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プロローグ 前おき 第一章 序説 前書き 前編 Part1 其の一 前日譚 冒頭

===⇒ プロローグ

=⇒ AM 9:00


ーーーブリーフィングルームーーー



茅森 月歌:

 ねぇユッキー、今日は休暇なのにどうしたんだろうね? 

 緊急任務だったら帰りたい!



和泉 ユキ:

 確かに、休暇中の呼び出しは珍しいな……



朝倉 可憐:

 31Aじゃなくて私たち3人だけなんて



和泉 ユキ:

 それに他の部隊員も集まってきてるな……



大島 四ツ葉:

 すぅ……すぅ……



神崎 アーデルハイド:

 休暇中にどうしたでゴザル?

 今日はカフェテリア内で忍法影分身をして注目を集める予定だったのでゴザル



柊木 梢:

 あたしもこじらじの取材の予定があったのですが……



和泉 ユキ:

 佐月もいるじゃねーか

 店はどうしたんだ?



佐月 マリ:

 はい、お店はイヴァールちゃんとブンちゃんにお任せしてます

 


和泉 ユキ:

 その2人に任せても大丈夫なのか……?



手塚 咲:

 集まったわね。

 今からあなたたちにはアリーナの新しい機能の試験運用の協力をしてほしいの



茅森 月歌:


 ・いやだね! せっかくの休暇をムダにするわけにはいかない

 ・しかし、条件次第で考えないこともない

 ⇒でも、やっぱりアリーナの訓練は嫌いだからやっぱ帰る!



茅森 月歌:

 でも、やっぱりアリーナの訓練は嫌いだからやっぱ帰る!



手塚 咲:

 そう、今回の任務は訓練ではないわ。 

 つまり協力してくれるってことでいいかしか?

 当然、協力してくれたお礼はするつもりよ



茅森 月歌:

 お礼? それは期待してもいいの?



手塚 咲:

 えぇ、期待してくれて構わないわ

 ただし……



茅森 月歌:

 ただし……?



手塚 咲:

 協力のお礼は勝者のみに与えられるわ



和泉 ユキ:

 勝者……? ちょっとまってくれ何か勝負でもするってことか?



茅森 月歌:

 勝負の内容は……



 ・人類の存続を賭けた         ・ユッキー争奪戦

 ・今日のランチを賭けた        ・セパタクロー対決

 ・歌手としてのプライドを賭けた    ・対キャンサー最終戦争

 


茅森 月歌:

 歌手としてのプライドを賭けた、セパタクロー対決だ!



手塚 咲:

 違います



茅森 月歌:

 ユッキー一緒にプロを目指そう!



和泉 ユキ:

 目指さねぇよぉー!?



茅森 月歌:

 じゃあユッキーはあたしの歌手としてのプライドがボロボロになってもいいの?



和泉 ユキ:

 こんなんでボロボロになるわけないだろ……おまえはもう一流のアーティストだよ

 


茅森 月歌:

 ユッキーはタイで一流の英雄になる夢諦めちゃったの?



和泉 ユキ:

 そんなこと一言も言ってない



手塚 咲:

 茅森月歌さん



茅森 月歌:

 え? なに?



手塚 咲:

 これから頭脳戦が始まるのに頭くるくるぱーかー!!!!



和泉 ユキ:

 ほらみろ、当たり前のように怒られてんじゃねーか……って頭脳戦?



手塚咲:

 えぇ、これからあなたたちにはある頭脳戦を行ってもらいます



アイリーン・レドメイン:

 頭脳戦ですか! まさにわたしにぴったりの任務!

 どんな謎であってもあたしが完璧に推理してみせます!えっへん!



李 映夏:

 知略であればわらわに任せるがよい



樋口 聖華:

 私は早く研究に戻りたいんだがな……



二階堂 三郷:

 頭脳戦か……面白そうだ。



大島 四ツ葉:

 すぅ……すぅ……



手塚 咲:

 今回新たにアリーナに追加された機能はヴァーチャルヴィジュアルヴィジョンシステム

 通称V3システムです



和泉 ユキ:

 やけに頭の悪そうなシステムだな……



茅森 月歌:

 びびび?



樋口 聖華:

 して、そのV3システムとは一体、何なんだ?



