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伝説回帰〜物語の終止符  作者: 旅の語り部
突然始まる冒険は手紙の送り主!?
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本編1【物語は突然に】

世界は、何か特別な出来事が起こる事もないぐらいの平和に包まれていた。そんな平和な日々が続いていたある日、世界のある場所では謎の発光が起こっていた。謎の発光は、平和な日々の終わりを告げようとしていたのかはわからない。だが謎の発光があったという情報は、ほとんどの人に伝わる事はなく物語の主人公も知る事が出来なかった。平和な世界に起こった謎の発光は、一瞬の出来事で起こるまではそこには人の気配すらなかったのだ。謎の発光が終わったその時、今までいなかったはずの場所に二人の人間の姿があった。その人間達が何処から来たのかまったくわからない。発光に気が付いてその場所に現れた人間達が集まって来た。集まって来た人間達は、その場所に現れた人間の姿を見て驚いた顔をした。集まってきた人間とは明らかに服装が違っていた。発光によって現れた人間は、今の自分達がどんな状態なのかも訳が分からない様子で集まって来た人間に今の状況を聞こうと話しかけてきた。少しして話を聞き終わったのか現れた二人の人間は、発光があった場所からどこかに向かって歩き出した。謎の発光はこれから起こる出来事の序章だったことをまだ知らなかった。

謎の発光があったその少し後にある町の冒険者ギルドにただ一人だけ冒険者らしくない人間が奥の椅子に座っていた。その人間がいつからそこの椅子にいたのか?周りの冒険者達は誰もわからなかった。だが周りの冒険者達には、その人間の周りから漂ってくる人を近づかせようとさせないオーラの存在だけは感じ取っていて冒険者達は、その人間のオーラを拒絶のオーラと呼んでいた。その拒絶のオーラは、迂闊に近寄ると刃物で切り裂かれてしまいそうな凄まじいオーラだった為にそのオーラがわかる人間は絶対に近寄らなかった。そんなオーラを漂わせていた人間に近づこうとする人影があった。その人影は、まだ小さい子供だった。その子供は、その拒絶のオーラを気にすることもなくオーラの境界線の内側へと入りオーラを出している人間に近づいた。周りでその光景を見ていた冒険者達は驚きを隠せなかった。子供は、周りを気にせずそのオーラを漂わせていた人間に「何をしているの?」と聞いたが、その人間は子供の問いかけに答えようともしなかった。子供とその人間のやり取りは一週間続いた。一週間その人間と子供のやり取りでオーラを漂わせていた人間に変化が起こっていた。話しかけてきていた子供と何かを話していた。周りの冒険者達は、話しかけていた子供にオーラを漂わせていた人間の事を聞いてみた。すると子供は、旅をしている語り部だと答えた。旅の語り部と言われた人間は、その様子を見ていたが、子供に一つの物語を語り出した。

 旅の語り部の語りに冒険者ギルドにいる冒険者達は、その旅の語り部の物語に聞き入った。旅の語り部の語った物語は、今から五千年前にあった物語だと言っていた。その時代には、世界の大半が暗黒のオーラを纏った魔王ゼルスがいて沈黙と暗闇に支配されようとしていた時代だった。ゼルスの強大な力に成すすべがないように思われていた。だがその魔王に対抗しようとした王様がいた。王様は魔王討伐を試みた。だが人々は王様の試みに乗る事はなかった。だがパルと三人の仲間が立ち上がり魔王討伐を果たして英雄と呼ばれたが、その後しばらくして行方が分からなくなっていた。そう旅の語り部は締めくくって語りを終わると冒険者ギルドを去って行った。

