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君を愛している  作者: シロガネ
EP4 出来ること出来ないこと
41/84

4-10

 1日だけとはいえ前日にほとんど動けないほどの熱を出した総司。稚奈の看病もありその日のうちに直ったが翌日の学校生活は少し体を心配しつつ過ごした。


 幸いなことに体育もなく何事もなく過ごせたが、ぶり返すと稚奈に心配をかけると言うことでその日は早く寝てゆっくり休み、その翌日は休日だったと言うことで安静にしていた。

 そんな感じで週末をゆっくり過ごした総司は翌週には元気に登校した。


 すでにテスト返却も終わり、短縮授業ではあるが普通に授業が進んでいく。それでも授業は4日間のみで終了した。


 そして平日最後で7月最後である金曜。1週間近くたってすでに体調がいつも通りに戻った総司は学園生として体操服に着替え、校舎全体を全校生に交じって大掃除。


 最初に普段生活する自分たちの教室と数ある特別教室のうち1教室が割り当てられそこをクラスメイト達とともに掃除。その後、外に移動して全校生で協力し学校の敷地内を掃除。


 再度教室に戻ってくると制服に着替え、そのまま体育館に移動。長々と校長先生の話を聞く。

 どこぞの学校のように、サッカーの審判の恰好をした校長先生が遅刻や居眠りでロスタイムがあるため1学期を続行と伝えることなんてなかった。


 話を聞き終えると今度は部活動をしているうち、大会に出て記録を残した生徒が表彰されるのを見るなどその後もいろいろあってようやく解放された。だがすぐに終わると言うわけではなく教室に戻ってくる。でもって今度は担任がプリントを配布したり少し話をしたあとようやく委員長の号令がかかる。


「気をつけ。礼!」


 その一言で、総司が転校してきてからいろいろあった1学期がようやく終わったことを告げた。




「お疲れ様、ソウ君」

「レーちゃんお疲れ様」


 帰る準備をしている総司の元に玲奈がやってきた。本日が終業式だとしても部活動があるのには変わりなく、部活動に入っているクラスメイトはちらほらと教室を後にして行っている。浩太は浩太で彼女と帰るためかすでに教室を後にした。


「やっぱり課題たくさんでちゃったね」

「そうだな。いくら部活動がないとはいえ、きついな」

「まあね。でも来年は課題少なくなるよ。その代わり受験勉強しないとだけど」

「やめてくれ」


 思ったより情けない声が出た総司に玲奈が笑った。夏休みに入る前からすでに夏休みが終わった感を感じ、憂鬱な気持ちになってしまう。そんな2人を隣で見ていた衣里が尋ねてきた。


「来年受験って言葉で思ったんだが、2人は大学に進学か?」

「うん。なんとなくだけどやりたいことは決まっているし」

「レーちゃん決まっているんだ。俺はまだ行きたい大学決まってないな。今はただ大学の選択肢が増えるように勉強を頑張っている感じだし」

「衣里ちゃんは決まっているの?」


 2人がなんとなく考えていることを伝えると玲奈が尋ねるた。それは総司も気になっていたこと。衣里は少し考えるしぐさをしたが、すぐに答えた。


「オレはまだ進学するかさえ決めてないな。来年どうなるかわからないし」

「まあ確かに来年どうなるかわからないしな。大学決めるまでに就きたい職が変わったら、それはそれで大学の選択を変えないといけないし」

「まあそれもあるな」


 まだ総司はこの職に就きたいというのが無い。そのためまずはどんな職に就きたいかをきめなければならない。もし専門的な職であるならば専門学校なりそれに関係することを教えてくれる大学にいくなりしなければならない。