手塚 咲:

 今までのエミュレーターとは違い、完全に仮想空間を作りだすことが出来るシステムなの

 今後キャンサーとの闘いは地上だけとは限りません

 そこで、ありとあらゆる状況を想定した訓練をするために、仮想空間を作りそこで訓練を出来るようにする予定です



二階堂 三郷:

 さまざまな状況を想定した盤面と頭脳戦がどう繋がるんだ?



手塚 咲:

 今回作り足す仮想空間は恐ろしい人狼が潜む村

 通称:カキヌマヴィレッジ

 あなたたちの目的はこのカキヌマヴィレッジか無事に生還することよ



樋口 聖華:

 ふっ……カキヌマヴィレッジ、これは興味深い情報が取れそうだ……



柊木 梢:

 ひ、ひぃ……カキヌマヴィレッジ……怨霊たちの嘆きが聞こえてきそうな響きです



神崎 アーデルハイド:

 その村で拙者は目立てるでゴザルか?



茅森 月歌:

 ユッキーどうしよう、あたし怖くなってきた……



和泉 ユキ:

 ただの訓練だろ? さすがに大丈夫だろ



カレンちゃん:

 最初の犠牲者は和泉 ユキだった……

 この犠牲は、これから起きる惨劇の始まりにすぎなかった……



和泉 ユキ:

 えぇ? ただの村がそんな惨劇の舞台になるのか?



手塚 咲:

 それはあなたたち次第よ



和泉 ユキ:

 どういうことだ?



手塚 咲:

 今回、あなたたちにやってもらうのは人狼ゲーム

 誰が人狼かを話し合いで決めてもらいます

 参加する部隊員はこちらで選ばせてもらったわ


 茅森 月歌さん

 和泉 ユキさん

 朝倉 可憐さん

 柊木 梢さん

 樋口 聖華さん

 佐月 マリさん

 神崎 アーデルハイドさん

 二階堂 三郷さん

 大島 四ツ葉さん

 李 映夏さん

 アイリーン・レドメインさん


 この11人で人狼を探し出し村からの生還を目指してもらいます

 役職の内訳は次の通りです

 村人5人 占い師1人 霊媒師1人 騎士1人 人狼2人 狂人1人 


 人狼ゲームのルールは電子軍人手帳に送っておきました。 各自確認しておくように



茅森 月歌:

 ねぇ、KETSU人狼についておしえて!



KETSU:

 はい、月歌さん! 人狼について解説します



和泉 ユキ:

 おいおい……KESTUに説明させるなよ……



KETSU:

 (人狼ゲームについて解説中……)




=⇒ AM 10:00


ーーーアリーナーーー


手塚 咲:

 それじゃ準備はできたかしら

 カキヌマヴィレッジに入ったら司会進行は七瀬に任せています

 七瀬の進行に従うように



茅森 月歌:

 よしきた!



アイリーン・レドメイン:

 名探偵が真実を解き明かします!



李 映夏:

 わらわの計略で狼どもを翻弄してやろう



二階堂 三郷:

 私の棋力で狼を詰ませてやろう



樋口 聖華:

 生と死が交わる村か……



柊木 梢:

 (ゴクリ……無事に帰れますように……)



神崎 アーデルハイド:

 拙者は目立つだけでゴザル!



佐月 マリ:

 忍べ♪



大島 四ツ葉:

 めんどくせ~ なぁ寝ててもいいかー?



朝倉 可憐:

 やるしかないのね……


和泉 ユキ:

 あとはなるようになれだ!


七瀬 七海:

 V3システム起動

 仮想構築空間 カキヌマヴィレッジ

 セラフ部隊員は転送後、電子軍人手帳にて各役職を確認してください



========転送中===========




アイリーン・レドメイン:

 うっ……



アイリーン・レドメイン:

 ここがカキヌマヴィレッジですか……



アイリーン・レドメイン:

 深い霧に見慣れた満月

 とても仮想空間とは思えませんね



アイリーン・レドメイン:

 たしかデンチョに役職が送られてくるんでしたよね



アイリーン・レドメイン:

 (スッ……)



アイリーン・レドメイン:

 なるほど……そういうことですか



アイリーン・レドメイン:

 いきましょう! あたし!



アイリーン・レドメイン:

 この名探偵アイリーン・レドメインに解けない謎はないのですから!


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