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君を見初めて
僕が見初めて君を見た
金色に染めたその髪は、まるで僕に似合わない
派手な女性だと思ったけれど
声を掛けてみたんだ、僕の方から
お昼を一緒にしませんか?
明日も一緒にしませんか?
毎日一緒にしませんか?
車が跳ねてこぼしたコーヒーの跡
あの白いパーカーを君はもう着てくれないね
僕は着てるよ 青と黒のストライプの服
君が買ってくれた物だから
君の実家の目の前に車を停めて
頬に手を当て くちづけをしたんだ
他人に見られるって君は急いで家に入って行った
あれからずっと側に居られて幸せだよ
君は覚えているのかな