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微睡む、


  微睡む。







    微睡みながら、



落ちて


 いく。









深い、


 深い、





  奈落の底へと








 堕ちていく…。






























それは、ある夜のこと。


綺麗な月夜の物語。




ああ、俺はまた此処に来てしまった。




果てぬ暗雲。


永久の海原。


終わらない月夜。




そう、此処は、『最果ての地』―――











「綺麗な月夜だね。」


誰かが言った。



「空も海も際限なく続いているかのように途方もなく、広大で…


まるで僕らの些細な生命(いのち)なんて束の間の徒労のように思えてくるのに。


それでもあの月は、僕らの虚無や絶望を包み込み、僕らを明るく照らし続けてくれる。


―――例えそれが幻想でも、ね。」








女とも男ともつかぬ、妖しい、声。


俺はこの声を知っている。




「今度はいつまでここにいるつもり?」




いつ、まで…?


俺はいつまでこんなところに居るつもりなんだろう。



こんな、哀しいだけの世界に。







俺の悲愴な面持ちを見て、苦笑しながら声は言う。



「この世界も、君が言う程悪くはないと思うけどね。」




違う、俺は…此処に居たくない。







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