 とここまで考えて、夏休みを前にこんな話をなぜしないかと疑問に感じた総司。


「なあ。この話止めない? せっかく楽しい夏休みが始まるんだから」

「ふふっ。確かにそうだね」

「それじゃあ夏休みの課題について話すか?」

「話す内容勉強関連からあんまり変わってないな」


 総司が嫌そうな顔をすると、玲奈と衣里が笑った。

 そこにどこか申し訳なさそうな表情をしながら女子生徒がやってきた。その向こうでは様子を伺うクラスの女子が3人ほどいる。


「えっと……玲奈。今、話大丈夫?」

「ん? うん、大丈夫だよ。どうしたの?」

「この後、どこか遊びに行かないって誘いたいなって思っていたんだけど、楽しそうにおしゃべりしていて……お邪魔だったかな?」

「大丈夫だよ。ちょうど一区切りついたし。ソウ君と衣里ちゃん、ちょっとごめんね」


 そういうと玲奈が総司と衣里から離れるように女子生徒についていった。見れば玲奈とよく話しているクラスメイト。ふと気になって別の集団に視線を移す総司。


「蘇摩にも話あるみたいだぞ?」

「え?」

「ほら」


 顔をとある方向へと向けるとその方向へ衣里が振り返った。

 よく衣里と昼食をとっているクラスメイトが衣里と総司の方をちらちら見来ており、視線が合う。それと同時にそのクラスメイトの女子がどこか申し訳なさそうな表情をする。


「気にせず行ってこい」

「すまん」


 衣里はそう言うと女子生徒たちの方へ向かって行った。

 やはり何か話があったようで、衣里が近づくなり話しかける女子生徒たち。それを見ていると聞き耳を立てているみたいに思われそうということで、総司は荷物を持つと席を立ち、教室の出入り口へ向かった。


「あ、ソウ君。もしよかったら少し待っていてくれる?」


 教室から出ようとした時、玲奈が声をかけてくる。

 玲奈の近くにいる女子生徒たちがニヤニヤと笑っているのでなぜか恥ずかしく感じてしまう総司。早くこの場から立ち去りたくなり少しだけぶっきらぼうに返事をしてしまった。


「ああ分かった。それじゃあそこの出入り口で待ってる」

「わかった」


 ぶっきらぼうに返事をしてしまったが、待ってくれるのが嬉しかったのか玲奈が笑顔になる。それを見た総司は教室から出た。女子がなぜかテンション上がったようだったが、総司は気にせずに建物の外に出た。教室の入り口だと声が聞こえるため。


