そうだ、奴隷を買おう
ギルド長達との話を済ませた後、俺は昨日から滞在している「安らぎの宿」に戻ってきていた。
「にしても、今日は色々あったなぁ...」
妖精達と出会って仲良くなったり······
Bランクに昇格して、大金を貰ったり······
実に濃い冒険者生活初日であった。
そうだ、今のステータスを確認しておこう。
「ステータスオープン」
《名前》アルマ
《種族》人族
《性別》男性
《年齢》十歳
《レベル》60
《体力》4,765/4,765
《魔力》5,360/5,360
《スキル》剣聖 大魔道士 女神の寵愛 妖精王の寵愛
《剣術》
身体強化Lv.5
瞬足Lv.5
浮遊Lv.5
《魔法》
火炎魔法Lv.5
氷結魔法Lv.5
風刃魔法Lv.5
聖魔法Lv.5
闇魔法Lv.5
魔法創造
チートに拍車がかかっていた。《剣術》《魔法》の項目は全てLv.5。その上なんだかとんでもなさそうなのが追加されている。魔法創造は色々とやばそうだ。自分で魔法を作るとか前代未聞すぎる。
まあ、それは後日確かめるとして、俺は新しく貰った《妖精王の寵愛》について調べる。すると、このようなものだった。
《妖精王の寵愛》:魔法使用時の必要魔力半減。攻撃魔法の威力倍増。魔力回復速度上昇。以上の効果を被寵愛者に与える。
イリスの加護と同じレベルでぶっ壊れていた。これさえあれば魔法方面は敵無しじゃないか。これも絶対に人には言えないな。悪用されかねない。
再三自分のチートを自覚した後、俺はこれからどうするかをベッドに寝転がりながら考えていた。
「やっぱりパーティーメンバーが一人か二人は欲しいな」
戦闘面なら一人でも大丈夫だが、生活面が問題だ。俺は家事がからっきしなのである。料理はもちろん、家の掃除すらろくにしたことがない。
「俺の事を黙ってくれていて、俺に協力してくれる人······やっぱり、奴隷とか······だな」
そう、この世界には奴隷がいる。身の回りの世話を任せたり、戦闘に利用したり、性奴隷として扱ったりするのだ。さすがにそんな扱いはしないが、家事が出来る奴隷なら確保しておいた方が良いだろう。
明日の予定は決まった。ギルドでBランク昇格を完了した後、奴隷商に行くことにしよう。
「クレアシオン」はフランス語で創造という意味です。
疑問に思うかもしれないので補足しておきます。
ブクマや感想はモチベの向上に繋がりますので、ぜひよろしくお願いしますm(_ _)m