 冒険者ギルドで拒絶のオーラを漂わせていた旅をしていた語り部と話していた子供は、あれから成長して青年になっていた。青年の名はテールといってテールは、冒険者ギルドでの出来事をすっかり忘れてテリアという町で平和な日々を過ごしていた。そのテールは今、意識の無い夢の中にいた。その夢の世界で聞き覚えの無い声が聞こえてきた。【・・・テール・・・】【・・・テール・・・】と眠っているテールの頭の中に聞こえていた。その声に聞き覚えが無いテールは、その声に驚いて夢の中から現実の世界へと戻ってきた。現実の世界に戻って来たテールは、自分の部屋を見渡したがもちろん部屋の中に呼び掛けてくる声の主はいなかった。テールは、「何だ、気のせいか・・・・・・」そう呟いて再び夢の世界へと戻って行った。テールが眠りにつくとまた【・・・テール・・・】【・・・テール・・・】と呼ぶ声が聞こえてきた。テールは、心の中で【うるさい】と呟いた。その後、声が聞こえる事が無くなり深い眠りについた。そして次の日の朝がやって来た。

 テールは、ゆっくりと眠りから覚めた。外は、すっかり陽が上がりかけて太陽の光が輝いていた。眠りから目覚めたテールは、夢の中で聞こえた声がどうしてか頭の片隅から離れる事がなかった。あの声の主は一体誰だったのか?と自分の部屋で考えこんでいると、突然女性の声が下の方から聞こえてきた。「早く降りてきなさい」という声と共に美味しそうな匂いが匂ってきた。テールは、その声と美味しそうな匂いで急いで階段を降りて行った。階段を降りてすぐ傍にペットのラッキーが立ち止まっていた。テールは、ラッキーを横目に迷わずにいい匂いのする左側の部屋に入った。テールが進んだその軌跡は、食へと続く道だった。テールは、その部屋のテーブルに用意されていた食事に駆け寄った。ふと周りを見ると階段の近くにいたラッキーがテールのいる部屋にやって来て自分の食事がまだ出てきていないのを催促するような目で母親の周りをまわり出した。テールは、そんなラッキーを見ながらも十分もしない時間で食事を終わらせて日課になっている場所へと向かう為に入口へと歩き出した。そんな時に母親が特製の大きなおにぎりを渡してきた。テールは、その大きなおにぎりを受け取って入口のドアを開けて外に出た。

外に出たテールは、入口のドアをバタンと勢いよく閉めて町の東の入口へと歩き始めた。歩きながら入ってくる町の風景は活気が溢れていた。知り合いの人間に挨拶をしながらも日課になっている場所へと向かっていた。歩き始めて五分ぐらいたった時、後ろから人の気配を感じて振り返ると同じくらいの年齢の人間が「またあの場所に行くの?」と聞いてきた。同じくらいの年齢の人間は、日課になっている場所の事を知っていた。だが、その人間はあの場所を知らなかったはずだった。なぜ?と疑問に思いながら、同じくらいの年齢の人間に「ああいくよ。ジェームズ」と答えた。ジェームズは、「連れて行ってくれ」と言ってきた。テールは、どうしようかな?と考えていると後ろから気配を感じて見てみるとラッキーが後ろにいた。ラッキーは、ご飯を食べ終わって満足そうに走って行った。テールは、考えた末にジェームズを連れて行く事にした。ジェームズは、嬉しそうについてきた。テール達は、街を出て山道へと向かっていた。山道に向かって歩きながら、ジェームズになぜ日課になっている場所に行っている事を知っていたのかを聞いてみた。するとジェームズは、町の人間はみんな知っているぞと返してきた。テールは、ジェームズのその言葉を聞いて驚いた。二人は、他愛のない会話をしながら山道に続く道を歩き続けて山道に辿り着いた。山道の入口に着いた二人はさらに進んでいった。