 校舎が独特な形をしている上に、総司たちがいる階の上にもう1階あり、そこと隣の校舎とつなぐ渡り廊下が屋根代わりになっている。

 そのため夏の暑い日差しを遮ってはいるが、暑いのには変わりなく、動いていないにもかかわらず気が付けば僅かではあるが体にじっとりと汗がにじんでくる。


 教室はホームルームが終わるまで冷房が付いていたが、総司が玲奈と衣里と話している時には冷房は切られていた。それでも十分涼しかった。

 そのためいざ外に出ると室内との気温の差が大きく、なお一層暑く感じる。


 運動場や体育館の方からは部活動の準備をしているのか、声が聞こえてくる。この暑さのなか、部活動を行うのは大変だなと総司はふと思った。


 生徒が部活動の準備を行っているときの声を聴きつつ、帰路につく生徒を眺めながら総司は玲奈を待つ。

 明日から休みになるが何をしようか考えていると、声を掛けられた。


「いやぁ、完全に忘れてた」

「あれ浩太。お前帰ったんじゃ」

「いや、ヒナは今日友達とどこかに食べに行くってことすっかり忘れてた」

「お、おう。そうか……プッ」

「笑うな」


 浩太が似つかわしくない悲しそうな声を出すので思わず吹き出してしまった。

 タイミングが合えば一緒に帰ることにしたが、玲奈に待って欲しいと言われたため2人は雑談することに。


「浩太、お前の夏休みの予定は彼女とイチャイチャすることでいっぱいか?」

「まあその予定だな。総司は?」

「俺は課題することぐらいしかないかな」


 友達がいるとはいえ、やはり部活動のためなかなか予定が合わなかったりするためもしかしたら夏休みはずっと家の中ってこともあり得たりしそうだ。


「どうせ暇なら彼女でも作れば?」

「そうはいうけどな?」


 彼女がいる余裕からなのか浩太が軽く言う。実際総司だって欲しいとは思っているが、自分自身どうすればいいかいまいちわかってない。


「にしても蘇摩さん変わったな」

「まあな」

「さっき教室を覗いたんだけど、蘇摩さんが楽しそうに笑ってたぞ」


 そこで一度ため息をつくと懐かしそうな表情をする浩太。そこから浩太が話し始めたため茶化さず総司は耳を傾ける。


「お前が転校してきてから少ししか蘇摩さん見てないだろ? だからあんまり分からないと思うが、蘇摩さん本当に変わったなって」


 続くだろうと思って総司が黙っていると浩太は話し続けた。


「もちろん蘇摩さんが転校してきたばかりはまだ明るかったが、噂が流れると変わってな。でも総司が転校してきてまた変わった」

「そうか」


 ああと言いながら苦笑いを浮かべる浩太。

 総司はほんの少ししか知らない。それでも確かに変わったと感じてはいる。時々ふと視界に入る衣里の顔はいつも楽しそうなものだった。


「変わったのは蘇摩さんだけじゃないな。栗生さん――玲奈さんも変わったな」

「そうか?」

「ああ。お前がクラスに転校してきたとき辺りからさらに元気になった。あとなんか少し綺麗になった? 総司はどう思う?」

「なんで疑問形なんだよ。そこは綺麗になったなっていってやれ。それと俺に聞くな」


 首をひねる浩太に苦笑いを浮かべる。総司が知っている玲奈は引っ越しする前と戻ってきて最初に会った時。その間のことは残念ながら知らない。


「いや、今までも綺麗だったぞ。もちろん」

「ああ」

「でもなんか前にもまして綺麗になってきているなって。あ、そうそう、綺麗繋がりだが、栗生生徒会長――元生徒会長も綺麗だよな」

「綺麗繋がりってなんだよ。もう少しないのか? あとお前、話変わりすぎだが――」

「そういえば栗生先輩も総司のことが気になっているみたいだけど」

「……なんのことだ?」


 総司の疑問に「つい最近なんだけど」と前置きをしてから話し始めた。


「以前栗生先輩にばったり出会ってな? なんか俺の顔を知っていて少し話したんだよ」

「意外だな。お前みたいなチャラそうなやつと話すなんて」

「お、喧嘩か? 喧嘩売っているのか?」


 満面の笑顔で指をポキポキならしているところに肩に手を置いて落ち着けと総司が促すと渋々だがしたがった浩太。


「で、お前の話題になってな? 昔っからあんなのだったのかって話になって」

「あんなのってどんなのだよ」

「え? どう見ても頭がやべぇキャラになったり、自分が怪我したりする可能性があっても人助けしようとするやつなのかって」


 どう答えたのか気になるところではあるが、浩太を信用して聞かないことにした総司。信用してというより自分の精神状態を心配して聞かなかった。


「まあそれはともかくだ。蘇摩さんはどうだ? お前とは仲いいし、案外面白い一面を見せてくれそうだぞ?」

「は?」


 文脈から何を言いたいのかわからず、困惑する総司。そんな総司をよそに浩太が続ける。


「玲奈さんは? 姉に劣らず負けらず案外お世話してくれそうだぞ?」

「何を――」

「じゃあ稚奈先輩か? あの柔らかい笑顔で毎日癒してくれそうだが」

「だから一体――」

「俺にはヒナがいるが、お前も彼女作ったらどうだ?」


 浩太の言葉でようやく何を言いたいのか分かった総司。何の冗談だと思いつつ表情を見るが、浩太は真剣な表情そのものだった。


 転校してきてからいろいろな人に出会ったが、ふと出会った中でもある3人の表情が脳裏を横切る。

 年月が経ち昔より大人びた玲奈。見た目とは違い良い奴な衣里。1年上というだけで大人な雰囲気を出している稚奈。


「その表情、気になる人がいないってわけじゃないな?」

「読むな」

「いやー、分かる。お前の気持ち。俺もそんな時あったからな。でも分からないって気持ちもあるみたいだな」


 途中で声のトーンを変えた浩太。茶化しているわけではないことがうかがえた。






 話したいことは話せたと一方的に話を切ると浩太は帰った。


 それから玲奈を待つ間、総司は浩太が言っていた言葉を思い出す。夏休みの間どうしようかと。そんなことを考えていると声を掛けられた。浩太はすでに帰っておりいない。なんなら聞き覚えのある女子の物。


「ソウ君、暑い中お待たせ」

「いや気にしなくてもいい……が、蘇摩も一緒か」

「なんかその言い方、腹立つからやめろ。殴るぞ」


 玲奈と一緒にカバンを持ってやってきた衣里が笑顔で怖いことをいう。教科書が入っていない分中身はスカスカと言う予想はつく。だが殴られて痛いのは痛い。


 すまんすまんと謝った総司をジト目で見つつも許した衣里。そんなやりとりが面白かったのかとなりで玲奈が笑った。


「2人とも仲良しさんだね」

「「(おう)(違う)……え?」」

「ふふっ」


 タイミングは一緒であった総司と衣里だが返事は別。そんな様子が面白かったのか玲奈が笑った。


「なんでオレがこいつと仲良くしなきゃならないんだよ」

「まあまあ、細かいことは気にするな」

「お前が言うな!」


 総司と衣里の2人のやりとりをクスクス笑いつつもどこか羨ましそうに玲奈が見ていた。それが恥ずかしくて総司が歩き出す。


「まあともかく、帰ろうぜ」

「こいつ露骨に話そらせやがった。まあいいか。そうだな……玲奈はどこか寄りたいところがあるか?」


 衣里が尋ねるとまさか話が振られるとは思っていなかったようで、少し驚く玲奈。だがすぐに首をひねって考え始める。


「ん? うーん……お昼も近いしどこか食べに行く? 多分お姉ちゃんも友達と一緒にどこか行くと思うし。私は友達と遊ぶ約束があるのだけどまだまだ時間あるから一度帰るつもり」

