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王女の従者  作者:
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第5話 姉ちゃん

 トリタニア王国で製紙産業を始めてひと月が立った。

 アレルはあれから休む暇もないくらい働いている。おかげで酒盛りもできないと嘆いていた。

 でも、そんなアレルも最近ようやく部下も腕を上げて何とか生産が間に合うようになってきたとこの間少しやつれたアレルが言っていた。

 それにようやくアレル自身も自信がついてきたのかこの間街まで出て行って製紙技術を街の工房に伝えることができたようだ。これでアレルの仕事も軽減できるとアレルたちの部下たちも喜んでいた。

 俺はというとその紙を手に入れて読み書きの勉強も気兼ねすることなくできるようになった。といってもアレルたちのことを考えると、丸めてごみ箱に、ってわけにはなかなかいかない。それに、この紙はメモとしても使えて俺はこれを束ねて手帳にしていつも持ちあるくことにした。おかげでソフィアのスケジュール管理が楽でしょうがない。なっていったって忘れていたなんてことがなくなったからだ。

 そんなこんなで、俺の異世界での生活も少しは便利となった。

 またしばらくたった。トリタニア王国の紙は品質も良く安いということで評判となり今では多くの人がこの紙を使っている。

 それでも、公式文書などではまだまだ羊皮紙が使われているのでこっちの産業には影響を与えなかったのは僥倖といえるだろう。

「それにしても、ここまで大きくなると思いもしませんでしたね」

「ああ、いかに羊皮紙だけじゃたりなかったということだな」

「ええ、これはユキ殿の功績でしょう」

「いや、俺は、覚えていることを教えただけだよ、この功績は実際にモノにしたアレルと、その指示をだしたソフィアのものだろ」

「いえ、私などは……」

「でも、国王にも褒められたんだろ」

「え、ええ、まぁ、そうですが」

「それでいいんだよ」

 ソフィアは少し納得がいかないような感じだった。

「まぁ、そういうことで、そろそろ時間だぞ」

「えっ、ああ、そうですね、もうこんな時間ですか」

 俺とソフィアは就寝前にこうして話をするのが日課となっていた。

 そして今日もまたいつも通りソフィアと製紙産業について話をして、俺が帰ろうとソフィアの私室から出ようとしたところだった。

「えっ、あ」

 ソフィアが妙な声を出した。

 俺は何事かと思い振り向いた。

 その直後俺が開けようとしていた扉が勢いよく開いた。

「姫様、どうなさいました」

「ユキ、お前、まさか」

「えっ、いや、ちょっとまて」

 入ってきた騎士にあらぬ疑いをかけられているとソフィアがようやく冷静を取り戻していた。

「すみません、驚かしてしまいましたね、実は、これを……」

 ソフィアはそういって指さした。

「なっ」

「こ、これは?」

 俺と騎士は同時驚愕した。

 なぜなら俺たちの目の前にはなんと白い靄が現れていたからだ。

 騎士たちはとっさにソフィアの前に立ち腰の剣を抜き放った。

「姫様、お下がりください」

 一呼吸遅れて俺はソフィアのそばに行きかばうように下がった。

「ゆ、ユキどの、まさか、あれは?」

 ソフィアがそういった瞬間ソフィアが何を言おうとしているのか俺にはすぐにわかった。

 なぜなら、その瞬間俺のスマホがメールを着信したからだ。

「ああ、間違いない、たぶん、例のあれだ」

 俺がそういうと騎士たちにも緊張が走った。

 そう、これはたぶん俺の世界つまり地球とこの世界をつなぐものだ。いままで見たことはあってもこんなに近くに出てことはない、だから何が出てくるかわからない。

 すると、白い靄の中から若そうな女性の声が聞こえてきたから、俺たちはさらに緊張した。

「あれ、なんだろ、これ」

 俺はその声を聴いてなんだか懐かしいようなそんな気がした。

 すると白い靄の中心が晴れてきて、何やら別のものが見え始めた。向こうも、そうだったらしくそんな反応をしていた。

「あっ、なんか、中心が、あれ、でも、なに」

