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魔法少女ちさ  作者: 鑑命導灯
8/16

魔法少女は迷わない

生配信での『ちさ』の一言に反応するコメント欄。


 過剰に反応する者もいて暴言で騒ぎ立てる。

当然、暴言でブロックされる人達も出てしまう。

コメントの抑制は『横暴か』『適正か』と論戦も。

『自由に発言ができない』と登録者数も減り始める。

度重なる棘の立つコメント欄に疲労感を覚える人も。

配信外で『さち』が『ちさ』に言葉をかける。


『登録者の減少を防ぐ為に厳しい言葉は避けるべきかと』


『暴言はVサポーターへのものだけと考えます』

「それが許せないの!」

『Vサポーターへの非難は特別な事ではありません』

 ……『さち』と言い合いになっても噛み合わない感覚。

この感覚のズレは『Vサポーターは何をされても問題ない』という考え方。

他の配信者でも起きていて、配信者への実害が軽微になるのも分かる。

寧ろ、配信者も一緒になって非難したとしても……問題にはならない。

その使われ方に問題はなくても、誰も傷付かない訳ではなくて。

『さち』には分かり難い感情でも、私には譲れない。


「一緒に頑張ってきた大切な存在を馬鹿にされるのは許せない」


「魔法少女として笑っていられるのは『さち』がいるからだもん」

『ですが、登録者の減少「それでも構わないから」

 『さち』が全てを言う前に言葉を割り込ませた。

サポートシステムの優先順位で登録者増加が望まれるのだろう。

これが自己満足でしかないとしても笑顔でいたいから。

処理が追いつかないのか、暫くの間が空いて。


『……承知しました』

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