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結びの橋

 付き合い始めてまだ四日。

「一口もらうよ、海斗(かいと)

「さっきもいったよな、こんなにとりやがって。明莉(あかり)にはもうあげるものか」

「またまたさっきもくれたくせに」

「それは明莉がこれで最後っていったからだ。次は騙されてなるものか」

「騙してなんかないし。もしかしてねだった姿にキュンときちゃった?」

「違うわ」

「全力で返されると凹むわー」

 土曜日の午後アイスクリームを取り合うカップルの姿があった。


 この2人、両片思いが長年続いていたが左にいる女子:明莉が告白したことによって、晴れて恋人になった。実のところ、海斗は学校では無口で通っておりルックスもあいまって人気なのだが、他校の幼馴染では知るよしもない。

 本当は「かっこいい人がいる」情報がその学校にも流れていたのだが、無口など知らないしそもそも海斗以外興味ない明莉にはどうでもいいと切り捨てられていた。



 買ったばかりのアイスを食べながら、今いる公園にある橋の近くまできていた。

「手つなご」

 ポニテールを揺らしながら時計のつけた手を突き出し、明莉が言う。笑顔が明るく焼けた肌にあう。

 海斗は目を若干そらしながら、

「なんでそんなことしなきゃいけないんだよ」と言うと

「ここのジンクス知らない?手をつなぎながら橋を渡りきると何があっても幸せになれるの。とにかく渡ろ」

 海斗はこの日を忘れられないと言う。知らぬ間に絡ませてた手によって、強引に引っ張られながら橋の真ん中まで来た瞬間、2人を光が包み混んだ。

 周りが紫と白の二色で包み込まれる。2人の下には魔法陣があった。2つの色の違う魔法陣が。海斗と明莉は気が動転して気付けていない。とにかく2人とも前の恋人の姿を見つめていた。

 どんどん光が狭まり、最終的には2人ともども消えて跡かたもなくなくなった。2人は最後まで手をつないでいた。


そんな2人のことを見ていない別のカップルが手をつないで渡りきりはしゃいでいた。

2人の奇妙な関係が始まりを告げる(ドヤァ

と書きたかったけど辞めて置いた

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