 テール達は、舗装のされていない山道を進んでいた。舗装のされていない山道は、登っていると疲れがたまってきそうな急な山道が続いていた。テールは、その山道をジェームズと一緒に会話をしながらゆっくりと一歩一歩と歩いて行く。しばらく歩き続けると目の前に小さな泉が見えてきた。テール達は、その泉で舗装されていない山道で疲れた体力を回復させる為に休憩をとる事にした。ジェームズは、泉に来ると泉の方を見ていた。テールは、先に母親から貰った大きなおにぎりを食べ始めようとしていた。しかしテールは、うかりと大きなおにぎりを落としてしまった。落ちてしまった大きなおにぎりは導かれるかのように泉の方にコロコロと転がり落ちてしまった。大きなおにぎりを食べ損ねたテールは不機嫌になって泉から目を背けた。一瞬目を背けた後ジェームズが「泉が光り始めたよ」と叫んだ。ジェームズの叫びにテールは、背けていた視線を泉の方に向けた。向けた視線に光る泉が映っていた。テール達は、その様子に驚いてしまったが、さらに驚く事が起こった。泉の中から小さな人間?が突然現れた。泉の中から現れた小さな人間?はフェアリーという種族だった。初めてフェアリー族に会ったテールは、「君の名前は?」とフェアリー族の少年に聞くと、フェアリー族の少年が怒り気味に「先に名前を言えよ!!」と言ってきた。怒り気味に言ってきたその言葉にちょっとむかつきながらテールは、名前を名乗るとフェアリー族の少年もマールと名乗ってきた。マールと名乗ってきたフェアリー族の人間はさらに「さっき泉の中に何か落ちてきたけど君の?」とテールが落としたおにぎりに興味を示したようだった。テールは、「そうだ」と言うとマールはおにぎりについてさらに聞いてきたので食べ物だと教えると「貰うよ?」と言って大きなおにぎりを一気に食べた。テールは、返事をする前に大きなおにぎりを食べた自分勝手なマールに怒ろうとしたが、怒りの感情を失わせるようにマールが「お礼にこれをやるよ!!」と言って何かをこちらに投げてきた。怒る機会を失ったテールは、マールが投げてきた物を見るとオカリナだった。テールがオカリナを手にするとマールが「それは、フェアリー族に伝わるオカリナだぞ!!何かあったらそのオカリナを吹いてみな!!俺が何処にでも行ってやるから」と言ってマールは、大きなおにぎりを食べ終わると泉の中へと消えて行った。突然起こった出来事に唖然としながらも休憩を終えて日課になっている場所へと再び歩き出した。休憩を終えて歩き出してから少しして日課になっている場所に辿り着いた。その日課になっている場所から見る景色は、普段と変わらないいつも見ていた景色だった。だが今日は、景色は変わらないが普段起こらない出来事が起こっていた。日課になっている場所に普段感じる事の無い殺気が漂っていた。テール達は、後ろから漂ってくるその殺気に気づき振り返った。するとそこには怒りに満ち溢れていた赤い目をしたオークが立っていた。赤い目をしてオークは、テール達に攻撃を仕掛けてきた。テール達は、いきなりの攻撃に少し戸惑ったがテールはジェームズと一緒に戦おうと思いジェームズを見ると、ジェームズはすでにオークと対峙していた。ジェームズは、左からオークに立ち向かっていきオークに一撃を与えた。ジェームズが一撃を与えたその少し後、テールもオークにすかさず攻撃を仕掛けた。だが、ジェームズの一撃を受けた後のオークは他の攻撃を警戒していたのかテールの攻撃を躱して反撃をしようとしてきた。テールは、オークの動きを見て泉でマールから貰ったフェアリー族のオカリナを吹いた。だが音色は聞こえなかった。テールが首をかしげていたが、オカリナの音色は実際には流れていた。オカリナから流れる音色と同時にマールが現れた。現れたマールは、すぐさまこの状況を把握して戦闘に参加した。マールは、術でバリアを張ってテールに向かっていたオークの反撃を防いだ。バリアで防いだその隙を縫ってテール達がオークに攻撃をした。オークは、さすがに三人を相手には出来ないと判断したのか戦いを止めて逃げ出した。テールは、逃げ出したオークを追う事もせずに緊張をほぐす為に周りの風景を楽しんだ。だが緊張をほぐす事はできなかった。周りの風景を楽しんでいた三人の目に町から立ち上がる煙が見えた。三人は、急いで町に戻る事にした。

