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早期離床っていうけれど

お読みいただきありがとうございます!よろしくお願いします。

 内臓系の疾患に罹患して手術をした場合、

「まずは早期離床を目指しましょう!」

 と、言われないですけど、目指さないと駄目なのです。


 今回、私は子宮体部癌に罹患したので子宮の全摘を行ったわけですが、他の臓器だったとしても同じですよ?

「まずは早期離床を目指しましょう!」

 と、言われないですけれども、目指さないと駄目なんです。


 早期離床、要するにベッドから起き上がり、座る・立つ・歩くを行うとですね!そうすると・・

・全身の血液の流れが良くなって手術をした部分(創部)の早期回復に繋がる。

・腸の動きが活発になって排便を促しやすくなり、腸閉塞の予防にもなる。

・下肢のポンプ機能の上昇によって深部静脈血栓症の予防、下肢浮腫・筋力低下の予防になる。

・肺が広がることで呼吸不全(肺塞栓症・肺炎)を予防する。

・気分転換の効果あり、精神状態を安定させる。


これから手術を受ける人がいたら是非とも覚えておいて欲しいです。

「早期離床!頑張ってください!」

 なんて言われることはないけれど、自ら頑張って早期離床を目指すんです!


 まず、手術後1日目は全身が痛いんです。手術した創部が痛いと言うよりも全身がバキバキに痛い。トイレに向かうのは拷問並み。だけど・・

「トイレに行かなくちゃ〜!」

 ツムラ大建中湯エキス顆粒2包と酸化マグネシウム(お通じが出る薬)を1日3回飲んでいたので、1日に5回も6回も排便のためにトイレに行っているような状態だったんです。お腹を鳩尾から恥骨までズバーッと切っているので、腹圧をかけたらまずい状態だったので、薬を使って出す。漏らしたらまずいので必死になってトイレに行く。

 それがリハビリになっているような状態です。


*トイレに駆け込むのは良いのですが、ウォシュレットを何も考えずに使うとエライ目に遭うことも。自分の家のトイレではないのでマックスの水圧のまま使用する羽目になったりするんですよ。率直に言うと『ギャーッ』って感じでした。


トイレの行き来だけでも十分に苦しいしキツいし、リハビリになってはいるのですが、

「歩かなくちゃ・・歩かなくちゃ・・」

 そう!歩かなくちゃならないんです!

 私の場合はリンパ節転移をしやすい癌だったということで、腹腔内のリンパ節を郭清している関係で下肢が浮腫みやすい状態になっているので、

「歩かなきゃ!歩かなきゃ!」

 下肢の血流を良くしておく必要があったんです。


 ちなみに私の成績ですが・・

手術後1日目  朝 病棟2周  夕方 病棟2周

手術後2日目  朝 病棟2周  昼  病棟2周  夕方 病棟2周

手術後3日目  朝 病棟3周  昼  病棟4周  夕方 病棟2周

手術後4日目  朝 病棟5周  昼  病棟4周  夕方 病棟3周

手術後5日目  朝 病棟5周  


 家族がお見舞いに来た時に付き添って貰う形で歩行練習をする?看護師さんに付き添って貰う形で歩行練習? ノン!ノン!ノン! 手術前に歩けたら手術後だって歩けるんです!一番キツい時には点滴台がもれなくついてきますので、

「ぐあー〜―!」

 点滴台を支えにして歩いて、歩いて、歩いてベッドまで戻ると良く眠れますよ〜!


 体がキツい時にはベッドサイドに座って深呼吸をするように意識しましたね。痛みを感じている時には筋肉が硬直しますし、浅薄呼吸(ハッハッと浅い呼吸のこと)になると、ますます体が硬直するのです。

「リラックスしろ〜!」

 自己暗示は大事です。自分自身に命令をしながら深呼吸を実施。この深呼吸だけで呼吸リハビリになりますからね!


ちなみに・・

「もちづきさーん、傷の状態の確認とエコー検査をさせて頂きますねー」

 手術後4日目に主治医の先生がそう言って病室までやって来たのですが、

「はい!分かりました!」

 病棟5周をすでに実施している私は、サッとベッドに起き上がってベッド上でくるりと向きを変えて靴を履いたのですが、

「もちづきさん随分と動けるんですね〜。凄いですよ〜!」

 と、主治医の先生も驚いておりました。


 手術をしたんだし傷も大きいし、無理なんかせずにゆったり安静にするべきでしょう?なんでそんなに頑張っているの?無理しすぎじゃない?そんなご意見があるのも良くわかるのですが、

「早期離床しておいて良かった〜!」

 と、思った理由をここから挙げていきたいと思います。


* 手術後三日目、咳が出る度に死にそうになる

「コホン」

 咳と言ってもこんな程度ですよ。ゴホゴホゴホッという咳じゃなく痰も絡まない軽い咳だったのですが、

「ムギャーーーッ!」

 七転八倒、悶絶状態。私の場合は子宮をそっくり取り除いているので子宮があった場所は空洞状態になっており、腸が落ちていく形で空洞は埋められることになってはいるのですが、この空洞部分に咳が反響するような感じですかね、

「ウギャーーーーッ!」

 悶絶ものの痛みが襲って来たのです。


 手術後は理由不明な空咳が出やすいし、鎮咳剤を飲んでも効果はあまりないとは言われているのですが、

「ウギャーーッ!」

 手術後三日目は、咳が出るたびにベッド上でお腹に枕を当てながら蹲って悶絶状態です。


 私は手術前にエアロフィットで呼吸機能訓練を朝晩やっていたし、術後も早期離床を頑張って行い、まめに深呼吸も実施していたのです。肺炎のリスクを下げるためにやっていたのですが、

「コホンでこれじゃあ、肺炎になって咳をゴホゴホ状態になっていたらどうなっていたんだろうか?」

 怖い!考えたくない!それくらい咳が辛かったです。検温に来た看護師さんに、

「下手したら術後1日目よりも辛いです〜」

 と、訴えるほどですもの。

「え?そこまで辛いですか?」

「そこまで辛いです〜!」

 術後四日目にはだいぶ良くなったんですけどね!


*病院に持っていくもので追加。

 ゴホゴホ咳が出ると創部の痛み、全身の痛みが相当ひどくなるので、食事制限がなければのど飴を持参しておいた方が良いでしょう!


癌の告知を受けた私の状況をコミカルに描いていきたいと思います。

癌を治療するにあたり、私としてはこうした方が良いのだなという部分をクローズアップして、

二人に一人が罹患すると言われている癌について、情報を共有しつつ、楽しんでいただけたら幸いです!

もし宜しければ

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