本編7【タリスタが語った事】
ゼルスは、襲って来た集団の刃によって静かに眠りについた。タリスタとテール達に見守られて・・・・・・テール達とタリスタは地面に穴を掘ってゼルスの亡骸を掘った穴に埋めてその後上から土をかけてその上に墓標を建てた。テールは、タリスタに疑問に思った事を聞いた。倒されたはずの魔王はなぜ今生きているのか?という事を・・・・・・タリスタはあの時の事を語り始めた。タリスタの話では、魔王ゼルスは倒されたのではなく封印されただけでその封印も不完全な状態だった為にしばらくしたら解けていったと言っていた。続けてタリスタは、英雄パル達と戦っていた時の事を話しだした。タリスタの話では、英雄と呼ばれたパル達と魔王と呼ばれたゼルスが魔王城で戦った時にタリスタがパル達の攻撃を受けていて他に謎の四人組の人間も一緒に防いでくれていた。そのうちの一人は人間ではなかったという事を覚えていた。ゼルスの封印は、パル達がしたのではなく後から来たフードを被った集団が封印の術を使ってきて封印されたという事でフードを被った集団は詳しくわからないがアルカット神殿で見たような気がするということだった。先ほどの集団もその時の集団ではないかと付け足しながら語っていた。テール達は詳しく調べる為にアルカット神殿に行く事にした。