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自由気ままな異世界冒険譚  作者: 鈴野 白
第二章 冒険
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初めての依頼

冒険スタートです!

「うーん。どの依頼にしようかなぁ······」



 俺は朝一番に冒険者ギルドに来て、依頼掲示板を眺めていた。そこには色々な種類の依頼が書かれている。



 薬草や鉱石などの収集を目的とした採集依頼。

街道の清掃や王都の治安維持を目的とした用務依頼。

そしてモンスターの討伐を目的とした討伐依頼。


 採集依頼や用務依頼は比較的危険が少ないが、討伐依頼よりも依頼達成時の報酬も少ない。逆に言えば、お金稼ぎを目的とするならば討伐依頼が手っ取り早いのだ。



 それぞれのメリットとデメリットを考え、俺が頭を唸らしていると、一人の冒険者に声をかけられた。



「よう新入り!依頼のことで迷ってんのか?」

「あなたは······」

「俺はグリアスだ!よろしくな!」



 グリアスと名乗った男はそう言って、俺の背中をバンバン叩いてくる。痛いからやめていただきたい。



「アルマです。よろしくですグリアスさん」

「へぇ······意外と礼儀正しいんだな。それより、どの依頼を受けるか迷ってんのか?」

「はい。討伐依頼が魅力的だとは思うのですが、万が一ということもありますし······」



 そう。俺は討伐依頼を受けようか迷っていた。俺のステータスでは問題ないかもしれないが、本当に万が一事態に陥るかもしれないと考えていたからだ。しかし······



「お前なぁ······万が一なんて考えてるやつはそもそも冒険者になんてならねぇだろ」

「あっ······確かにそうだな」

「だろ?だから受けるなら討伐依頼にしとけ。もちろん最初は低ランクのやつだけどな」

「分かりました。アドバイスありがとうございます」

「気にすんな。まぁ、死なない程度に頑張れよ!」



 そう言ってガレアスは離れていく。朝一でお酒でも飲みに行くのだろうか。───まあ俺には関係ない。とにかく依頼だ。依頼を受けてさっさと行こう。



 こうして俺はFランク討伐依頼「ゴブリン退治」を受け、王都を出て近くにある《魔獣の森》に向かった。








「セアッ!」

「グギャァァァ!」



 右手に持った剣でゴブリンの体を両断する。目の前で断末魔が耳に響くが、気にせず次の獲物へ向かう。



 俺は今、約五十体のゴブリンに囲まれていた。百体程倒して、残り五十体なのだ。とんでもない数のゴブリンに囲まれていたが、ステータスが違う。苦戦のくの字もなく、俺はゴブリンらを蹂躙していた。


 しかし、やはり多少の疲労が出てきたのか額に汗が滲む。衣服は返り血で真っ赤だ。いい加減面倒臭くなってきた。もう一気に殲滅してやろう。



灼熱焦土プロミネンス



 俺は超級火炎魔法の灼熱焦土プロミネンスで、周囲の木々ごとまとめてゴブリンの群れを燃やした。


 火炎の渦がゴブリンの群れを飲み込む。断末魔を上げる暇を与えず、魔石を残して無に帰した。




 ······正直やりすぎたかもしれない。


 周囲には緑という緑が残っておらず、まるで隕石が落ちた後のような焼け野原になっていた。



「まあ······倒したから結果オーライということで」



 見なかったことにしよう。俺は死んだゴブリンの魔石を回収し、そそくさとその場を後にした。







 ゴブリン達の追い剥ぎはできなかった。超級魔法など使えば当然である。今後は自重しようと心に決めた。

最初の依頼でゴブリン討伐。まあ定番ですね。

今後色々とハチャメチャ展開になるかもしれませんが

まあ頑張ります笑


ブクマや感想はモチベの向上に繋がりますのでぜひよろしくお願いしますm(_ _)m

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