 向こうもかなり戸惑っているようだった。

 そんな声を聴いて俺はさらに妙な気分となった。

 すると靄はさらに晴れて中心がよく見えるようになってきた。

 そして、その中央に一人の女性の顔が見え始めた。

「……!!!」

「……!!!!」

 覗き込んでいた俺と向こうから覗き込んだ女性の目があった。

「えっ、えっ、ゆ、ゆ、ゆ、ユキ~!!!!!」

「ね、ね、姉ちゃん!!」

 そう、向こうに現れたのは俺の姉ちゃんだった。向こうも靄の向こうから俺が現れるとは思わなかったようでかなり驚いていた。

 めったなことでは驚かない貴重な姉ちゃんの姿だった。

「ど、どうなってるの、なんで、ユキが、えっ」

「い、いや、姉ちゃん落ち着いて」

「えっ、ああ、そ、そうね、落ち着きましょう」

 さすがの姉ちゃんもようやく冷静になれたようだった。

「それで、どうなっているの、これ」

「メール読んでいるだろ、たぶんこれがそっちとこの世界をつなぐ白い靄だよ」

「そ、そう、これが、そうなんだ」

 姉ちゃんは一瞬怖い顔をしていた。

「ね、姉ちゃん」

「えっ、ううん、なんでもないわよ」

「そ、そう、まぁ、いいや、それでこれ、どうすれば」

 本来なら今すぐにでもこの中を通って日本に帰るところだけど、それには無理があった、なぜなら、その靄は小さかった。大きさにして、大体二十から三十センチくらいで人間が通るには無理があった。

「こ、これ広がらないかな」

 姉ちゃんは無理やり広げようとしていたが、それはできなかった。

「ね、姉ちゃん、それ無理だよって、ああ」

 そうこうしているうちに靄が晴れてき始めてしまった。つまり、再び日本とのつながりが閉じてしまうということだった。

「あっ、そうだ」

 姉ちゃんが何かを思いついたと思ったら突然姉ちゃんが何かを靄の中に突き入れてきた。

「うぉ、な、なんだよ、姉ちゃん」

 その突き入れたものは覗き込んでいた俺の目の前まで伸びてきた。そう、これは塩ビ管だった。

「これで、どう」

 姉ちゃんがそういった瞬間なんと靄の晴れが収まり穴もそのままの状態となった。なんて言う力技だよ。ていうか姉ちゃん、なんで塩ビ管なんて持っているんだ。

 そう思ったがそれ以上何も考えないようにした。それは、昔からそうだったからだ、姉ちゃんは何かあると突然ありえないものを取り出してきた。

 以前に聞いたら、「これはお姉ちゃんのたしなみだよ」ってわけのわからない答えが返ってきたからだ。

「あ、相変わらずだな、姉ちゃん」

 俺があそう安堵しているとそれまで黙っていたソフィアが俺に尋ねてきた。

「あ、あの、ユキ殿、これはいったい」

「えっ、ああ、えっと、まぁ、まずは紹介するよ」

 俺はそういって頭をかきながら靄の前にソフィアを導いた。

「ソフィア、あそこにいるのが俺の姉ちゃんなんだ。それで、姉ちゃん、この人がメールにも書いた、ソフィア、俺がこっちに来てから世話になっている人だよ、これでもこの国の姫様なんだ」

 俺がそう紹介すると二人はお互いを見つめた後、まずは姉ちゃんから自己紹介をした。

「そう、あなたが、こんばんは、私は、そこの幸仁の姉で松堂沙織、よろしくね。ああ、いえ、よろしくお願いします」

 姉ちゃんはソフィアが姫様だと思い出して突然敬語に直した。

「い、いえ、こちらこそ、私はトリタニア王国第二王女、ソフィア・ドゥ・トリタニアと申します。以後お見知りおきをお願いいたします」

「ご丁寧に、弟がお世話になっているそうで、ありがとうございます」

「そんな、こちらこそ、ユキ殿には大変お世話になっております」

「そうですか、それならよかったです」

 なんだか敬語を話す姉ちゃんは少し新鮮だった。普段はあまり使わないからな姉ちゃん。

 俺がそんなことを考えているとお互いの自己紹介が終わったらしかった。

「ユキ、そういえば紙を作るってメールからあとなかったけど、どうだったの」

 そういえば紙の制作実験をする前にメールを送ってからつながらなかったからな。

「ああ、実はさ、うまくいったんだ、でも俺が作ったのは製品にもならないものだったんだけど、アレルがそのあと研究して売れる紙を最近ようやく作ったんだ。っで、これがその紙」

