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無風の大地  作者: 中々ナナカ
序章
3/55

第2話「バイ森林」

そして、ベルと人間の国へ旅へ出ることにしたが、残念な事に人間の国は、入国審査が厳しいらしい。まぁ、簡単な証明書提示すれば余裕で入れるそうなんだが。ということで、冒険者認定試験を受けて、その証明カードを使って、入国しよう!ということで、だから一つの国に行くことなった。その国は、人間と亜人の両種が混在する国。そこに行く事にした。

「で、ここはどこ?」

歩いているのに、分かんなかったので、聞いてみた。

「バランドール。バランドールという町だよ。トオル。冒険者認定試験しに行く国の2つ東の町だよ」

そう説明され、納得する。

「了解しましたっ。じゃあ、とりあえず出るかこの町を」

「西門から出るとバイ森林が近道。普通に行くなら、ウィンダス国につくよ。どうするトオル?」

「近道で」

俺は簡素に答えた。

__________________________________________


さて、バイ森林に到着した。

「あー、久しぶりだなあ」

ベルは何となく口にする。

「ふーん、そうなのか」

まぁ、何年ぶりかはしらんが、地球で俺と出会ってからら半年あったからな。

「なーんか、何もねぇな」

思っていたのと違う。中世的は設定はあるんだけど、この森も地球と同じだな。……変わらない。変わるのはスキルぐらいか。俺が憧れてた設定だよ。

「そうかな……?この世界、魔王とか勇者とかもいるって言わなかった?」

それはさっき聞いたな。

「まぁ、スマホは圏外だしこの国の人間、いや、亜人か。服は見た事無い感じだったけど」

だけどここまで何も無いぞ。異世界展開的なハーレム要素もチートも俺TUEEEEも全く無いぞ。ふざけんな、チート権能をくれよ。

「トオル。君が想像してた世界と殆ど同じだと思うよ。君が思ってた世界はこんなんじゃないの?」

ベルは心配そうにいう。

「……あぁ、こんなんだったら、地球でしたいことがあったよ」

チートが無いなら地球で過ごしたかったな……、これだと将来不安だな。

「でもね、言っておくけど、この世界に来る異世界からの来訪者なんて、私が精霊だから知ってたけど、1年で100人だよ?珍しいの、わかる?それはトオルの世界だけじゃなくて、色々な世界から来てるんだよ!たまたま私はトオルの世界に飛ばされ、トオルを一緒に連れてきたんだから!!」

まーた、難しい事言っちゃって。良くわかんねーけど、真奈と一緒の方が俺は嬉しいぞ。


「……ね、トオル!洞窟に寄らない?トオルの力を試すためにも」

何を言っているの?急いでいるんじゃ!?それは当然NOに決まって……

「いいよ」

は!?俺どうした!?言ってることと思ってることが違うぞ!?遂に頭が!?

「多分B+の冒険者が5人くらいいればクリアできるダンジョンだね。もしもの時は私が助けるよ。多分魔力も合わせてB+ぐらいの力はあると思うから安心して行ってきな!」

おぉ、そうか。もう俺諦めたよ。

「その前に魔法を練習させてくれないか?」

「えー。わかった、やってみて」

魔法が使えるようになったはずなのでまず試しに使う。どんな感じだろ?…そのまえに

「ベルー。魔法見せて?」

「わかったー。じゃああの木を壊すよっ」

と言い、ベルは魔法を展開する。

「破滅の力を我に授けろ。万尽宗刃(ウィルドディスト)__」

やばばばばば。あれれ。木がひとりでに倒れたぞ。さささ、さっきのが魔法?なんか剣が、風の剣が空を舞い降りてきた(?)!!

「この世界の空気的な感覚だよっ。この世界の殆どの元素が魔素だよ。吸えるし、吐ける。これが魔素。トオルも動力感知を切り替えて魔力感知にしたらどう?心の中で強く思う感覚だよっ。」

そんなことが出来るのか。よし。おりゃ。動力感知を使って…あ、あれかな?なんか見えるようになってきた。

(エクストラスキル:動力感知が、魔力感知へと切り替わりました。そして同時にエクストラスキル:魔素呼吸を獲得しました。)これで、魔素がみえるようになったあぁ!なんかやっぱすこし紫がかってるな。え、つか、魔素呼吸なにそれ?

「ベル。魔素呼吸って何?」

疑問はベルに聞いてくスタイルで、普通に聞いてみた。

「え、トオル。獲得したの?」

「なんか」

答えにならないようなセリフを出す。

「すごいじゃんトオル!」

ベルはめっちゃ喜んでる。その姿は結構可愛かった。

「魔力感知を獲得した時に魔力があるものは稀に魔素呼吸が手に入るの!まあ1000/1ぐらいな感じで。それを、君人間だろ?手にするなんて……あれ、トオルって……」

「え?俺がどうしたの?」

不安になってきたよ!?

「転生してきたのかな?てことは、私魔法失敗してる?だから、ユニークスキルとかも手に入れたのか」

「あ?どゆこと?」

意味不明すぎて、ベルに説明を求む。

「わかったよ。つまり、君は人間じゃない。魔人なんだよ。寿命も長いし良かったね!生まれた時にスキルを手にするのは、転生者の特権だから!召喚or転移者は?って言うと元々のやつと同じだから変わらんのよ。たまにある例外は抜くけれど。」

えぇ…人間の方が良かったわほんと。て・ん・せ・い・?つまり俺は魔人族。人間に似すぎた魔物らしい。いや、違うのか。待って?てことは、俺のステータスって?

(ステータス表示)

体りょk…


あ、もっと詳しく。

(ステータス表示)

種族 魔人種

個体名 無し

職業 無職

加護 元精霊女王の加護

体力 683

魔力 800

使用可能魔法 攻撃系 破壊 創造

ユニークスキル 破壊(粉砕lv.1狂戦士化lv.1) 解析(補填lv.1解析lv.1取得lv.1真骨頂lv.1) 友好(読心lv.1森羅万象lv.2)

エクストラスキル 魔力感知lv.1 魔素呼吸lv.1

固有スキル 人間味 火事場の馬鹿力lv.1

必殺技 無(開発可能)



……なんだと?俺はやっぱ転生者なのか?称号のとこにもあったし。精霊女王の加護は、ベルか。俺はもうどうしようもないな。それでは、ちょっと魔法練習するか。

「いくぞベル!見てろ!」

「頑張れぇ!でも魔法書ないと撃てなぁいけどぉ」

「は?」

「え?」

「くれ」

「え......魔法書を??」

「当たり前だ。っていうか何故いる?」

「魔法のための呪文詠唱だよ。習得にはそれが一番。」

「くれ」

もう一度いう。

「じゃあ渡しとくね。色々な奴」

と言って、ベルは魔法書を色々出した。

「ありがとう」

それを少しばかり読む。

魔素呼吸で魔素を吸って魔法を…


ベルからさっき貰った魔法書を見て…??

「えー、葉を靡かす風よ。永遠の時と我に力を与えよ。初風(ファーストウィンド)。」

石が動いたぁぁぁぁ!よっしゃぁぁぁぁ!しょっぼぉぉぉぉ!

(旋風系魔法を獲得しました)

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