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伝説回帰〜物語の終止符  作者: 旅の語り部
突然始まる冒険は手紙の送り主!?
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本編19【古びた剣と名人の噂】

 魔王城を出たテール達は、フードを被った集団から身を隠す為にアルカット神殿の方向へと向かう事にした。アルカット神殿の方向に向かったが、テール達はそこがフードを被った集団の拠点になっている事は知っていたので人目を忍んで時を越えたあのオルドラ達がいる小屋へと向かった。テール達は、休む事もなく小屋へと急いでようやく辿り着く事が出来た。小屋に辿り着くと何かを察したオルドラ達が小屋から出てきていた。オルドラ達は、疲れ切ったテール達を小屋の中へと運び込んだ。テール達は、小屋で体力を回復させた後に結界を張っている小屋の中でカオス教の事について調べていた。ゼルスが封印された後のカオス教は表に出てくる事はなくその存在自体を知っている人間はいなかった。

 ゼルスが封印されてから数年の時が過ぎた頃、オルドラとリメリアからある依頼を頼まれた。オルドラ達は、テール達にある手紙を学術都市オシエーテにあるオスタリア図書館にいるロストリアに渡してほしいという事だった。そのオルドラからの依頼を受けてテール達は、学術都市オシエーテに向かって歩き出していた。数日後、学術都市オシエーテへと辿り着いたテール達は、オスタリア図書館のポストにオルドラとリメリアから依頼された差出人不明の手紙を入れた。テール達は、入れた手紙が受け取られるのを確認する為にしばらく待って確認するとオルドラ達が待つ小屋へと戻った。

 学術都市オシエーテから戻って来たテール達は、また小屋の中でゆっくりとくつろいでいた。その様子を見ていたオルドラがテールの持つ古びた剣に興味を示していた。オルドラが、テールに「古びた剣を見せてほしい」と言ってきた。テールは、武器屋で買った不思議なオーラがある古びた剣をオルドラに見せた。オルドラは、近くでその古びた剣を見て何かに気づき驚いていた。驚いているオルドラにテールが、「どうして驚いているの」と問いかけるとオルドラが古びた剣について教えてくれた。オルドラが教えてくれたのはこの剣は今では古びているが名の知れた名剣であるという事でさらにアルカット神殿の北にこの古びた剣を見違えるほどよくしてくれる名人がいて会って見たらいいと教えてくれて、その人間がいる場所を教えてくれた。テール達は、アルカット神殿の北にいる名人に会う為にオルドラ達がいる小屋を出て北へと向かって歩き出した。テール達は、オルドラから聞いた名人がいるというアルカリアの町までの道を向かていたが、その途中でアルカット神殿に近づくとパルとツクレードの姿を発見した。パルとツクレードを発見してテール達は、旅の語り部の日記で確認するとアルカット神殿であの事を知る事になると書いてあった。パル達が神殿の中に入って行くのを確認すると、しばらくその場所で立ち止まりパル達が神殿から出てくるのを待った。アルカット神殿が見える場所で時が進んで行きパルとツクレードは、神殿の外に戻って来た。テール達は、『あの事を知ってしまったが』と思いながらパルとツクレードが王都アナタリアに向かおうと歩いて行く後ろ姿を陰から見送った後、テール達は少しだけ神殿の中に入る事にした。一度入った事のある神殿の内部を奥に進むと祭壇のある部屋に着いた。テール達は、祭壇の下の床を触り隠し部屋の入口を開けて入りその先の部屋に入るとあの時の二つの骸があった。時を越える前の骸は埋葬したが、五千年前の世界では埋葬されていなかった。テール達は、この世界でも二つの骸を神殿の外に運び出して再び埋葬した。その後テール達は神殿を後にしてアルカリアの町へと歩き出した。


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