〜」
私は主張しましたとも!
「はい!わかりました〜!」
そんな私の主張を看護師さんたちは笑顔で受け入れてくれました!
むかーしむかしに学生の時に受け持った子宮体部癌患者さんの傷跡は、ケロイド状になっていたんですよねえ。綺麗な傷にするためには創部の固定と過度な乾燥や擦過から守ることが必要だと言われているのですが、
「先に傷の部分だけ拭いちゃって良いですか?」
タオルとガーゼを持って来た看護師さんにそう言って、まずは開放状態になった創部をタオルで包むようにして温め、お腹周りを拭くと、
「それじゃあ、ガーゼで保護をお願いします〜!」
ガーゼをテープで固定してもらってその上から腹帯を巻きました!
*トイレに行ったり、病棟をぐるぐる歩いたりと、自分なりに体を動かしているので、縫ったばかりの創部と腹帯が摩擦で擦れることがないようにガーゼで退院まで保護するようにしたんですが、現在の私の傷跡は、結構綺麗になっています。
*退院後一週間は、腹帯と傷の間に柔らかめのタオルを挟むようにしておきましたが、タオルがずれて腹帯が直接当たると、やっぱり擦れて赤くなることもありました。ということで、これから手術を受ける方!術後は、
「そのまま腹帯で押さえる形で大丈夫ですよ〜」
と、言われたとしても、不安だったなら!ガーゼの要求はノープロブレム!
傷をガーゼで保護しておいた方が良いと私は思います!退院後は腹帯やタオルが当たる部分の皮膚が蒸れるとかで発赤することがあったので、私は自分の家にあった軟膏を塗って対処しておりました!
続きまして、お腹から突き出ている管のお話へと続くことになります!
癌の告知を受けた私の状況をコミカルに描いていきたいと思います。
癌を治療するにあたり、私としてはこうした方が良いのだなという部分をクローズアップして、
二人に一人が罹患すると言われている癌について、情報を共有しつつ、楽しんでいただけたら幸いです!
もし宜しければ
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よろしくお願いします!




