第76話『精霊王たちの集結! 闇の王シャドウモアとの最終決戦』
◆◇ 1. 精霊王たちの声
「……フィーナよ。」
穏やかで、それでいて力強い声が響いた。
「……この声は……」
フィーナは胸の《フローズン・ティア》を握りしめ、周囲を見渡す。
次の瞬間、周囲の空気が震え、風が優しく吹き抜けた。
フィーナたちの前に現れたのは、銀の翼を広げた風の精霊王エアリエルだった。
「エアリエル……!」
「……久しいな。フィーナ、そして皆よ。」
エアリエルが柔らかく微笑む。
その直後、氷の結晶が舞い、氷の精霊王グラキエスが現れた。
さらに、炎の精霊王イグニスの燃え上がる姿も浮かび上がる。
「……三体の精霊王が……」
ルークが驚いた声を漏らした。
「我らの力を集めねば、シャドウモアの闇には対抗できぬ。」
エアリエルが静かに告げる。
「シャドウモアが……復活するの?」
フィーナの声が震える。
「……いや、シャドウモアはすでに目覚めている。」
グラキエスの声が低く響いた。
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◆◇ 2. シャドウモアの降臨
「ハハハハハハハハハ……!」
空が漆黒に染まり、不気味な笑い声が響き渡る。
その瞬間、闇の裂け目が開き、シャドウモアが姿を現した。
巨大な漆黒の翼。
深淵のような瞳に映る絶望の闇。
その体から放たれる邪悪な魔力に、空気すらもねじ曲がる。
「……ついに姿を現したか。」
イグニスが炎を纏いながら睨みつける。
「愚かな精霊王どもよ……お前たちの力では、我を止めることなどできぬ。」
シャドウモアの声が響き、辺りに黒い霧が広がった。
「くっ……このままじゃ……!」
ルークが剣を握りしめる。
「今は、フィーナが光の精霊王の力を目覚めさせるしかない!」
イグニスが叫んだ。
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◆◇ 3. 光の精霊王の目覚め
「光の……精霊王……」
フィーナは胸の《フローズン・ティア》を見つめた。
「お願い……どうか……力を貸して……!」
フィーナが祈るように呼びかけると、宝珠が淡く輝き始めた。
その光は次第に強くなり、ついには黄金の光がフィーナの体を包み込む。
《レイ・エンブレイス》
「うわぁぁぁぁ!」
フィーナの叫びと共に、黄金の光が爆発的に広がった。
シャドウモアの闇の霧が吹き飛び、その場が一瞬にして光で満たされる。
「まさか……この光は……!? おのれぇぇぇぇぇ!!」
シャドウモアが苦しそうに体を揺らした。
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◆◇ 4. 最後の決意
「やった……の?」
フィーナが息を切らしながら呟く。
「いや、まだだ……」
グラキエスが険しい声で言った。
「シャドウモアは、このままでは消えぬ。奴は闇の核と完全に同化しており、核を破壊せねばならない。」
「闇の核……」
フィーナが拳を握りしめる。
「お前ならできる。お前の中に宿る“希望の光”こそ、闇を打ち払う力だ。」
エアリエルが静かに微笑む。
「……うん!やってみる!」
フィーナは力強く頷いた。
「行こうぜ、フィーナ!」
カゼハが手を差し伸べる。
「もちろんだ!」
フィーナはその手をしっかりと握りしめた。
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◆◇ 次回『闇の核を砕け! 最後の希望、フィーナの決断!』




