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自由気ままな異世界冒険譚  作者: 鈴野 白
第一章 転生
9/75

初戦闘は盗賊狩り

かなり長くなってしまいました······笑

 俺は両親から貰った世界地図を頼りに、ローランス王国の王都へと向かっていた。途中、何体かのモンスターに襲われたが、全て撃退して父から譲り受けた「魔法袋マジックポーチ」に収納して事なきを得た。



「にしても······この魔法袋マジックポーチ本当に凄いな······」



 見た目はただの変哲のない袋だが、生きていない動物や植物であれば、最大10tまで入るのだから、驚きである。ガルア曰く国宝級アーティファクトなのだとか。



「俺もそうだが、父さんもなかなかのチートだぞ······」



 ちなみに今の俺のステータスはこんな感じだ。


《名前》アルマ

《種族》人族

《性別》男性

《年齢》十歳

《レベル》45

《体力》2,150/2,150

《魔力》3,700/3,700

《スキル》剣聖 大魔道士 女神の寵愛


《剣術》

身体強化Lv.5

瞬足Lv.5

浮遊Lv.3


《魔術》

火炎魔法Lv.5

氷結魔法Lv.5

風刃魔法Lv.5

聖魔法Lv.2

闇魔法Lv.2



 《体力》《魔力》共に四桁に到達し、チートっぷりに磨きがかかっている。多くの特技がLv.5の上限に到達した上に五属性全てを習得した。


 普通の人間でLv.5に到達できる特技の数は、多くても二つ。鍛錬を怠れば、全く到達できないほどに困難なものである。それを五つも極めたのだ。名実ともに化け物と呼ぶに相応しいだろう。



「この時点で人外のステータスなのに、まだまだ伸びるって考えると······つくづく俺ってやばいのな」



 下手したら、王国間の戦争にでも巻き込まれかねない。人前では本気で戦うのは自重しておこう。



 街道を歩いていると、後ろから急に叫び声が聞こえてきた。振り返ると、馬車が猛スピードでこちらに向かってきている。



「ああっクソ!あいつらまだ追ってきやがる!」

「馭者さん!もっとスピードを上げてくれ!」

「無理だ!これでも精一杯なんだよ!」



 声を聞くあたり、どうやら何かに追われているらしい。すると、馭者がこちらに気づき声を上げた!



「おい君!何やってる!早く逃げろ!」

「どうしたんだ?何に追われてるんだ?」

「盗賊だよ!早く逃げないと殺されるぞ!」



 盗賊か。ファンタジーによくあるテンプレってやつだな。こんな早くにお目にかかれるとは思わなかった。思わず頬が緩む。とりあえず、この人達は助けておこう。恩を売っておいて損は無いしな。



「盗賊ですか。なら俺が退治しますよ」

「何言ってる!君みたいな子供じゃ無理だ!」

「まあ見ててくださいって」



 そう言って俺は馬車の前に立つ。するとすぐさま盗賊達に追いつかれ、周囲を囲まれる。



「おいおい、なんだこのガキは?」

「俺が知るかよ。とりあえず殺そうぜ」

「ひ······ひひっ······殺し······殺したい······」



 見た目が子供だからか、盗賊達は好き放題俺の事を罵ってくる。というか今一人やばいやついただろ。盗賊って言うより暗殺者じゃん。



「おいガキ、今なら見逃してやる。さっさと消えろ」



 喚いている下っ端達をかき分けて、リーダーらしき人物が俺の前に現れる。なるほど、それなりに強そうだ。



「嫌だ、と言ったら?」





「殺れ。お前ら」



 リーダーの合図を皮切りに、盗賊たちが一斉に飛び出した。俺目がけ、得物を振り下ろそうと迫ってくる。


 慌てず騒がず、俺は多対一で有利に使える魔法を詠唱した。



氷獄フリージア



 俺が使った魔法、氷獄フリージアは、周辺の空気中の水分を一瞬で氷に変え、範囲内の対象をまとめて凍らせる上級魔法の一つだ。


 ちなみに、氷獄フリージアで生成した氷は、同じ上級魔法レベルでないと、傷一つつかないほど強固である。内側からも、外側からも砕くのは至難の業だ。


 盗賊達にも効果はてきめんで、リーダー以外のほぼ全員が、凍らされたまま動けなくなっていた。


 突然の出来事に、盗賊達のリーダーも、馬車の人達も、開いた口が塞がらないという感じに唖然としていた。



「それで?もう諦めるか?」

「く······クソガキィィ!」



 リーダーが抜刀し、俺目がけて突進してくる。だが遅い。俺はリーダーの後ろに回り込み、手刀を放ち敵の意識を刈り取った。



 戦闘開始からわずか30秒足らずで、盗賊達は全滅した。







 あ······手加減するの忘れてた。

異世界といえばテンプレ······ですよね!

というわけで哀れな盗賊さん達をぶち込んでみました。

あと主人公の無双っぷりも凄いですね笑


文章力ですが、今後は増えていくと思いますが、

ご了承くださいm(_ _)m

次話かその次辺りで、一旦区切ろうかと思います。

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