 俺は自分のメモ帳にしている紙を一枚、塩ビ管を通して姉ちゃんに手渡した。

「……へぇ、よくできているわね」

「だろ、アレルも自信作だって言っていたからな」

「そう、そのアレルって人にも会いたいわね」

 姉ちゃんはそんなことを言ってくれた。

「ああ、それなんだけど、無理だよ」

「あら、どうして」

 姉ちゃんはちょっと怪訝な顔をした。

「それはさ、っていうかそっちって、そこどこなんだ」

 俺はふと気になった。なんで姉ちゃんが現れたのかが謎だったからだ。

「ああ、ここ、ここは、私の部屋よ」

「へっ、姉ちゃんの、ってことは、そこうち」

「そうよ」

「なんだ、そうだったのか、ああ、そうそう、アレルに会えない理由だったよね。それはね、こっち側のここはソフィアの私室だからだよ」

「私室?」

「そう、仮にも王女の私室だからね。アレルは平民だからそもそもこの部屋に入ること自体ありえないんだ」

「でも、ユキは入っているじゃないの」

 姉ちゃんがもっともなことを言った。

「ああ、そりゃあ、俺はソフィアの従者だからだよ。従者は基本的に主の部屋には自由に出入りできるらしい、まぁ、そこらへんはソフィアにでも聞いてくれ」

「そう、まぁ、いいわ、それで、どうするの、これから」

「ああ、そうなんだよな、ここが通れない以上、ほかの靄を探すしかないし、だからとって、そうそう見つからないし、俺もわからない」

「そう、まぁ、こっちでもその靄を探してみるけど、たぶん見つからないと思う」

「どうしてですか」

 ソフィアが不思議そうに言った。確かにこの世界でもたまにしか見ないからだ。

「ああ、それはさ、向こうでこんな靄があちこちに発生したらすぐに見つかって調査されて、たぶんこっちに大量に俺の世界の人間がやってきていると思う」

「確かに、そうだろうね」

 姉ちゃんも俺の同意していた。

「そ、そうなのですか?」

「ああ、まあね、俺の世界の連中はこういうことにどん欲だから」

「それはすごいですね」

「そうですね、王女様にはそう感じるでしょうね」

 姉ちゃんはソフィアの感心した言葉にそう反応した。

「あっ、そうだ、姉ちゃん」

「なに」

「コピー用紙か半紙とかない」

「どうするの?」

「アレルに見せて、見本にしてやろうかと思って」

「そう、そういえばユキ、製紙技術もうろ覚えだったんでしょ」

「まぁね、だからこそ、見本があればもっといい紙を作れると思うんだ」

「そうね、確かに、だったら明日の朝まで待ってなさい」

「なんで」

 俺はどうしてかわからなかった。

「せっかくだから紙の制作方法をまとめておいてあげるわよ」

「ほんとに、サンキュ、姉ちゃん」

 俺は心底うれしくなって姉ちゃんにお礼を言った。

 それを見た姉ちゃんは久しぶりに笑顔を見せてくれた。

「ふふ、任せて」

 そこで俺はふと疑問を覚えた。

「そういえばさ、姉ちゃん、それにソフィア」

「なに?」

「はい、なんでしょうか?」

「えっとさ、さっきから思っていたけど姉ちゃんとソフィアって会話が成り立ってるよね」

「ええ」

「何言っているの」

 姉ちゃんはさも当然と言わんばかりに俺が変なことを言っているように思ったようだ。

「姉ちゃん、ソフィアがしゃべっているとき口元を見てみてよ、そうすれば俺が何が言いたいかわかるから」

「王女様の?」

 そういわれて姉ちゃんはソフィアの口元をじっと見つめた。

「えっ、な、なんでしょうか」

 突然見つめられてソフィアは少し顔を赤らめていた。

「気が付いた?」

「……どういうこと」

 どうやら姉ちゃんは気が付いたらしい、さすが姉ちゃんだ。

「俺もなぜかはわからないんだけど、どうやら言葉の壁がないらしい、といってもこれが働くのは今のところ俺と姉ちゃんだけなんだ。最初この靄を通ったから俺にそんな機能が付いたのかと思ったけど、通っていない姉ちゃんまでそうなら、ますますわからなくなったよ」

