002
闇の中で目が覚めた。
所謂<ここは誰?私は何処>状態と言うヤツだろうか?
目の前は、果てが無い様に見えて一寸先で止まっているように思える。
数秒、数瞬目の前に気が向いていると後ろから
「やっほー。罪人君☆」
と声がした。
突然のことで驚き振り返ろうとしたが首が動かない。
「君には考えて貰わないと困ることが沢山あるんだよねー☆」
さっきから、語尾に<キラッ>って付けてる頭のおかしいヤツと会話したくない。
「頭の可笑しいのは、君だろぉおおお?????」
その言葉をきっかけに今までの行いが思い出される。
頬に涙が伝う。
お母さん、ごめんなさい。人の道を踏み外しました。
お兄ちゃん、ごめんなさい。迷惑どころの無いことをしてしまいました。
おおおおおおおおおおおお、と叫びたいのに口は動かない。
「そんなに叫ばないでよ?煩いなぁ☆
でも、反省している事は良いことだな~☆」
腕を使って、目を抉り出してしまいたい。そう思うのに身体が動かない。
「身体は、大切にね☆」
しばらく心の中でもがいて頭が発熱して来た。
お前は誰だ?!俺はどうなった!?ここは何処だ!!??
「僕の話が入る準備が無いようだから、治してあげるよ☆」
後頭部に小さな掌が当たる。すると、急激に頭の熱が消えて、冷静になって行く。
ふと、思う。ここは、最後の審判。日本で言うところの閻魔大王の質疑応答の場なのではないか、と。
「概ね想像通りだよ☆
まず、僕の名前は、ゾルディダード。ゾルディダード・メナスだよん☆
君は、残念ながら海の中で息を引き取った。大丈夫、遺骨は、君のお母さんと一緒の墓に入れられたよ。お兄さんには、感謝しないとね」
最後の言葉には、慈しみが溢れていた。
お兄ちゃんに感謝とは、何故だ?
「君のお兄さんが私財をはたいて、お母さんの遺骨を見つけたばかりか、同じ墓に君の遺骨を入れてくれたからだよ☆愛されてるね!」
俺は、愛されていたのか。胸中に温かいなにかと共に後悔の念が募る。
「最後の質問に答えるよん☆
君は、君の住む世界の輪廻から外れてこっちに来た。僕の権能をもって新しく転生させてあげる☆
あっ、君の望みは聞いてあげる事は出来ない。これも決まりでね☆
でも期待してて、月の申し子よ」
それって、セーラー服着た戦士たちのこと????
「さあ、行くがよい。我らが世界パンドラムへ!!」
そこ、厳かにされても……
突然、光に包まれて俺の意識は消え去った。
意外に考えるの大変やな。書き終えたい、今度こそは。




