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手術に行くまでのことなのですが

お読みいただきありがとうございます!よろしくお願いします。

 前日から入院することになった私は、夜から絶食、朝には浣腸をして中にあるものを全部出し切った後に、紙パンツ、オペ着に着替えを済ませることになります。昨日は二番目の手術になるからと言われていたのですが、急遽、前に行うオペが無くなったということで繰り上げで朝一番にオペをすることになりました。


 コロナ禍から始まった面会制限(面会は2名のみ・面会は一日一回、一時間まで)ですが、今現在も百日咳やらコロナウィルスやらが流行していることもあり、病院では引き続き面会制限を実施中。

 そんな中でも大勢で駆け付けても構わないのが入院日と手術当日です。うちは夫一人のみ付き添いで入院したんですけど、両方の親(四人)プラス夫とか、夫プラス子供たちとか。入院と手術当日だけは、

「頑張ってー〜!!」

 という応援の意味もあるのか許されるんですよね。


 私の場合は、朝の八時過ぎに夫と娘がデイルームまで来たので、オペ着、紙パン、点滴を入れた状態で家族を出迎え、手術に出発するまでの間、家族との団欒を楽しむことになりました。

 ちなみに私が入院中に見た中で、手術の送り出しのためにと集まった家族で一番多かったのが八人!!おばあちゃんから子供まで、お母さんを送り出すために親族揃っていたんですけれども・・そこからの待ち時間が長いんですよー〜。


 手術といっても小さい物から大きい物まで、時間が短くて済むものから何時間も掛かる大掛かりなものまで。ちなみに私の場合は子宮、卵巣、卵管諸々全摘出+傍大動脈網までのリンパ郭清だったので、行って帰って来るまでの間に実に八時間近くが経過したというわけです。


 ちなみにお母さんのオペを見送った八人の方々は朝から夕方まで、延々とデイルームで待ち続けていたので、

「いや!それは大変だってー!無理しないでー!」

 と、言いたい!

 ちなみに手術から帰って来たとしても患者の意識は朦朧としているし、看護師さんたちは着替えからバイタル測定、点滴の管理とか、尿カテ、ドレーンの管理でバタバタしておりますから、

「お母さん、手術は終わったよ」

 肩をポンポンと叩いてしんみりとか、そんなことが出来るような状況じゃないみたい。夫と娘は私が戻って来るまで3時間待ったそうですが、

「手術が無事に終わって良かったよ!それじゃあ俺たちは帰るから!」

 と言って、娘と夫はササーッと帰って行きましたとも。


*家族が手術をすることになったなら

 手術中に何かトラブルが起こった場合、逐一今の状況や治療の方針などを説明し、場合によっては家族に承諾書を書いてもらう必要性もあるため、デイルームもしくは待合室などで待機、家が近い場合は家で待機して貰うことも可能なんですよね。

 我が家の場合は病院まで自転車で七分の距離なので自宅で待機することになったのですが、手術が終わるだろうと思われる午後三時に戻って来たもののまだ手術中ということで、個室に案内されたまま、三時間待つことになったわけです。


 手術に出発する前は患者も比較的元気ですし、家族が大勢集まっても良いとは思うのですが、病院に待機するのは何かあった時にきちんと話を聞いてサインが出来る人だけにして、スパッと帰った方が良いと個人的には思います。

術後、帰って来ても満足に話も出来ないことが多いですからねえ。(私も意識が朦朧としていてお話にならない状態だった)


 手術となったら遠方にいる親族(自分の両親とか義理の両親とか)が見舞いに来る、手術の送り出しには顔を出すなど申し出て来ることもあるとは思うのですが、コロナ禍以降、気軽にお見舞いが出来るような環境ではない場合もあるので、病院の状況を確認後、判断をした方が良いと思います。そもそも高齢者は感染の恐れなどもありますので、ここは心を鬼にして断るのも一案だと私は思います。


*手術になってもパートナーがそもそも居ないのだが

 基本的な同意書は自分が書けば良いので何の問題もないのですが、一番問題となるのが手術中に何かあった場合。医師の説明を聞いて今後の治療の方針を選択できる人が居るかどうかなんですよね。

 自分の親が遠方に在住でもまだ元気であれば、腹を括って(退院後も大変ですし)呼び寄せる。親が無理なら仲の良い友人に無理を言ってお願いする。なにしろ命が掛かった話になるので親身に話を聞いて貰えると思うんですよ。それもちょっと難しそうという場合にはまずは主治医に相談をして、医療機関から代替となる対応策を提案して貰う。お金を払って身元保証サービスを利用するという手もあるみたいです。


 さてさて、手術前の家族との語らいもそろそろ終わりにして、手術室に行かなくちゃいけない時間だな〜と思ったら、カルテを片手に看護師さんがやって来て、

「もちづきさーん、そろそろ行きましょうかー」

 と、言いました。え?歩きスカ?自分が働いていた時代は元気な人でもストレッチャ―に乗せたり、車椅子で運んだりしたもんですけど、歩きなんですね!

「それじゃあ、行って来まーす!」

 エレベーター前まで見送りに来てくれた夫と娘に手を振りながらエレベーターの扉は閉まったのですが、

「ママ、アトラクションにこれから行くみたいにして出かけて行ったね」

 と、娘は言っていたみたいです。


 そこからオペ室まで行くまでの道はまるで迷路のように感じました。入院棟とはまた別の棟まで歩いて行き、手術室の前までようやっと到着。自動ドアを開けて入ったそこには受付があり、

「本日予定のもちづきさんです」

「ああ、もちづきさんね」

 受付も、そこから横にズラーっと左右に並ぶオペ室の扉もとっても綺麗。壁紙が明るい色なので遊園地のアトラクションに来たみたいですよ。

「六番にお入りくださーい」

 一番手前にあるオペ室に入ることになったんですけれど、そこには手術台や機材が置かれておりまして、

「靴は手術室に入る前に脱いでくださいね〜」

 ということでスリッパに履き替え、手術台へと向かいます。


「靴は私が持って帰りますから〜」

 笑顔で病棟から一緒に来た看護師さんが言ってくれまして、私はそのまま手術台の上に座って寝転がります。

「もちづきさん、髪の毛は後ろ一つに縛って貰って良いですか?帽子の中にそのままくるんと入れてしまうので」

「はーい!分かりました!」

「もちづきさん、ちょっと狭くてごめんなさいね。点滴の針をこれから入れますねえ」

「分かりました。ちなみに、今入れている針は向きによって落ちづらくなるみたいなので」

「はい、分かりました。それじゃあ反対の方にルートを一本入れますねえ」

 ここまでお話を続けている間も「わ〜!本当にアトラクションみたい〜!」と、呑気に私は思っておりました。

「もちづきさん、これから眠くなるお薬を入れていきますからね〜」

「はーい!分かりました〜!」

 私は以前、一回だけ完全麻酔の胃カメラというものを実施したのですが、その時と同じように、コテンと意識が無くなったんですよね。

 ここまでは無邪気にはしゃいでいた私ですけれども、その後は悶絶することになるのです。


癌の告知を受けた私の状況をコミカルに描いていきたいと思います。

癌を治療するにあたり、私としてはこうした方が良いのだなという部分をクローズアップして、

二人に一人が罹患すると言われている癌について、情報を共有しつつ、楽しんでいただけたら幸いです!

もし宜しければ

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