一方その頃、日課になっている場所に向かった後テリアの町に魔物の集団が向かっていた。町にいたラッキーは、魔物の集団にいち早く気づき聞いたことのない吠え方をしていた。その吠え方に町の人間は、何かが起こっている事に気づいた。魔物の集団はテリアの町に辿り着くと町を破壊していった。ラッキーは、その魔物に威嚇のために吠え続けた。だが魔物は、ラッキーの威嚇にも動じる事はなかった。

 町から立ち上がる煙を見て町への道を急いていた。三人の走るスピードは違っていてジェームズが一番速かった。その走るスピードの差がジェームズとテール達の間に大きくあった。先頭を進んでいたジェームズは、後ろにいるテール達を心配していた。テールは、そんなジェームズの表情をかくにんして「構わず先に町に戻ってくれ」とジェームズに向けて叫んだ。ジェームズは、その言葉を聞くとさらにスピードをあげて町への道を急いだ。テール達は、ジェームズが急いで町への道を進んで行く背中を見守った。険しい道を進んだテール達は、山道を下りて町へと向かった。・・・・・・数分後、テールとマールは呼吸が乱れながらも町へと辿り着いた。そこで見た町の風景は・・・・・・

 町へと辿り着いたテール達の目の前には、建物が壊され煙が大量に上がっている変わり果てた光景が広がっていた。町の入口付近には、先に向かっていたジェームズの姿は見えなかった。ジェームズはもう町の中へ入っていた。ジェームズを探して町の中へ進もうとするとある方向からラッキーの鳴き声が聞こえてきた。テールとマールは、ラッキーの鳴き声のする方向へと走り出した。ラッキーの鳴き声のする方向に走り出してしばらくするとラッキーの影がすこしずつ見えてきた。さらに進むとラッキーの傍でジェームズと見知らぬ魔物が対峙していた。テールは、ジェームズに加勢しようと近づいた時に見知らぬ魔物がジェームズに攻撃をしてきた。ジェームズは、テール達が近づいて来るのがわかると一瞬テール達の方に視線を向けてしまい、その一瞬の隙でジェームズは魔物の攻撃を受けてしまい吹き飛ばされてしまった。魔物は、さらに攻撃をしようとジェームズの方に進んだ。マールがすぐに術を唱えた。マールが唱えた術は、ジェームズに攻撃を仕掛けていた魔物に見事に当たり一撃を与えた。マールの術をくらって魔物が一瞬ひるんだ。その一瞬で態勢を立て直したジェームズとテールがさらに一撃を与えた。息を合わした二人の連携プレーは、魔物を倒したかに見えた。だが、魔物はテール達の攻撃を受けてもまだ生きていた。魔物は、傷を負いながらも力を振り絞り攻撃を仕掛けて来た。魔物の攻撃は、テールに当たる事はなくその前にテールが魔物に最後の一撃を与えた。魔物は、地面へとゆっくり倒れ込んだ。魔物を倒したテールは、荒い息をしながらも自宅へと向かった。テールは、マールとジェームズと一緒に自宅への道を進んでいた。自宅への道の風景も魔物に壊された家も複数見えた。その光景に心がえぐられる思いで歩き、自宅に着くとポストに何かが入っているように見えた。テールがポストに入っている物を見ると手紙が入っていた。その手紙を読んでみるとその手紙には、【アースで待つ・・・・・・】そう書かれていただけだった。マールとジェームズもテールから手紙を受け取り読んだ。手紙には送ってきた人間の名前は書かれていなかった。その手紙にテール達は、不信感を持ちつつもその手紙に何か不思議な感覚を覚えた。テール達は、手紙に書かれていたアースに行く旅支度をする為に武器屋に向かう事にした。

