宵からは雨
宵から、
雨になるかもしれない。
いつもより、寒くないし、
頭の芯が、捻れているし、
目の奥が痛む。
投げ続けた投手の腕が、
壊れてしまうように、
目や頭が、辛くなってきた。
この世界には、老いがあり、
一人で行えることは、
しだいに弱くなり、
少なくなる。
そして、教えたり、
相談を受けたり、
そんなことが、増えてくる。
つまりは、
誰かに与えていくことで、
生きていくことになる。
誰かに与えられるものが、
あるだろうか。
ほとんど、貰ってばかりだ。
たぶん、もっと、もっと、
与えていかないと、
願うようには、生きられない。
与えて欲しいものがあったら、
先に与えなさいと、
何かで読んだことがある。
与えたところから
与えられなくて、
思いもよらないところから、
与えられるらしい。
今日も一日が終わってゆく。
空は曇り空で、雨の匂いがする。
雨が与えられるんだ。
お返しに……
お返しでなくったって、
何か出来たらいいな。