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自由気ままな異世界冒険譚  作者: 鈴野 白
第一章 転生
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《賢者》対《大魔道士》

 ガルアにボコボコにされた次の日



「·········」



 俺は母メーアに課せられた日課に取り組んでいた。


 一時間座って静止し、魔力を自在に操作できるようにするというものだ。これも最初は苦痛だったが、慣れてしまえば剣の素振りよりも楽だった。



「アルマ〜。お待たせ〜」

「母さん。今ちょうど終わったよ」

「そっか。じゃあ訓練始めよっか」

「うん」



 メーアの魔法の訓練を簡単に説明すると


 メーアが魔法を放ち、俺が同じ魔法で相殺する。しかし相殺するとはいえ、メーアと俺の魔力には天と地ほどの差がある。そのため俺は毎回魔法の直撃を受け、毎回死にかけている。


 メーア曰く、それも訓練の一つなのだとか······

俺の身が持たないから、少しは加減してほしいものだ。



「それじゃあいくよ」

「おう!」



氷柱ピラア



 メーアが放ったのは、氷結魔法の中級に値する、氷の槍を生成し対象に向かって飛ばす技だ。俺もすぐさま同じ魔法で応戦する。



氷柱ピラア!」



 メーアの氷柱ピラアは六本。対して俺のは四本。互いの魔法が衝突し、消滅していくが、残り二本を相殺できずもろに食らってしまった。



「ぐはぁっ!」



 数メートル弾き飛ばされ、背中から地面に倒れる。

氷柱ピラアの寒さの余韻が残っており、思わず身震いしてしまう。



「アルマ〜。だいじょうぶ?」

「あ、あぁ······」



 俺はこんな酷い目にあっているのに、魔法を放った当の本人は悪気は全くないので、なおのことタチが悪い。ガルアの方がまだマシかもしれない。



「よし。じゃあ次行くよ〜」

「ちょ、ちょっと待って!」



 こっちまだ準備できてないんだよ!



獄炎ヘルフレイム

「上級魔法じゃねぇかぁぁぁ!」



 《賢者》の上級魔法など俺に相殺できるはずもなく、

またもやもろに魔法をくらってしまった。







 あぁ······あったかいなぁ······


 能天気な事を考えながら、とうとう俺の意識は途切れた。

剣の戦闘の次は、やっぱ魔法かなと思って書きました。

次話で一気に話が進むと思います。(願望)

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