本編11【フェアリー族の里へ】
テール達は、旅の語り部と別れてから書物に書かれていた時を越える術を知っているフェアリー族の長老に会いに行こうとフェアリー族のマールにフェアリー族の里の場所を聞いた。するとマールは、この場所フェアリー族の里への近道を知っていると言って歩き出した。テール達は、近道を知っているマールの後をついて行った。マールが進んで行ったその道は木々が多くなっていて前に進むほどにさらに多い木々が生えていた。しばらくすると目の前に大きな泉が現れた。テールは、心の中で【まさか】と思っているとマールは、その大きな泉で歩みを止めた。マールは、テール達にこの泉の中からフェアリー族の里に繋がっていると言って泉の中に飛び込んだ。テール達は、マールの後を追って泉の中に飛び込んでしばらくすると広い空気のある場所に出た。そこからさらに少し歩くとフェアリー族の里が見えてきた。
テール達は、ようやくフェアリー族の里に辿り着いた。フェアリー族の里は、フェアリー族が住んでいる為に人間の町とは雰囲気が違っていた。テール達は、里の中に入って行くとフェアリー族が珍しそうにテール達を見てきた。マールの案内に沿って長老のいる家へと向かって歩き出した。フェアリー族の里を歩いて長老の家に着くと長老が何かの気配を感じたのか家の外までやって来ていた。テール達は、長老に時を越える術を教えてほしいと伝えた。長老は、時を越える術の試練は過酷すぎる為に教える相手をタリスタとマールにすると言ってきた。テール達は、長老の言葉を受け入れてマールとタリスタは長老の後について行って試練が行える部屋へと入って行った。テールとジェームズとジュカイドは、マールとタリスタが試練の部屋から出てくるのを待つ事にした。