 テール達は、武器屋へと向かっていた。武器屋に向かう道も魔物の襲撃で壊されている場所が目立っていた。テール達は、武器屋がまともな状態で残っているのか不安になりつつ向かっていると武器屋がまともな状態で残っているのか不安になりつつ向かっていると武器屋の建物が見えてきた。武器屋に辿り着いたテール達は、武器屋の扉を開けた。開いた扉に続いて中へと入って行った。中に入ったテール達の前に剣・槍などの色々な武器が置いてあった。武器屋の品揃えは多かったが、魔物の襲撃の直後で客は二・三人しかおらず武器屋の中は静寂に包まれていた。テールは、武器屋の中を歩き回った。そして三十分経っても何を買おうか考えていた。頭の中では、まだどれにしようか考えていたが、手は導かれるかのように目の前にあった古びた剣を取っていた。手に取った古びた剣は、いかにもかなり昔に使われていたであろうことはわかったが、その剣は、古びたオーラが漂っていた。テールは、その手に取った古びた剣を武器屋の人に渡して会計をして受け取った。ジェームズとマールもそれぞれ違う武器を選んでいた。テールは、二人が選んだ武器を見ると古びた剣とは違い不思議なオーラは感じられなかった。テールは、買った古びた剣の不思議なオーラが気になりながらも武器屋の扉を開けて外へと出た。外に出ると空は暗闇に支配されようとしていた。夜に旅に出るのはあまりにも危険だった。テール達は、ひとまず旅に出るのを明日にして家に戻る事にした。家に帰る途中、テール達は明日旅に出る期待と不安を抱いていた。家に帰ると深い眠りについた。長い暗闇が開けて光が差してきた。旅に出ようとしたテール達に問題が一つ起こった。テール達は、アースという場所が何処にあるのか知らない事に気づいてしまった。しばらくなやんでいたが、ここでテールが閃いた。長いこと生きている長老なら何か知っているのではないかと・・・・・・テール達は、長老の家に向かった。自宅から少し南にある長老の家へと辿り着いた。長老の家は築百後十年ぐらい経とうかと思える家だった。長老の家のドアを開けて家の中に入ると長老が迎えてくれた。長老に謎の手紙を見せてアースという場所について聞いた。アースという言葉を聞いて本棚の方に歩き、その中にあった一つの書物を取ってテール達の前に戻ってきた。そして長老は、アースという場所について持ってきた古文書を開けて「五千年ほど昔、魔王ゼルスがいた時代にはアースという場所があったらしい五千年たった今、忘れられた場所になっていて現在の地図では場所すらわからない」と話した。長老のその言葉を聞いていると頭が少し痛くなってきた。こんな時に・・・・・・テールは頭の痛みに耐えて長老に「場所もわからないのにどうしたらいいのか?」と聞いてみた。すると長老は「もしかしたら、あの町に行けばわかるかもしれない」と言ってきた。テールは、あの場所?と考えていたらさらに長老が「お前がもう少し小さかった頃に行ったことがある世界最大の冒険者ギルドがあるアリトリーの町に行けば何かわかるかもしれない」と言ってきた。テールは「わかった、行ってみる」と言って長老の言葉を手掛かりにアリトリーへと向かう事にした。テール達は、長老の家を出ると町の入口へと向かった。テール達が、長老の家でアースの場所を聞こうと入って行った時に、その外には中の会話に聞き耳を立てる集団がいた。その集団は、中の会話の何を知ろうとしていたのか?その理由は、まだ誰もわからなかった。だがその集団は、アースという言葉を聞いてより聞き耳を立てていてさらにアリトリーという町の名前を聞くと聞き耳をたてていた長老の家を離れテールが出てくるより先に何処かへと向かって行った。謎の集団は一体・・・・・・

 突然ズドーンと大きな音が鳴り響いてアリトリーという町へと続く大きな道を大きな岩が立ち塞がった。その岩は、上から前触れもなく落ちてきた。普段その道は、落石が全く起こらない平和な道でその道で落石が起こった事にそこを通る人間達は思いもよらない落石に驚いていた。落石があったその時にその落石の様子を見ていた人間の中には、落石が起こる前にその近くに人影が見えたという噂が流れて色々な情報が飛び交い錯綜した。だが真実は、噂する人間さえもわからないままで大きな岩がそのままの状態で取り除かれるまでしばらくの時が必要だった。落石があったその後、テール達はその出来事を知る事に・・・・・・


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