第17話『初めての装備選び!? フィーナ、冒険者らしくなれるか!?』
◆◇ 1. 武器と防具を求めて!
王都への道を進む前に、まずは 装備を整えることが必要 だった。
「……お前、そのままの格好で旅をするつもりか?」
ルークが 呆れたようにフィーナを見た。
「えぇっ!? ダメなの!?」
「お前は……戦うわけではないにせよ、防御は必要だろう。」
「うぅ……確かに、いつも逃げ回ってるし……。」
「あと、旅人の格好をしていたほうが、余計な注目を集めずに済む。」
(……そっちの理由もあるのか。)
フィーナは 「確かに、薬草少女のままだと目立つかも……」 と思い、ルークについていくことにした。
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◆◇ 2. 初めての武器屋!
「いらっしゃいませぇ!! 今日はどんな武器をお探しですか!?」
元気いっぱいの店主の声が、店内に響いた。
「うわぁぁぁ……武器がいっぱい……!」
店の中には、剣や弓、短剣、杖など、さまざまな武器がズラリと並んでいる。
「……お前には、武器よりも防具のほうが重要だな。」
「えぇー! ちょっとくらい武器も欲しい!!」
「どうせ使えないだろ。」
「ぐぬぬ……!!」
ルークにあっさりと却下され、フィーナはしょんぼりする。
(でも、旅をするなら防具は必要だよね……。)
そこで、初心者向けの軽装防具 を探すことにした。
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◆◇ 3. 防具選び、試着タイム!
「じゃあ、この辺りの軽鎧とかはどうでしょう?」
店主が差し出したのは、レザーの軽鎧や、動きやすいチュニック型の防具。
「うーん……うーん……。」
フィーナは悩みに悩む。
(せっかくなら可愛いのがいいけど……でも動きやすさも大事だし……。)
「これは?」
ルークが指さしたのは、シンプルなデザインの白と緑を基調とした防具。
「おぉ……!! これなら可愛いし、軽くて動きやすそう!!」
「じゃあ、それにしろ。」
「即決!? もうちょっと考えさせてよ!」
「……これ以上迷うと、また変なものを選びそうだからな。」
「なにそれぇぇぇ!!!」
結局、フィーナはその防具を選び、ついに「旅人らしい」格好にチェンジ!!
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◆◇ 4. ルークの武器調達!
その間、ルークは静かに 自分の武器を整えていた。
「これを研ぎ直してくれ。」
「おっ、相変わらず良い武器使ってるねぇ。さすが薬師さん。」
(……ん?)
フィーナは その会話が気になった。
(ルークの武器って、そんなに良いものなの!?)
「……。」
ルークは、さりげなく話を打ち切り、静かに店を出る。
「……ねぇ、今のどういうこと?」
「……お前には関係ない。」
(……絶対関係あるやつぅぅぅ!!!)
ルークの過去に何かありそうな空気を感じつつも、フィーナは装備を整え、新たな旅立ちに備えたのだった——!
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◆◇ (次回『王都への道! ついに旅人たちと遭遇!?』)