「そうね、確かに言われてみれば、隣の国ですら別の言葉を使っているのに、別の世界が同じ言葉なんてありえないものね」

「ああ、だから、聞いたんだ」

「そう、不思議なこともあるものね。まぁ、便利なんだしいいんじゃない」

 姉ちゃんは楽観的に言った。

「ま、まぁ、確かにそうだけど」

「そんなことより、そっちは今何時なの」

「こっち、今、夜だよ、俺の携帯の時間がくるってなければ、たぶん同じくらいだと思うよ」

「そうなの」

「ああ、こっちの時計と俺の携帯で確認してるから間違いないよ」

「それじゃ、今、十時ぐらい」

「あ、そうそう」

「そう、だったら、いつまでも王女様の部屋にいないように、しなさい」

「ん、ああ、そういえば、そうだな、大体この靄が出始めたときちょうど出ようと思っていた時間だからね」

「そうなの」

「そう、それじゃ、俺部屋に戻るわ」

「うん、お休み」

「ああ、お休み」

 こうして俺は久しぶりに姉ちゃんにお休みの挨拶をしてソフィアの私室を出て行った。


 次の日、俺が朝ソフィアの私室に行くと、ちゃんと姉ちゃんの部屋とつながったままで安心した。

 ソフィアを起こすと姉ちゃんの部屋のほうから声がした。

「ユキ、起きる時間?」

「ああ、いつもこの時間にソフィアを起こしに来ているんだ」

 俺は塩ビ管を見ながらまだちゃんとつながっているのを見てほっと胸をなでおろしながら答えた。

「そう、ユキはちゃんと起きられるようになったのね」

「まぁ、仕事だしな」

「ふふっ、そう、ちゃんとやっているみたいね」

「はい、ユキ殿には助けられています」

「ふふっ、ありがとう、ソフィア」

「いえ、サオリ様、こちらこそ」

 俺はふと姉ちゃんとソフィアがお互いを名前で呼び合っているのを聞いて思った。

「ん、なんか、いつの間にか仲良くなってないか?」

「ええ、昨晩あれからサオリ様とお話をさせていただきましたから」

「そうそう、といっても遅かったからそんなに話せてなかったからまた今夜ってことになったんだけどね」

「ええ、楽しみです」

 俺はなんだか少し不安になった。

「もしかして、姉ちゃん、俺の昔話とかしているんじゃないだろうな」

「ふふっ、それは、秘密ですよ、ユキ殿」

「そうそう、お姉ちゃんを心配させてばかりのユキには秘密よ」

「い、いや、俺だって別に姉ちゃんを心配させたいわけじゃないんだけど、まぁ、いいか、二人仲がいいのは俺としては願ってもないことだからな」

「ああ、そうそう、ユキ、これ」

 そういって姉ちゃんは塩ビ管に何かを差し込んできた。

 俺はそれを受け取った。俺が受け取ったものは紙束だった。

「何とかまとめておいたから、参考にしなさい、それと、昨日の夜、ソフィアと話をして知ったけど、そっちの世界には印刷技術がないでしょ」

「ん、ああ、そういえばそうだな」

「そっちで紙の生産が進んでいる中やっぱり印刷技術もあったほうがいいでしょ」

「ええ、そのような技術があるのでしたら合わせることができ、我が国の国庫も潤いますが」

 ソフィアも昨日姉ちゃんと印刷について聞いていたようだった。

「といっても、現在の技術だと進みすぎているから、活版印刷にしておいたわ、まぁ、それならその世界でも違和感なくできると思う」

「ほんとに、助かるよ、それじゃ、早速アレルに伝えないとな、っていうかこれ伝えたらアレルのやつ休む暇もなくなるよな」

 俺がそうつぶやくとソフィアが言った。

「それは大変ですね、ならアレル殿にはしかるべく地位についていただくというのはいかがでしょう、そうなれば、配下も増え負担も軽くできると思います」

「うーん、確かにそうかもしれないけど、でも、ソフィアって工房の人事には手を付けられないんじゃ」

「はい、確かにそうです。ですので、アレル殿には私の直下に入っていただきます」

「直下?」

 俺も姉ちゃんも首を傾げた。

「はい、これからはサオリ様を通じて、様々な技術が入るかと思います。それらを開発研究する工房を作ろうと考えていまして、アレル殿にはそこで工房長を務めていただきたいと考えています」

 俺は絶句した。

「い、いやいや、ソフィア、アレルはまだ見習い職人だぞ、いくら何でも出世しすぎだ。ほかの職人が黙ってないだろ」

「う、うん、私もそう思うわよ。ソフィア」

 姉ちゃんも俺と同じ意見だった。

「そうですね。ですが、アレル殿は今回、製紙技術を熱心に研究し見事成功しています。この成果により、我が国の貴重な産業が生まれています。これは多大なる貢献です。ですから、この抜擢は、正当なものであると思いますよ」

 ソフィアはそういってのけた。俺も姉ちゃんもそれについては何も言えなかった。何しろ、どう考えてもこれは国のお偉いさんが考えることだったからだ。

「そっか、まぁ、そういうことなら俺に止める権限はないしな、アレルのやつの喜ぶんじゃないか」

「そ、そうね、ソフィアの国のことですから、私は、今後、協力はするわよ、なんでも言ってちょうだいね」

「はい、ありがとうございます」

 こうして、ソフィアの提案によりアレルを新たに作る工房の工房長に仕立て上げることとなった。

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