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無風の大地  作者: 中々ナナカ
序章
8/55

第7話「入国」

ベルが移動魔法を使ってから20分が経過した。俺とベルの下に大きな魔法陣を描いて、そしたらベルが魔法を唱えた。そしたら目の前、魔法陣の敷いてる場所に光が灯り、上に指した。そして光が繋がって、地点移動が行われた。先程の冒険者試練でゲリオンとやらが使っていた魔法の上のバージョンになるらしい。この魔法は術者が移動する地点を正確に(近くにあるものやその場所を詳しく)覚える必要があるそうだ。

「んー。到着ぅー」

「わ、すげぇー」

この魔法は結界が張られている地域にはいけないのだが、その近くにまでは行けたりもするのだ。ということで、ポライド国の北門前に到着した。

そんな中、ベルがテンションが上がってしまった。

「北門に…」

……おい、やめろよ。

「来たもん!!」



ポライド国の入国行列に並ぶと人が多くいた。魔物もいたが、その数は少なかった。

「はい。次!」

優しそうな豊満ボディの人間のお姉さんがいた。

「はい、えー、あおb…じゃなくて、ソウ=ブレスです。」

「後ろの方はお連れさんですか?」

「あ、はい。ベル?お前は?」

人間に擬態しているので、どうなるのかな。

「あ、聖霊のベルと言います。」

「精霊さんですか。なら大丈夫です。」

人間には、精霊ってめっちゃ信用されてるらしい。信仰の対象とする人もいるほどのものらしい。

「では、ソウ=ブレスさん、証明書の提示をない場合は無害と証明できる書類や国や組合から出した招待状の提示をお願いします。」

ということで、前貰った免許証とは少し違う手帳、生徒手帳っぽい冒険者証明書を出すことにした。

「はい。これですよね?」

「受け取りました。では、この証明書を認証します…認証しました。では、入国印を押します。ようこそ、ポライド国へ」

門の中へと、俺は入った。


…やばいな。凄い。流石人間様って感じだな。窓ガラスがあった。この国は凄いな。技術力が半端ない、街の地図を見ると武道場とか、武具が売ってあったり防具が売ってあって、ビルみたいな高い家もある。三階建てか?やっぱ凄いな、おう。

「久し振りに来たけど本当に凄いなぁ。人間の国は。あのね、強いんだよ。この国は武力も。でも、戦争なんか仕掛けなくて、自衛を基本的忠実にするんだって。」

「俺も元人間だけど、今は魔人になるんだよな。でも、俺の発想はまだ人間だなって思うよ。」

これは本当に思う。あ、ちなみに説明しとくと、亜人と魔人の違いっていうのは、だから動物(魔物)と人間が重なり合った種族なんだけど、亜人は人間に近い発想や思考能力、体力などを持っていて、魔人はそれが魔物に近いんだ、考え方が。悪魔族とかも魔人っていわれるものらしい。

「じゃあ、今日は探索にしよう。西方は私が、東方はソウがやってくれる?」

「了解っ。」

では、東方に行くことになった。この国は、日本でいうところの、香川県並に大きい国なので、めっちゃ大変な作業になる。一肌脱ぎますか!


……あれ?ちょっと待ってよ。探索ってこれぐらいのどうするんだよ。

「ちょ、ベル‼お前ならできるんだろうが俺にはこんなの無理だよ!探索だぁ?何すりゃいいのかわからねえよ!」

「あごめん…じゃあ時間かかるけど私がやるね。ソウは…んじゃ、この国見といたら?」

「そうだな。わかった。おまえはスキルで召喚すればいいのか?」

「ん、よろしく。じゃあ、午後六時頃に!」

「はーい」

基本的には前の世界と変わらないけれど、紀元0年あたりになにかがあったらしくて、発展が途上してる。実際には前の世界より未来らしい。なので?時刻とかは変わらずに。


――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

じゃあ、どこに行きますか。そうだ、武具・防具でも買うか。とりあえず、町のマップを探すか。んーと、あったあった。駆け寄ってみると、ここは日本か?え?文章日本語キタコレ。英語もあるんだったけ。いやー、読める読める。しかし、漢字が少ないな。まあいい。よし、では行くとするか。武具防具屋、ZERØONEに。


―――――――――――――――――――――――――――――――

えー、到着。すごいな、このフォント。的な?明朝体でもない異世界特有の文字って感じ。ZEROのОが、Ø←こんなかんじで、剣だね。かっこいい、よすぎる。

「お客さんすか?どうぞ、よってってくだせえ。一級品ですぜ。」

お、なんか某有名猫型ロボットが出てくる漫画のキザな奴。あれの大人版。嘘はないだろうなあ?店内、めっちゃ人いるしそれはないか。

「あ、すいません。なんか証明できるものありますですか?一応、学生とか研修中のやつとか、あと冒険者ランクE以下は、入れないっていうのがうちの決まりなんでして。」

「ほい。証明書。」

そう言って、渡した。

「ありがとうございます。認証を行いますんで… はい、出来ました。ソウ=ブレス冒険者無所属さん、どうぞ!」

さて、行くか。なんかめっちゃすごそうなのあるじゃん。ん?何々…窃盗をした場合、相当の処分を行います。国の警護団へ、通報を問答無用でしますので、ご容赦下さい。…わかっとるわ。大丈夫だよ。心配せずとも。えと、うわ、鎧だ…高!金貨五十だあ!?ふざけんな。んー、とりあえずここでは、魔鋼製のロングソード!!魔鋼はめっちゃいい鉱石だそう。使用者になじむ傾向あり。自分の思い通りに形を変えられたり付加効果をつけやすい。っぽい。あとその剣を入れる鞘と、弓用の矢を何個か。金貨二十枚。結構な出費だった。これで、冒険者っぽくなったな。じゃあ次は村に行ってみるか、馬車で。銀貨二十枚で。人はどういう感じなのだろうか。


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