本編12【長老の話と伝わる伝説】
マールとタリスタが術を習得して試練の部屋から戻って来た。後から長老も試練の部屋から出てきてテール達にある話をしてきた。その内容は、時を越える術に関する過去の話だった。長老の話によると過去にテール達と同じように二人の人間が時を越える術を教えてもらう為にやって来たらしい。その二人の人間の名前は、オルドラとリメリアという名前でその二人の人間も術の集落に数時間掛かって習得出来たが、術の試練の前にフードを被った集団が現れてオルドラとリメリアはフードを被った集団と戦う事になり何とか撃退したという話をした。さらに長老は、この時を越える術を王都アナタリアがあった場所で使った方がいいと言って、昔に王都アナタリアがあった場所はフードを被った集団がいた事があって何か分かるかもしれないと・・・・・・テール達は、長老の助言にそって王都アナタリアがあった場所に行く事にした。そしてテール達は、フェアリー族の里を出て王都アナタリアのあった場所に向かった。
テール達を見送ったフェアリー族の長老は、「あの伝説はやはり本当だったか・・・・・・」と呟いた。そう呟いて長老はある場所尾へと向かった。その場所は、フェアリー族の伝説が書かれている場所だった。その場所にはこう書かれていた。【時を越える術を覚えに人間達がやって来る。その人間達が世界の物語を作っていく】そう書かれていた。長老は、この後の世界の物語がどのような物語になっていくかまだ分かっていなかったが、時を越える術を覚えた人間が物語の連鎖を作っていく事になる。