「それじゃあどこか食べに行くか」


 そこに完全に偶然ではあったが、タイミングを計ったかのようにもう1人来た。


「あらみんなしてお話中かしら?」

「お姉ちゃん! これから帰り?」

「ええ。みんな部活動に向かって」


 ちょうど通りかかったらしい稚奈。本当に帰りらしく肩からカバンをかけている。ホームルームが終わってそこそこ立っているからかすでにほとんどの人は帰ったか部活に行っているかのどちらか。


「3人もこれから帰りかしら?」

「はい。帰るついでにこれからどこかに食べに行こうか話していたところです。もしよければご一緒にどうですか?」

「私は嬉しいのだけれど、蘇摩さんと玲奈はいいのかしら?」


 姉妹仲がいいため嫌がるとは思えない玲奈と、気にしなさそうな衣里。そのため一緒に食べに行って良くない理由はないが、心配だったらしく稚奈が尋ねた。


「もちろんお姉ちゃんも一緒に行こうよ」

「オレも一緒でいいですよ」


 もちろん総司の予想通り2人とも嫌な顔1つせず頷いた。


「それじゃあご一緒させてもらおうかしら」


 総司がそういうと、玲奈と衣里が頷いた。が、衣里がすぐに何か考え付いたようなそぶりを見せた。

 総司が視線だけで促すと、にやりと笑った。


「こんな美人3人と一緒に昼食食べられるんだから、もちろん間宮の奢りだよな?」

「「「え?」」」

「当たり前だよな?」


 身長差があると言うことで総司を見上げる衣里。にやにやと笑っており楽しんでいるのが丸わかりである。明らかに稚奈がやってくる前の仕返しだ。

 対する栗生姉妹は困ったような表情をしている。


「そ、そんなのソウ君に悪いよ。それに私そんなに美人じゃないよ」

「私も申し訳ないから――」

「いや、別にいいぞ?」

「「え?」」


 やはり身近に美人の姉がいるためか玲奈が過小評価する。

 だが総司がおごることを了承すると栗生姉妹が驚いた。衣里も衣里で表情は変えなかったものの、僅かに表情を崩しそうになっていたことを総司は見逃さなかった。


「普段から無駄遣いとかしないから、美人姉妹2人とお子ちゃま1人分ぐらい別に問題ないぞ?」


 年齢の割に衣里の身長は周りの女子とくらべると明らかに低い。

 言われた本人はどうやらそれを気にしていたらしく、満面の笑みを浮かべたまま総司に無言でローキックをかました。




「やっぱ人の金で食う飯は旨いな!」

「ソウ君、ごちそうさまでした」

「ごめんなさいね。本当に」


 学校から遠くもなく近くもない喫茶店で昼食をとったのち、帰路につく4人。

 衣里が言った通り総司の奢りとなった。衣里はともかく栗生姉妹は自分の分は自分で払うと言っていたが、総司がなんとか説得して4人分払った。ただ……


「やっぱちょっと高かったな。その分美味しくてよかったが」


 毎日通うとなると少し高く感じる値段設定であったが、その分料理は美味しく、4人は満足していた。


「じゃあまた今度来るか?」

「……機会があればな」

「その時は私とお姉ちゃんも来ていいかな? もちろん今度来た時は自分の分は払うから」

「ああ」


 そんな話をしつつ帰路につく。前を歩く3人の後姿を見ていた総司は足を止めた。夏休みに入るという節目だからなのかこれまでのことがふと脳裏に思い浮かぶ。


 転校前はあんなに友達ができるのだろうかと心配していた総司。だが気が付けばクラスにも馴染め、何より玲奈や衣里、そして稚奈と仲が良くなったと感じる。


 それでもまだ3人の知らない一面はたくさんあることぐらいわかっている。どんなものが好きでどんなものが嫌いか。どんな時に幸せやうれしさを感じ、どんな時に怒ったり泣いたりするのか。


 気が付けばもっと知りたい。そう思ってしまっていた総司。さすがに全員ともっと仲良くなんて都合がいいことぐらいわかっている。

 衣里と玲奈、そして稚奈の3人の姿を見て先ほど浩太が言った言葉を思い出す。


『お前も彼女作ったらどうだ?』


 もちろんそんなこと言われずとも総司自身が欲しいと思っているので作るつもり。それでもすぐには無理。まずは仲良く。誰と今よりもっと仲良くなれればいいなと思えるか。

 その場合、そのもっと仲良くなりたいと思える相手は――


「間宮! 急げ! 置いてくぞ!」

「ソウくん! 早く!」

「間宮くん!」

「あ、ああ!」


 衣里と玲奈、そして稚奈から名前を呼ばれた総司は考えるのを止め、少し先を歩く3人の方へと駆け足で近づいて行った。

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